【EAブース】タイトル充実!次世代機版『ゴッドファーザー』には見どころ満載
世界のゲーム市場における売上、影響力ともに世界一といえるエレクトロニック・アーツ。そのブースは例年以上にインパクトが大きく、訪れる来場者数、そして混雑ぶりも「E3 2005」屈指だった。
ブース内で最初に注目を引くのは、360度スクリーンとサラウンドで次々流される映像の数々。またブース展示の目玉としては、次世代機Xbox 360用ソフト『ニード・フォー・スピード モースト・ウォンテッド』の試遊台が設置されていたこと。もともと『ニード・フォー・スピード』シリーズは光の反射表現に定評のあったシリーズだが、次世代機になることでグラフィックの美しさや密度などが格段にアップしていた。
その他には、クローズドスペースにXbox 360用ソフトの数々が映像展示されていた。おなじみのスポーツゲームとしては、『マッデンNFL 2006』をはじめ、『FIFA 2006』、『NBAライブ 2006』がお披露目。見た目の印象としては、選手のグラフィックやスタジアムのリアルさなど、映像表現が飛躍的に向上。これらのタイトルはPS3やレボリューション向けとして開発される可能性もあるとのことなので、スポーツゲームファンは期待したいところだ。
従来のハードでは、『フロム・ロシア・ウィズ・ラブ(ロシアより愛をこめて)』や、次世代でも発売が予定されている『ゴッドファーザー』、そして『ハリ-・ポッター』など、映画からゲーム化されたものが目を引いた。
特に次世代機版『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランド氏はソックリ! ゲームの内容は、“コルレオーネファミリー”の下っ端からドンを目指して成り上がっていくピカレスクロマン・アクション。映画の雰囲気の再現とあわせて、期待したいところだ。
これ以外にも、クローズドスペースが用意された『ブラック』が個人的な期待作。崩壊した街を舞台に、銃や手榴弾などの武器を使いひたすら敵を倒していくリアルなFPSで、強烈な音響の中で映像を見ると、ある種の恐怖すら感じられた。
海外メーカーとしては稀有な、派手なコンパニオンで呼び込みせず、ひたすらゲームに特化した展示だったEAブース。映画とスポーツというその成功の方程式は、次世代機のリアル路線の強化によって、より進化しているようだ。
いち早く次世代機をプレイアブルで出展したEA。ゲームシーンをリードするメーカーの面目躍如といったところか。
360度に展開する巨大スクリーンで映像を体感。スタジアムの興奮が伝わるような臨場感だ。
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■関連サイト
・「Electronic Entertainment Expo 2005」公式サイト(英語のページ)
・エレクトロニック・アーツ