MS、チームベースでのゲーム制作を効率化する開発環境「XNAStudio」を発表
米マイクロソフトは米国サンフランシスコで開催されている「Game Developers Conference(GDC)」で、ゲーム開発用ソフト「XNA Studio」を発表した。
「XNA Studio」は、マイクロソフトの主力開発プラットフォーム「Microsoft Visual Studio 2005 Team System」をベースとしており、ゲーム開発をチームで効率よく行うための環境を提供。ファイルフォーマットが統一化されており、ソフト制作のフレームワークを一連のツール群と組み合わせることによってチームメンバー全員のゲーム制作プロセスが最適化されるなど、円滑に作業を進めることができる。
マイクロソフトのXNAゼネラルマネジャーを務めるクリス・サッチェル氏は、「消費者の期待が大きく高まっていることがゲーム開発チームにとって巨大なプレッシャーになっている。消費者が望むゲーム体験を提供するには新しいハードウェアが必要だが、本当の課題は開発の全プロセスを統合し、修正作業を最小限に抑え、ゲームのコンテンツとコードの作成作業をスピードアップすることにある。こうすることで開発者はビジョンを実現でき、高品質のゲームをより早く制作できるようになる」とコメント。「XNA Studio」では、チームの一部が遠隔地にいても共同作業を迅速かつ効率的に行うことができ、コンテンツの創造に費やす時間を増やすことが可能だとしている。
なお、AGEIAテクノロジーズ、Aliasシステムズ、Softimage、Discreet、Havokといったゲームのミドルウェア開発メーカーも「XNA Studio」の開発プラットフォームをサポートしているとのことだ。
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