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2005年12月2日(金)

フロム・ソフトウェア、代表取締役の神直利氏による模擬社長面接を中央大学で実施

 フロム・ソフトウェアは本日12月2日、中央大学の駿河台記念館にて同社代表取締役の神直利氏による模擬面接イベント「大胆公開! 社長モギメン!」を行った。

 「大胆公開! 社長モギメン!」は、フロム・ソフトウェアが2007年新規学卒者向け採用活動として、11月より開催している体験型業界理解プログラム「就活イベント ア・ラ・カルト」の一環として実施されたもの。多くの学生が見学する中、公募で選ばれた学生2人と神氏による1対1形式の模擬面接が行われた。多くの見学者が見守る中での面接ということで、神氏や参加した学生は若干緊張した様子で面接に臨んでいた。

 模擬面接では、あらかじめ提出されたいたゲームを題材にした作文を参考に進行。面接者がゲームをどのように捉えているかといった話や、開発者としてどのように制作に携わっていくか、現在社会的に話題になっている時事についてなど、多岐にわたる質問が学生に対して出されていた。
 神氏によると、物事を深く“考える”ということに重点を置いて面接を行っているという。人に言われたことだけをやる“作業”なら、人件費の安いアルバイトのような労働力だけで充分、自分で考えて仕事をできる人間でなければ、現場に出たときに役に立たないだけでなく周りの足手まといになるという現実から、面接で確かめているとのことだ。
 また、面接では「ゲーム好きですか?」という質問を必ずしているが、ただ「好きです」というだけの答えの人は採用していないと神氏は語る。実際に制作現場で必要になるのは、「ゲームを遊んで楽しいな」という気持ちではなく、自分の役割を理解して考えて作っていくことができる能力だからだ。

 面接を受ける学生にとっては、厳しい質問も出されたフロム・ソフトウェアの模擬面接。普段見ることができない社長面接を間近で勉強できるとあって、見学した学生たちにとっても実り多いイベントとなっていた。





「大胆公開! 社長モギメン!」の様子。フロム・ソフトウェアの神氏(写真上)による面接をすぐ近くで見ることができる機会ということで、多くの学生たちが参加していた。


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