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2005年7月19日(火)

すみれ復活!ゲームのような仕掛けが満載!「新・青い鳥」は歌謡ショウの集大成に

 8月13日~8月20日に公演予定の「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」の公開稽古が、7月17日に都内のスタジオで行われた。この公開稽古に先駆け、同スタジオでは記者会見も行われ、作・総合プロデューサーの広井王子氏、演出の茅野イサム氏、そして真宮寺さくら役の横山智佐さんをはじめとする花組の面々が出席した。

 9回目の「歌謡ショウ」となる今回の演目「新・青い鳥」では、神崎すみれの復活、帝劇3人娘の出演、薔薇組が3人そろうなど、豪華キャストが登場。今回は3幕構成の大ボリュームとなり、ゲームを遊んでいるような感覚でお芝居が楽しめるということが特徴となっている。これらについては「歌謡ショウは来年で終わります。来年はお祭り騒ぎになるので、マジメにできるのは今回が最後。8年間積み上げてきた集大成みたいなものを書いてみたいと思って、ゲームにかなり近い状態で舞台ができないか試行錯誤した。(広井氏)」、「いつもは2幕ものですけど、今回は3幕です。いつもの1幕が2幕に分かれ、これまでの2幕の劇中劇(ミュージカル部分)が凝縮された形になります。1幕はゲームの世界そのままで、あちこちで火薬を使ったり炎が上がったりでスペクトラルな部分が満載です。(茅野氏)」とそれぞれ話していた。また、茅野氏は「すでに20日くらい稽古しており、普通なら1本舞台が完成している状態なのに、まだパーツ作りの段階」と、ボリュームの大きさをうかがわせるコメントもあった。

 この日記者会見に列席した花組のメンバーは、真宮寺さくら役の横山智佐さん、マリア・タチバナ役の高乃麗さん、アイリス役の西原久美子さん、桐島カンナ役の田中真弓さん、ソレッタ・織姫役の岡本麻弥さん、レニ・ミルヒシュトラーセ役の伊倉一恵さん。今回は、李紅蘭役の渕崎ゆり子さんが残念ながら不参加となっており、映像出演になるという。「なかなか紅蘭らしい出演で、織姫は紅蘭と話をする場面もある。(岡本さん)」とのことだったので、なにかしらの形で舞台に関わる演出があるようだ。また、横山さんは、「台本を読み終えた時に、拍手が起こったほどの達成感がありました。ゲームを舞台でご覧いただくというような趣向です。どこかの剣劇役者になったような気分です」と話し、アクション満載の舞台となることをアピール。劇中劇で主役を務める西原さんは、「劇中劇の「青い鳥」は短いけれど、詩もステキですし、音楽も素晴らしいです。コンパクトながら充実したものがお見せできると思います。団体戦で見せるお芝居になっているので、みんなで力を合わせていい舞台にしたいと思います」と話した。ちなみに今回は日替わりでゲストが登場するが、ゲームの分岐のようにゲストによって内容が少し変わるという。「3パターンあるので、全部見てください(笑)。歌もアレンジされていますよ(西原さん)」とのことだった。

 そして、神崎すみれ役の富沢美智恵さんは「まさか、『サクラ大戦』の舞台に戻れるとは夢にも思っていませんでした。でも、そういうチャンスを広井さんが作ってくださいまして、みなさんのお力添えがあって、また神埼すみれが舞台に復帰することになりました。本当にうれしく思っています」と挨拶。また、3年半ぶりに「歌謡ショウ」の舞台に帰ってきた富沢さんは、「すごいプレッシャーと緊張の連続の毎日ですけれども、家族のもとに戻ってきたという想いで、とても幸せを感じています。歌も踊りもびっくりするぐらい、みんなレベルアップしていて、すごいなぁ~って本当に感心しています。大変豪華な、そしてファンタジックな舞台になると思いますので、ぜひすみれファンのみなさんにも応援していただきたいですし、会場に足を運んでいただきたい」とコメントした。

 「とっても出番が多く、普段の2倍くらい。3倍……5倍くらい!?」と話すのは大神一郎役の陶山章央氏で、今回はとても“ゲームに近い隊長”を演じているとのことだ。これに比例して親方こと中嶋聡彦氏の出番がかなり減ったそうで、中嶋氏は別役でギャング団のボスも演じると話していた。さらに今回初めて記者会見に出席した清流院琴音役の矢尾一樹氏と、丘菊之丞役の松野太紀氏は、薔薇組がそろって出演できることについて「今年9年目にしてやっと本来の3人がそろいます。本編の筋からぶっ飛んでしまうような激しい薔薇組デーがありますので期待していてください」と、意気込みを語った。

 記者会見後は、第1幕の冒頭、そして新曲やおなじみの「檄!帝」などの稽古風景が公開された。出番が多いと話していた大神一郎だったが、物語は、大神一郎が同期と酒を交わしているシーンから始まるもよう。演出にも力が入れられ、これまでとは違ったお芝居が展開するだけに、公演を楽しみしていたいところだ。

 「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」は、8月13日から20日まで東京厚生年金会館で行われる。チケットの詳細などはこちらでチェックしておこう。

豪華キャストで展開する「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」。花組は「紅欄の分も、花組みんなで頑張って行きたい」と意気込む。

「李紅蘭が出演できないというアクシデントが起きて、台本を大幅に変更した」と話す広井氏。また違った内容で面白い台本を作ることに苦労したという。

「私自身もワクワクしています」とうれしそうに話す神崎すみれ役の富沢美智恵さん。神崎すみれが重要な役どころで出演するので、すみれファン必見の舞台となりそうだ。







こちらが今回公開された稽古風景。大神一郎が登場する第1幕冒頭、すみれが登場するシーンなどを見ることができた。すみれ登場シーンでは、あの懐かしい高笑いが再び会場を沸かすことは間違いないだろう。


データ

■「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」開催概要
【開催場所】東京厚生年金会館
【開催日時】
・8月13日 12:30~/18:00~
・8月14日 12:30~/18:00~
・8月15日 休館日
・8月16日 18:00~
・8月17日 18:00~
・8月18日 18:00~
・8月19日 18:00~
・8月20日 13:00~
※開場は開演の1時間前

【出演】
横山智佐(真宮寺さくら)、高乃麗(マリア・タチバナ)、西原久美子(アイリス)、渕崎ゆり子(李紅蘭)、田中真弓(桐島カンナ)、岡本麻弥(ソレッタ・織姫)、伊倉一恵(レニ・ミルヒシュトラーセ)、折笠愛(藤枝かえで)、陶山章央(大神一郎)、中嶋聡彦(親方)、矢尾一樹(清流院琴音)、松野太紀(丘菊之丞)、西村陽一(西村ヤン太郎)、武田滋裕(ベロムーチョ武田)

【ゲスト】
富沢美智恵(神崎すみれ)、国本武春(東中軒雲国斎)、嘉島典俊(根来幻夜斎)、佐藤累央(川岡刑事)、池田勝(米田一基)

【スペシャルゲスト(日替わり)】
園岡新太郎(ダンディ・団耕助/13日~14日)
岡村明美(藤井かすみ・帝劇三人娘/16日~18日)
増田ゆき(榊原由里・帝劇三人娘/16日~18日)
氷上恭子(高村椿・帝劇三人娘/16日~18日)
郷里大輔(太田斧彦・薔薇組/19日~20日)
※渕崎ゆり子さんは映像出演のみ
※氏名敬称略

【チケット価格】SS席 12,000円/S1席 10,000円/S2席 8,000円/A席 4,000円/ファミリー券(S席のみ) 15,000円(すべて税込)
【前売りチケット販売日】6月12日
【チケット取り扱い店】
・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(6月13日から)/0570-02-9930(6月12日のみ特電 10:00~23:30)/0570-02-9988(演劇専用オペレーター 6月13日から)/0570-02-9966(Pコード:361447 6月13日から)
・ローソンチケット TEL:0570-063-033(6月12日のみ特電:10:00~18:00)/0570-063-003(Lコード:34232)/0570-000-403(10:00~20:00)
・楽天チケット http://ticket.rakuten.co.jp/
・CNプレイガイド TEL:0570-08-9900(6月12日のみ特電 10:00-18:00)/03-5802-9999(6月13日から)/http://www.cnplayguide.com/
・e+(イープラス) http://eee.eplus.co.jp/
・レイネット TEL:03-5465-1030(ファミリー券のみ)

■関連サイト
サクラ大戦ドットコム 「サクラ大戦 帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ 新・青い鳥」詳細ページ
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