News

2005年5月25日(水)

『ドラクエVIII』大ヒットで増収増益!スクウェア・エニックス、2005年3月期連結決算

 スクウェア・エニックスは5月24日、2005年3月期(2004年4月1日~2005年3月31日)の連結決算を発表した。同期における業績は、売上高が738億6,400万円(前期比16.9%増)、営業利益が264億3,800万円(前期比36.3%増)、経常利益が259億100万円(前期比41.9%増)、純利益が149億3,200万円(前期比35.8%増)と、大幅な増収増益となった。

 ゲームタイトルの発売数は、日本向けが11タイトル、北米向けが7タイトル、欧州向けが4タイトル、アジア地域向けが1タイトル。リピートオーダーを含めたゲームタイトルの総出荷本数は、日本630万本、北米376万本、PAL地域92万本、アジア地域7万本で合計1,105万本となった。

 コンシューマゲーム事業では、2004年11月に発売した『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』が日本国内で361万本を出荷する大ヒットとなった他、GBA用ソフト『キングダムハーツ チェイン オブ メモリーズ』が日本36万本、北米72万本と日米合計でミリオンを達成。その他、PS2用ソフト『鋼の錬金術師 赤きエリクシルの悪夢』が日本16万本、『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリート Special』が日本36万本、『ラジアータストーリーズ』が日本29万本、『MUSASHI:Samurai Legend』が北米8万本、GBA用ソフト『トルネコの大冒険3アドバンス ~不思議のダンジョン~』が日本14万本、『ファイナルファンタジーI・II アドバンス』が日本29万本、北米50万本、欧州15万本、DS用ソフト『エッグモンスターヒーローズ』が日本9万本を販売している。

 また従来のコンシューマゲーム事業に加え、昨年2004年度に引き続いてオンラインゲーム事業、モバイル・コンテンツ事業のネットワーク関連事業が好調。オンラインゲーム事業においては、2004年9月にPS2、Windows向けMMORPG『ファイナルファンタジーXI』の拡張ディスク『プロマシアの呪縛』を日米で発売すると同時に、欧州でも「PlayOnline」サービスと『FFXI』の運営を開始させた。現在、『FFXI』のユーザー数は50万人を突破しているという。
 モバイル・コンテンツ事業においては、モバイルネットワークゲーム『BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY VII-』をはじめ、ファミコン用ソフトからの移植版『FINAL FANTASY II』、『FRONT MISSION 2089』をすでに投入しており、今後も同社のオリジナルコンテンツの強みをいかした展開を推進していくとのことだ。


■関連サイト
スクウェア・エニックス 2005年3月期決算短信・連結(pdf形式)
スクウェア・エニックス