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2006年10月19日(木)

アジア・オンラインゲームを対象にしたファンド第1号が誕生!

 ジャパン・デジタル・コンテンツ信託は本日10月19日、都内にて記者発表会を行い、新ファンド「アジア・オンラインゲーム信託~イーゲームスファンド第1号~」を発表した。

 「イーゲームスファンド第1号」は、マレーシアに本社を置き、東南アジア各国にて英語を基本言語にオンラインゲームを展開しているイーゲームスグローバル社を対象にした信託ファンド。複数のオンラインゲームタイトルと同社株式のポートフォリオという分散投資になっており、集められるファンド総額30億円のうち、20億円が各国の開発会社がもつオンラインゲームの使用権、5億円がイーゲームスの開発するオリジナルタイトルの著作権、5億円が同社株式に割り当てられる。
 回収原資は、オンラインゲームの課金収入、株式の配当金(現時点では無配)、IPOなどによるキャピタルゲインの3種類に分かれており、当初は各タイトルの売り上げから諸経費を差し引いた残額がマスターライセンス料としてファンドに還元。このマスターライセンス料が25億円に達するまではファンドが優先的に回収するが、以降は75%の還元率となる。ファンドの募集期間は11月上旬~12月中旬予定で、ファンド期間は約5年間となっている。詳細は、こちらのリリース(pdf)を参照のこと。

 本日の発表会には、ジャパン・デジタル・コンテンツ信託 代表取締役社長の土居宏文氏、イーゲームス CEOの田村一郎氏、同 COOのCS・Chin(シーエス・チン)氏、マレーシアマルチメディア開発公社 クリエイティブマルチメディア部門のイスマル・モハメッド氏、同部門のアダム・ハム氏が出席。
 土井氏は、「マレーシアは国を挙げてマルチメディアコンテンツに注力している国。コンテンツ産業が発展し、国境を越えて展開されることは文化交流にもつながります。このプロジェクトを通じて、アジア各国のコラボレーションが行われることをうれしく思います」と挨拶し、本ファンドの文化的意義を語った。



発表会に出席した面々。写真左から、マレーシアマルチメディア開発公社のアダム・ハム氏、同社イスマル・モハメッド氏、イーゲームスCS・Chin氏、同社田村一郎氏、ジャパン・デジタル・コンテンツ信託の土居宏文氏。


■関連サイト
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託
イーゲームスグローバル社 オンラインゲームポータルサイト(マレーシア・英語のサイトです)