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2004年8月30日(月)

グランドファイナルへの切符は誰の手に!?「WCG2004日本予選」決勝大会開催

 昨日8月29日、都内デジタルハリウッド大学にて「ワールド・サイバー・ゲームズ(以下、WCG)2004日本予選」の決勝大会が開催された。

 「WCG2004」は、世界62カ国のプレイヤーがゲームの腕を競い合う世界規模のイベント。昨日の日本予選決勝大会では、PC用ソフト『アンリアルトーナメント2004(以下、UT2004)』と『カウンターストライク:コンディションゼロ(以下、CS:CZ)』の2つの種目の日本代表を決める試合が行われた。

 『UT2004』の決勝大会は、7月24日のオンライン予選を勝ち抜いたhanbei選手、voxxx選手、fumi0選手、_nail選手によるトーナメント形式で進められた。ルールは、15分間の試合時間内に相手をより多く倒した方が勝利するというもの。
 トーナメントを勝ち進み、優勝決定戦に駒を進めたのはhanbei選手とvoxxx選手の2人。決勝戦では、hanbei選手が正確な射撃を駆使しリードを広げるものの、voxxx選手が得意の接近戦で徐々に差を詰めていく。最後は、追い上げられながらも終始冷静なプレイを見せたhanbei選手が逃げ切り、見事優勝の座に輝いた。

 続いて行われた『CS:CZ』の決勝大会は、チーム「Four Dimension 」と「Another」の一騎打ち。すでに先日、オンライン予選でも両チームの試合が行われており、「Four Dimension 」が勝利していた。
 試合は、それぞれのチームが攻撃側と守備側に分けられて行われる。攻撃側のチームは、2分30秒の試合時間内に、爆弾を設置し爆発させるか守備側のチームを全滅させれば勝利となり、守備側はそれを阻止することが目的。前半12ラウンドが行われた後、攻守を入れ替えて後半12ラウンドが行われ、計24ラウンドの勝ち星を競う。
 はじめに攻撃側になった「Four Dimension 」は、巧みなチームワークやenza選手の精密射撃などを武器に、前半戦を9対3とリードで折り返す。後半戦、巻き返しを図りたい「Another」は3連続ポイントなどで意地を見せたが、結果は最終ラウンドを待たずに13対6で「Four Dimension 」が勝利を収めた。

 大会の最後に行われた表彰式では、それぞれの競技の参加者に優勝賞金が進呈された。また、『UT2004』は優勝のhanbei選手、準優勝のvoxxx選手、3位決定戦を制したfumi0選手の3選手が、『CS:CZ』は「Four Dimension 」が日本代表に決定。10月に米サンフランシスコで開催されるグランドファイナルへの切符を手にした選手たちは、「去年の雪辱を晴らす(hanbei選手)」、「今度こそ良い結果を残せるように頑張る(Four Dimension)」と意気込みを語ってくれた。

 国内トッププレイヤーたちによって、数々の熱い戦いが繰り広げられた「WCG2004日本予選」。世界の強豪プレイヤーに挑む、彼らの今後の活躍にも期待しよう!

会場には巨大スクリーンが設置され、多くのPCゲームファンが試合の行方を見守っていた。



『UT2004』のトーナメントを無敗で制覇したhanbei選手。決勝戦ではvoxxx選手の追い上げにヒヤリとする場面もあったが、正確な射撃を武器に見事勝利を収めた。



『CS:CZ』の日本代表チームは「Four Dimension 」に決定。個々の能力を利用したさまざまな連携で「Another」に完勝。


データ

■「ワールド・サイバー・ゲームズ(WCG)2004グランドファイナル」
【開催場所】米サンフランシスコ ビルグラハム市民ホール
【開催期間】2004年10月6日~10日

■関連サイト
「ワールド・サイバー・ゲームズ(WCG)2004日本予選」公式サイト
テクノブラッド