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2005年4月5日(火)

闇の時代の幕開けは5月18日!『リネージュIIChronicle3』発表会開催

 エヌ・シー・ジャパンは本日4月5日、都内にてPC用MMORPG『リネージュII』の新バージョン『リネージュII Chronicle3 ~Rise of Darkness~』に関するプレス向け発表会を開催した。

 まず、発表会ではエヌ・シー・ジャパン代表取締役の金澤憲(キム・テクホン)氏が登壇。金氏は「この度、私どもは『リネージュII』の3度目の大規模アップデートを行うことになりました」と挨拶し、「本日はこのカンファレンスのために、韓国・NCsoftから開発スタッフが来日しております」と続け、ゲームデザインチームの朴賢圭(パク・ヒョンギュ)氏を紹介した。
 朴氏は、「開発側にとって、『リネージュII』というゲームは、より大勢のユーザーに一緒に遊んでもらうことが目標」と前置きした上で、「この目標を達成させるために、『Chronicle3』は、「セブンサイン」という競争システムと、今までのコンテンツの見直しという2つの部分を中心に開発を進めました」と新バージョンの開発経緯を語った。

 『Chronicle3』で追加されるゲーム内容については、ビジネスチームの越知雄一氏が解説。越知氏によると、『Chronicle3』では、「セブンサイン」の導入、多彩なゲームシステムの追加、そしてプレイしやすさの追及の3つが主なポイントになっているとのこと。以下、それぞれの内容を紹介していく。

■「セブンサイン」の導入

 「セブンサイン」とは、サーバー内のプレイヤーが“黎明の君主たち(以下、黎明)”と“黄昏の革命軍(以下、黄昏)”という2つのグループに分かれ、それぞれの勝利を目指して競い合うシステム。“黎明”側には、各地の城を所有している血盟および、同盟員らが所属し、一方の“黄昏”側には城を所持していない血盟員と、血盟に参加していないキャラクターが所属する。
 「セブンサイン」の進行は、2週間単位となっており、始めの1週間が「競争期間」、続く1週間が「勝利側が恩恵を受ける期間」となる。競争の方法は、攻城戦のようにプレイヤー同士が戦闘する形式(PvP)ではなく、所属勢力への貢献ポイントを競い合うというもの。具体的には、各地に点在する16のダンジョンで行う「封印石」の採集と、レベル別パーティで参加する競技型イベント「ダークフェスティバル(闇の祭典)」の2つが用意される。この「競争期間」の終了後、総合ポイントの高い陣営がさまざまな恩恵を受けることが可能だ。

 勝利陣営が受けられる恩恵については、以下のようになっている。

(1)「セブンサイン」に関係する16のダンジョンを独占。
(2)「Aグレード特殊能力の付与」や「マスク、特殊ポーションの販売」を行う専用NPCに会うことが可能。
(3)ボスモンスター“アキナム”、“リリス”と戦うことができる。
(4)攻城戦への影響(“黎明”軍勝利時には、城の防御力が大幅に増加する他、強力な傭兵を雇用可能になる。“黄昏”軍勝利時には、城の防御力が大幅に減少)。
(5)フィールド上の空のグラフィックが変化する。


■その他、新システムの追加

 「セブンサイン」以外の新システムとしては、空を自由に駆ける“ワイバーン”や、高レベルプレイヤー向けの「Aグレード装備」、「サブクラス」の追加などが行われる。この「サブクラス」は、レベル75のプレイヤーが、別クラスのレベル40のキャラクターとしてプレイを楽しめるシステム。詳細は明らかにされなかったが、2つのクラスをレベル75にしたプレイヤーは、『Chronicle4』で実装予定の「英雄」になれるとのことだ。

■新規キャラクターへの特典

 初心者プレイヤーには、ゲーム内のシステムやアドバイスが記された「初心者案内書」というアイテムが配布される。また、スタート地点の村に補助魔法をかけてくれるNPCが配置される他、狩りに役立つアイテムを入手できる新クエストが追加されるなど、新規で始めたユーザーも遊びやすいバランスとなる。

 さらに越智氏は、『Chronicle3』のサービス開始日が5月18日12:00に決定したと発表。サービス開始にあわせ、『Chronicle3』のクライアントDVD-ROMが同梱されたパッケージ版『ビギナーズキット』と『マスターズキット』が4月28日に発売される。『マスターズキット』の初回限定版には、『Chronicle3』のBGMを収録したサウンドトラックなどが同梱されるとのことだ。

 本日19:00には、『リネージュII』公式サイト内に、プロモーションムービーなどを視聴できる『Chronicle3』特設サイトが設置される予定。約1カ月後に迫ったアップデートが待ち遠しいというファンは、特設サイトで最新情報をチェックしておこう。



発表会には、エヌ・シー・ジャパン代表取締役の金氏(写真上)に加え、開発者を代表して朴氏が来日。朴氏は、開発者の立場から『Chronicle3』の魅力をアピールした。

こちらが『Chronicle3』のメインイラスト。“黎明の君主たち”と“黄昏の革命軍”の2つの勢力の対立をイメージさせる。





『Chronicle3』では、「セブンサイン」実装にあわせて、「使途のネクロポリス」をはじめとする16カ所のダンジョンが追加される。「ダークフェスティバル(闇の祭典)」は、次々と登場するモンスターたちと対決する競技型イベントで、18分の制限時間が設定されている。



新たに追加される「Aグレード装備」を身に付けたキャラクターたち。「Aグレード装備」に特殊能力を付与するためには、「セブンサイン」で勝利する必要がある。

各城主のみが搭乗できる“ワイバーン”がついに実装。“ハッチリン”、“ストライダー”と進化させてきたプレイヤーは、ぜひとも目指したいところだ。

『Chronicle3』サービス開始に先がけて発売されるパッケージ版。『マスターズキット』の初回版は、髪型・髪色変更チケットなど多数の特典を同梱。

Lineage (R) II and Lineage (R) II the Chaotic Chronicle are registered trademarks of NCsoft Corporation. 2002-2005 (C) Copyright NCsoft Corporation. NC Japan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute, and transmit Lineage II the Chaotic Chronicle in Japan. All Rights Reserved.

データ

▼『リネージュII』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows98/Me/2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■プレイ料金:30日 3,000円/60日 5,400円/90日 7,200円(すべて税込)

■関連サイト
『リネージュII』公式サイト
エヌ・シー・ジャパン