2004年9月10日（金）
巨大な敵と戦う『ワンダと巨像』、“雅”を追求した『GENJI』の気になる内容は!?
SCEは本日9月10日、都内にて2005年に発売を予定しているPS2用新作ソフトの発表会を開催した。以下に、今回発表された『ワンダと巨像』と『GENJI』2タイトルの内容を紹介していく。
『ワンダと巨像』は、2001年に発売されたPS2用ソフト『ICO』と同じスタッフが開発を手がけるアクションゲーム。プレイヤーは、主人公の“ワンダ”となり、魂を失った少女を救うために“古えの地”と呼ばれる禁断の地域で“巨像”と壮絶な戦いを繰り広げる。
このゲームの最大の特徴は、主人公の「しがみつく」というアクション。このアクションは、“巨像”の弱点を攻撃するために体にしがみつき、よじ登っていくときに使用する。“巨像”は、人の姿をしたものから、鳥のような姿で空を飛ぶもの、水の中を自由に泳ぎまわるものなど、さまざまなタイプが存在し、弱点の場所もそれぞれ異なる。これは、“巨大な敵と戦う”という独特な戦闘を表現するために考え出されたとのことだ。
発表会では、『ワンダと巨像』の開発スタッフであるSCE 第1制作部プロデューサーの海道賢仁氏とSCE 第1制作部ディレクター/ゲームデザイナー/アートディレクターの上田文人氏が登場した。両氏によると、この作品は『ICO』の制作終了と同時に構想が練られていたが、同作が完成されたストーリーで続編としての制作が難しかったため、完全新作として開発がスタートしたという。『ICO』同様、プレイヤーがモニターの中に存在するような感覚を大事にしつつ、活劇要素を増やしているとのことだ。また、「前作の『ICO』とは変わっていますが、ゲーム制作の根本の部分は変わっていません。ファンの皆さん期待して待っていてください（海道氏）」、「完成間近となっていますが、まだまだスケールアップしていきたいと思います（上田氏）」と両氏はコメントした。
一方、『GENJI』は、ゲームクリエイターの岡本吉起氏が率いる開発会社ゲーム・リパブリックが制作する和風アクション・アドベンチャーゲーム。平安時代の日本を舞台に、“源義経”と“武蔵坊弁慶”が宿敵の平氏と戦っていく。“義経”では、2刀流による舞うような連続攻撃により華麗な殺陣を楽しめる他、高いジャンプが可能で広い行動範囲を持っている。“弁慶”は、巨大な棍棒を振り回す豪快な一撃で敵と戦い、ステージ中に存在する物を壊すことができる。それぞれ異なる特徴を持っているため、ステージの攻略方法も使用するキャラクターによって変化する。キャラクターの動きは、すべてモーションキャプチャーによって再現されており、和風アクションの醍醐味ともいえる殺陣の魅力を十分に味わうことが可能だ。
グラフィックおよびキャラクターデザインは、人気イラストレーターの雨宮慶太氏が担当。風景や色彩の美しさにこだわった、平安時代の“雅（みやび）”な雰囲気を表現する作品となっている。
『GENJI』の開発スタッフは、ゲーム・リパブリックの代表取締役 エグゼクティブディレクターの岡本氏をはじめ、同社名古屋スタジオ ディレクターの醤野貴至氏、美術監修・キャラクターデザインを手がけた雨宮氏、殺陣・モーション監修を担当した東映剣会所属殺陣師の清家光彦氏、そしてSCE第1制作部 エグゼクティブプロデューサーのビル・リッチ氏が出席。岡本氏は「『GENJI』は、ゲーム・リパブリック開発第1作目となるタイトルです。僕のわがままに付き合って、ついてきてくれたスタッフの皆さんには本当に感謝しています」と語った。
今回発表された『ワンダと巨像』と『GENJI』の2タイトルは、9月24日～26日（24日はビジネスデイ）に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2004（以下、TGS2004）」に出展される予定。『GENJI』はプレイアブル出展となる。
『ワンダと巨像』は、人気アドベンチャーゲーム『ICO』と手がけた開発チームによる約3年ぶりの新作タイトル。主人公の“ワンダ”は、唯一の仲間である馬とともに“巨像”に戦いを挑む。魂を失った1人の少女を救うために……。
『ICO』とは一転して、“巨大な敵と戦う”という独創的な作品を開発している海道氏（写真左）と上田氏（写真右）。
平安時代の“雅”を追求したアクションアドベンチャーゲーム『GENJI』。岡本氏が新たに立ち上げた開発会社ゲーム・リパブリックの第1弾タイトルだ。
発表会に着流し姿で登場した『GENJI』の開発スタッフ陣（写真左から、ビル氏、岡本氏、醤野氏、雨宮氏、清家氏）。
発表会では、『ワンダと巨像』の作曲を担当した音楽家の大谷幸氏による楽曲の演奏も行われた。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
■メーカー：SCE
■対応機種：PS2
■ジャンル：ACT
■発売日：2005年
■価格：未定
▼『GENJI』
■メーカー：SCE
■対応機種：PS2
■ジャンル：A・AVG
■発売日：2005年
■価格：未定
『ワンダと巨像』は、2001年に発売されたPS2用ソフト『ICO』と同じスタッフが開発を手がけるアクションゲーム。プレイヤーは、主人公の“ワンダ”となり、魂を失った少女を救うために“古えの地”と呼ばれる禁断の地域で“巨像”と壮絶な戦いを繰り広げる。
このゲームの最大の特徴は、主人公の「しがみつく」というアクション。このアクションは、“巨像”の弱点を攻撃するために体にしがみつき、よじ登っていくときに使用する。“巨像”は、人の姿をしたものから、鳥のような姿で空を飛ぶもの、水の中を自由に泳ぎまわるものなど、さまざまなタイプが存在し、弱点の場所もそれぞれ異なる。これは、“巨大な敵と戦う”という独特な戦闘を表現するために考え出されたとのことだ。
発表会では、『ワンダと巨像』の開発スタッフであるSCE 第1制作部プロデューサーの海道賢仁氏とSCE 第1制作部ディレクター/ゲームデザイナー/アートディレクターの上田文人氏が登場した。両氏によると、この作品は『ICO』の制作終了と同時に構想が練られていたが、同作が完成されたストーリーで続編としての制作が難しかったため、完全新作として開発がスタートしたという。『ICO』同様、プレイヤーがモニターの中に存在するような感覚を大事にしつつ、活劇要素を増やしているとのことだ。また、「前作の『ICO』とは変わっていますが、ゲーム制作の根本の部分は変わっていません。ファンの皆さん期待して待っていてください（海道氏）」、「完成間近となっていますが、まだまだスケールアップしていきたいと思います（上田氏）」と両氏はコメントした。
一方、『GENJI』は、ゲームクリエイターの岡本吉起氏が率いる開発会社ゲーム・リパブリックが制作する和風アクション・アドベンチャーゲーム。平安時代の日本を舞台に、“源義経”と“武蔵坊弁慶”が宿敵の平氏と戦っていく。“義経”では、2刀流による舞うような連続攻撃により華麗な殺陣を楽しめる他、高いジャンプが可能で広い行動範囲を持っている。“弁慶”は、巨大な棍棒を振り回す豪快な一撃で敵と戦い、ステージ中に存在する物を壊すことができる。それぞれ異なる特徴を持っているため、ステージの攻略方法も使用するキャラクターによって変化する。キャラクターの動きは、すべてモーションキャプチャーによって再現されており、和風アクションの醍醐味ともいえる殺陣の魅力を十分に味わうことが可能だ。
グラフィックおよびキャラクターデザインは、人気イラストレーターの雨宮慶太氏が担当。風景や色彩の美しさにこだわった、平安時代の“雅（みやび）”な雰囲気を表現する作品となっている。
『GENJI』の開発スタッフは、ゲーム・リパブリックの代表取締役 エグゼクティブディレクターの岡本氏をはじめ、同社名古屋スタジオ ディレクターの醤野貴至氏、美術監修・キャラクターデザインを手がけた雨宮氏、殺陣・モーション監修を担当した東映剣会所属殺陣師の清家光彦氏、そしてSCE第1制作部 エグゼクティブプロデューサーのビル・リッチ氏が出席。岡本氏は「『GENJI』は、ゲーム・リパブリック開発第1作目となるタイトルです。僕のわがままに付き合って、ついてきてくれたスタッフの皆さんには本当に感謝しています」と語った。
今回発表された『ワンダと巨像』と『GENJI』の2タイトルは、9月24日～26日（24日はビジネスデイ）に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2004（以下、TGS2004）」に出展される予定。『GENJI』はプレイアブル出展となる。
『ワンダと巨像』は、人気アドベンチャーゲーム『ICO』と手がけた開発チームによる約3年ぶりの新作タイトル。主人公の“ワンダ”は、唯一の仲間である馬とともに“巨像”に戦いを挑む。魂を失った1人の少女を救うために……。
『ICO』とは一転して、“巨大な敵と戦う”という独創的な作品を開発している海道氏（写真左）と上田氏（写真右）。
平安時代の“雅”を追求したアクションアドベンチャーゲーム『GENJI』。岡本氏が新たに立ち上げた開発会社ゲーム・リパブリックの第1弾タイトルだ。
発表会に着流し姿で登場した『GENJI』の開発スタッフ陣（写真左から、ビル氏、岡本氏、醤野氏、雨宮氏、清家氏）。
発表会では、『ワンダと巨像』の作曲を担当した音楽家の大谷幸氏による楽曲の演奏も行われた。
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
データ
▼『ワンダと巨像』■メーカー：SCE
■対応機種：PS2
■ジャンル：ACT
■発売日：2005年
■価格：未定
▼『GENJI』
■メーカー：SCE
■対応機種：PS2
■ジャンル：A・AVG
■発売日：2005年
■価格：未定
■関連サイト
・『ワンダと巨像』公式サイト
・『GENJI』公式サイト
・SCEJソフト情報ページ
・SCE