SCE、日米欧各地のソフト制作を統合する「ワールドワイド・スタジオ」を新設

　SCEは、9月1日付けで日米欧のソフトウェア制作部門を統合する「SCEワールドワイド・スタジオ」を新設したことを明らかにした。

　「SCEワールドワイド・スタジオ」は、制作および技術面での戦略立案など、SCEグループにおける全世界のソフトウェア開発のリソースを結集することを目的に、新たに設立されたスタジオ。これまでSCEのソフトウェア制作スタジオは、地域ごとの特徴を生かしたタイトルの制作・マネージメント体制のもとで運営されてきたが、今後は「SCEワールドワイド・スタジオ」が統括し、各スタジオの人的交流や融合、再配置をより効果的に行っていくという。同組織のプレジデントには、SCEヨーロッパのエグゼクティブバイスプレジデントであるフィル・ハリソン氏が就任。

　SCE社長兼グループCEOの久夛良木健氏は、「SCEはこれからの10年に向けてソフトウェア制作ビジネスを一層強化し、PSPおよびPS3をはじめとする新たなプラットフォームに向けて、魅力的なコンテンツを制作してまいります。全世界で約2億台普及したPSとハリソンのリーダーシップにより、さらに強力なコンテンツが生み出されることを確信しています」とコメント。
　また、「SCEワールドワイド・スタジオ」プレジデントのフィル・ハリソン氏は、「SCEのソフトウェア制作部門は、日米欧それぞれのスタジオがタイトルを制作するとともに、相互に連携することにより世界的規模でヒットするタイトルの制作にも挑戦してきました。今回、SCEグループのソフトウェア制作部門が保有する創造力と才能を集結することによ
り、コンピュータエンタテインメントの世界を劇的に変えていきたいと思っています。最高のメンバーとともに新たな挑戦ができることを誇りに思います」と語っている。

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