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2006年11月30日(木)

日本一ソフトウェア、魔法使いシミュレーション『グリムグリモア』を2007年に発売!

 日本一ソフトウェアは、2007年にPS2用ソフト『グリムグリモア』を発売することを明らかにした。価格は未定。

 『グリムグリモア』は、PS2用ソフト『プリンセスクラウン』などで有名なヴァニラウェアが開発を担当する魔法使いシミュレーション。プレイヤーは魔法学校に通う少女“リレ”として、なぜか繰り返される5日間の謎に迫る。
 その本作の魅力を、画像とともに紹介。謎が謎を呼ぶ不思議な世界観が魅力の作品となっているので、シミュレーションゲームのファンは注目だ。


『グリムグリモア』の舞台は、魔法使いを目指す少年少女が通う学校「銀の星体の塔」。主人公“リレ”が通い始めて5日後に恐るべき災厄が「塔」を襲い、“リレ”をのぞいたすべての人間は殺されてしまう。残された“リレ”は、不思議な現象によって入学初日に戻ってしまう。それ以来、“リレ”は入学5日目の日付が変わる鐘の音とともに1日目に逆戻りすることを繰り返すようになる。

“リレ・ブラウ”
魔法の才能を見出され、「銀の星体の塔」に招かれたまじめで努力かな少女。貧しい家で自分の帰りを待つ弟たちのためにも立派な魔法使いになりたいと思っている。
“バティド・バランタイン”
錬金術を専攻する魔法学校の先輩。粗野で、魔法よりもけんかの方が得意だといいつつ、キメラやゴーレムを駆使する攻撃は強力。
“ガンメル・ドラスク”
魔法学校の校長で、かつて魔王を倒した伝説的な魔法使い。魔王の居城であった「銀の星体の塔」に魔法学校を設立した。
“ルジェ ペシェ”
強力な魔法石「賢者の石」を作り出した3人の魔法使いの1人。最愛の弟子に裏切られ殺されてしまうが、亡霊となってさまよう。

 本作は、ストーリーが進行するドラマ部分と、さまざまな魔法が使いこなせるようになるゲーム部分の2つで構成される。ゲーム部分で重要な役割を担うのが、イベントごとに提示される目的の達成を目指す「魔法戦」だ。「魔法戦」では、「精霊魔法」、「錬金術」、「黒魔法」、「交霊術」といった4系統に分かれた魔法を使って使い魔を召喚し、「攻撃」や「回復」といった指示を出すことになる。指示の中で最も重要になるのが、「マナ収集」。「マナ」は魔力の源で、「魔法戦」では何をするにも必要となる。この「マナ」を供給してくれるのが「クリスタル」で、「クリスタル」の確保がゲームの鍵を握る。

呼び出せる使い魔は、精霊魔法なら“エルフ”や“フェアリー”、黒魔法なら“デーモン”や“ドラゴン”と、魔法の系統ごとに決まっている。また系統ごとに強弱があるので、どの系統の魔法を使うかの選択も大きな意味を持つ。

さまざまなイベントが用意されているドラマ部分。序盤では、先生からの授業という形で「魔法戦」に関する基礎を学べるので、雰囲気を損なうことなくゲームに没頭できる。

 本作のキャラクター“ルジェ ペシェ”は、同じく日本一ソフトウェアから1月25日に発売されるPS2用ソフト『SOUL CRADLE 世界を喰らう者』にも登場する。「死してなお世界を翻弄する偉大な魔女」という設定で世界観の異なる2つのタイトルに登場する“ルジェ”。気になる人は、『グリムグリモア』だけでなく『SOUL CRADLE 世界を喰らう者』もあわせてチェックしてみるといいだろう。

『グリムグリモア』と『SOUL CRADLE 世界を喰らう者』の両方に登場する“ルジェ ペシェ”。ゲームの垣根を越えたコラボレーションになるとのことなので、興味のある人は期待して続報を待っていよう。



データ

(C)2007 VANILLAWARE Itd./NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
(C)NIPPON ICHI SOFTWARE INC.

▼『グリムグリモア』
■メーカー:日本一ソフトウェア
■対応機種:PS2
■ジャンル:SLG
■発売日:2007年発売予定
■価格:未定

■関連サイト
『グリムグリモア』公式サイト
「ルジェ ペシェ」コラボレーションサイト
日本一ソフトウェア