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2005年11月21日(月)

ジュニア部門は兄弟で決勝戦!接戦が繰り広げられた『ロックマンエグゼ5』全国決勝

 先日11月20日、GBA用ソフト『ロックマン エグゼ5 チーム オブ ブルース/チーム オブ カーネル』の公式全国大会「King of Netbattler Championship」の決勝大会が「竹芝NEW PIER HALL」(東京・浜松町)で開催された。

 大会はジュニアクラス、シニアクラス、マスターズクラスの3部門でそれぞれの優勝者を決定。この日は当日最終予選、ステージイベントなども実施され、半日がかりの長丁場となったが、会場では『ロックマン』イベントツアーでおなじみの“ソウルバトラータケシ”との対戦会や、連勝に挑戦する勝ち抜きバトル、「クロスオーバーバトル2」体験会などが終始行われ、『ロックマン エグゼ』のファンは時間を忘れて対戦を楽しんでいた。

 決勝トーナメントは、各部門とも最大16人同時進行で行い決勝進出者を選出。決勝戦は、ステージの巨大スクリーンに対戦画面を映し、実況を“ソウルバトラータケシ”、解説を開発スタッフの“江口名人”らが務め、白熱のバトルが繰り広げたれた。
 決勝戦に駒を進めたのは、ジュニアクラスが山口真人選手と山口憧一郎選手、マスターズクラスが新井成康選手と山口健成選手、シニアクラスが谷田夏磨選手と村川功樹選手。同じ苗字の山口選手は、なんと兄弟。各部門の日本一決定戦に兄弟3人がこぞって進出するという快挙となった。

 まず、ジュニアクラスの兄弟対決はフルセットまでもつれる接戦に。家で対戦した際には真人選手がよく勝利していたらしいが、この決勝戦で最終セットを制したのは弟の山口憧一郎選手。ジュニアクラスながらハイレベルな駆け引きが展開し、会場を盛り上げた。

 続くマスターズクラスは、ジュニアクラスの決勝で戦った2人の兄、山口健成選手が奮闘。前回の優勝者である新井選手と好勝負を繰り広げ、1本目を判定勝ち、2本目にも見事に勝利した山口健成選手が優勝を決めた。

 最後となったシニアクラスは、谷田選手が1本目を先取すると、2本目を村川選手が取り返してフルセットにもつれる接戦に。最終セットは一進一退の攻防が展開し、どちらが勝つか最後までわからない判定勝負となり、僅差で村川選手が勝利を収めた。村川選手は、「最後の判定は運だった」とホッと一息。3部門とも、決勝にふさわしい白熱の好勝負が展開し、惜しみない拍手が決勝を戦った6人に送られた。

 表彰式では、『ロックマン エグゼ』のコミックを執筆する鷹岬諒氏も登場し、優勝者にサイン色紙を贈呈。それぞれ、トロフィーや表彰状をはじめ、豪華賞品などが手渡され、長い期間に渡って開催された「King of Netbattler Championship」が閉幕した。

 この日、11月23日発売予定のシリーズ最新作『ロックマン エグゼ6 電脳獣グレイガ』、『ロックマン エグゼ6 電脳獣ファルザー』の大会「サバイバルネットバトル」を開催することが早くも発表された。2006年1月15日の大阪大会にはじまり、1月21日、22日に東京大会、1月29日に名古屋大会、2月5日に福岡大会のスケジュールで行っていくとのこと。『ロックマン エグゼ』シリーズのファンは、『ロックマン エグゼ6』で腕を磨きつつ、大会の開催を楽しみにしていよう。





決勝トーナメントの戦いをステージから見守る“マミ”、“江口名人”、そして“ソウルバトラータケシ”の3人。人気者の“ソウルバトラータケシ”は、対戦会のためにステージを降りたり昇ったりと大忙し。

3部門とも接戦が繰り広げられた決勝戦。一進一退の攻防で会場を沸かせた。

ジュニアクラス優勝の山口憧一郎選手(右)と準優勝の山口真人選手(左)。憧一郎選手は「いつも負けるけど今日は勝った」と喜んでいた。

マスターズクラス優勝の山口健成選手(右)と準優勝の新井成康選手(左)。お互いに次回の大会への意気込みを語った。

シニアクラス優勝の村川功樹選手(右)と準優勝の谷田夏磨選手(左)。最後は運もあったという僅差の判定となっただけに、負けた谷田選手はとても悔しそうだった。



表彰式の後は記念撮影、抽選会が行われ、イベントが終了した。


■関連サイト
「King of Netbattler Championship」紹介ページ
『ロックマン エグゼ』シリーズ公式サイト
カプコン