壮大な戦国絵巻の幕開け!アクション要素が強化された最新作『決戦III』発表
コーエーは本日8月26日、都内某所で新作PS2用ソフト『決戦III』の発表会を開催した。
本日発表された『決戦III』のテーマは「乱世を、打ち砕く」。『決戦』シリーズの特徴である集団同士の戦いを演出する「群れ制御エンジン」が大きく進化し、攻撃や防御などをプレイヤーが直接操作するアクション要素の追加により、臨場感あふれる合戦を体験できる。
また、自分好みの最強軍団を作り上げる育成要素も加えられており、合戦後に得られる報奨金で鎧や兜などを購入し、ビジュアルの変化を楽しむことも可能。登場する武将の数や、合戦場の種類も前作の2倍以上のボリュームが用意されているという。
さらに、主人公“織田信長”を中心とした、重厚なストーリーが展開。大河ドラマの楽曲なども担当している作曲家の小六禮次郎氏によるBGMや、130分以上にもおよぶムービーが、壮大な戦国絵巻を演出するとのことだ。
コーエーのシブサワ・コウ氏によれば、ユーザーからの「もっと直接的に合戦に参加したい」という要望を採用し、『決戦III』ではアクション要素を新たに加えたという。また、「『決戦』シリーズは、私にとって思い入れの強いシリーズ。『決戦III』では、アクション・ストラテジーという新しいタイプのゲームとして、新境地を開拓したい」と、本作への意気込みを語った。
壇上では、ディレクターを務める藤重和博氏の解説を交えたデモプレイも行われた。デモプレイでは、セミの声まで再現したというリアルな合戦場の雰囲気や、部隊の必殺技とも言える「兵種特技」が確認できた。さらに、複数の武将が登場する合戦場面では、味方の武将を切り替えて敵部隊を挟撃するなど、自由度の高い戦略性も楽しめるという。
また、発表会にはSCE代表取締役 社長兼グループCEOの久夛良木健氏も出席。久夛良木氏は、「思い起こせば、第1作目の『決戦』はPS2と同時に発売されましたが、その時の衝撃は忘れられません。私たちが新しいハードを発表すると、期待している以上のソフトウェアを提供してくれるシブサワ・コウさんに、全世界のユーザーを代表してありがとうと言いたいです」と『決戦III』への期待をコメントした。
アクション要素や育成要素などが追加され、これまでの『決戦』シリーズ以上に合戦場の臨場感が再現された『決戦III』。発売は今冬を予定しているとのことなので、シリーズのファンは、続報を期待して待っていよう!
“織田信長”が生きた戦乱の時代を舞台にした『決戦III』。史実に新解釈を加えた、壮大なストーリーが展開する。
発表会では『決戦III』のデモプレイも行われた。派手なエフェクトとともに発動する武将の特技は、攻撃、防御、補助など多くの種類が用意されている。
登壇したシブサワ・コウ氏は「『決戦III』を、より多くのユーザーが満足するような作品にしたい」とコメント。
本日の発表会では、コーエー会長の襟川恵子氏、シブサワ・コウ氏の他にも、作曲家の小六禮次郎氏、代表取締役社長の小松清志氏らが登壇した(写真左から藤重氏、襟川氏、シブサワ・コウ氏、小六氏、小松氏)。
壇上では和太鼓の演奏も行われ、来場者の注目を集めていた。
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データ
▼『決戦III』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:今冬
■価格:7,140円(税込)
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