News

2006年12月19日(火)

『グラナド・エスパダ』が基本無料化へ!「新大陸無料上陸宣言」記者発表会

 ハンビットユビキタスエンターテインメントは、本日12月19日に同社が運営するPC用MMORPG『グラナド・エスパダ』のプレスカンファレンスを開催した。

 『グラナド・エスパダ』は、本日12月19日より月額課金制から基本プレイ無料のアイテム課金制へと移行する。それを受けて開かれた今回のプレスカンファレンスでは、無料化へ移行する際に行われるユーザーへの補償と、2007年1月19日に実施されるアップデート「GE2.0」についての発表が行われた。

 まず最初に、同社マーケティングチームのチーム長・平田雅一氏が、『グラナド・エスパダ』が無料化するにいたった経緯を説明。平田氏は「「Everybody can Play! ~誰でもプレイできる!」と「As you like! ~お気の召すままに」のコンセプトに基づいて、より広い層のプレイヤーに『グラナド・エスパダ』を遊んでもらい。ユーザーの多種多様な「遊び方」をサポートするために、プレイ料金の無料化に踏み切った」と語った。
 また平田氏は、この無料化にともなうユーザーへの補償についても言及。現在ゲームをプレイしている人、過去にプレイ経験のある人、これからゲームを始める初心者、パッケージ購入者、公認ネットカフェ利用者の5種類のユーザーに対し補償を行っていくとのこと。補償内容については、以下の通り。

■現在ゲームをプレイしている人
 12月19日0:00の時点で課金しており、まだプレイ時間が残っているユーザーに対しては、残っているポイントを「はんびっとコイン(HC)」にして還元。12月19日0:00の時点でのチケットの残日数に100をかけた分のはんびっとコインが、12月20日12:00にユーザーへ返還される。
 また、大きな翼のエフェクトがキャラクターの背中に現れる「エスペランサ勲章」や、「天上の祝福 Lv3」の効果が2007年1月19日までずっと続く「リバイバー(1個)」、ランダムでアイテムがもらえるプレゼントボックス「ベレムの箱(20個)」といったメモリアルアイテムも支給される。

■過去にプレイ経験のある人
 『グラナド・エスパダ』をオープンベータ以降にプレイしていて12月19日0:00の時点で課金していないユーザーには、「リバイバー(1個)」が支給される。

■これからゲームを始める初心者
 2006年12月19日15:00以降に初めて『グラナド・エスパダ』にログインしたプレイヤーには、「クイーンズ豆腐(10個)」、「クイーンズミルク(100個)」、「クイーンズブレッド(100個)」、「クイーンズヒュガノイドアンバー(10個)」、「クイーンズカストロアンバー(5個)」、「ハット(1個)」といったお役立ちアイテムがセットになった「初心者応援セット」が贈られる。

■パッケージ購入者
 ソースネクストより販売中の、『グラナド・エスパダ』パッケージ商品に付属するクーポン券をまだ使ってない人も補償対象となる。『グラナド・エスパダ』公式サイトにてクーポンに書かれているコードを入力すると、「はんびっとコイン」がチャージされる。『グラナド・エスパダ スターターキット』を購入した人には3,000HC、『グラナド・エスパダ プレミアムパッケージ』を購入した人には4,000HCが還元。なおクーポンコードの有効期限は、2006年12月19日15:00から1年間となっている。

■公認ネットカフェ利用者
 本日12月19日より、公認ネットカフェから『グラナド・エスパダ』に接続したプレイヤーのキャラクターには、「エスペランサの加護」が付与。他にも、攻撃力と移動速度が10%アップするという。公認ネットカフェの店舗情報については、公式サイト内の店舗一覧で確認してほしい。


『グラナド・エスパダ』の今後の展開について説明する マーケティングチーム長の平田雅一氏(画像左)と、『グラナド・エスパダ』ディレクター・片野健氏(画像右)。


 続いて、『グラナド・エスパダ』のディレクター・片野健氏より、2007年1月19日に実装される「GE2.0」の内容についての説明が行われた。「GE2.0」では「派閥」、「覚醒」、「決闘」の3つのシステムが追加されるとのこと。それらの詳細を以下に紹介していく。

■派閥システム
 「派閥システム」とは、「グラナド・エスパダ大陸」全土を巻き込んだ「執政権」を巡る勢力争いのこと。「党」と呼ばれるギルドに所属するプレイヤーたちは、「派閥」に属して忠誠を誓うか、「中立」の立場で自由に生きるかを選択することになる。派閥に属することを選択した党は、「王党派」と「共和派」のどちらか一方を選ばなければならない。なお、中立を選んだ党も「傭兵団」として勢力争いに絡むことが可能だ。
 「派閥システム」の実装により、これまで行われていた「コロニー戦」は党と党による利権争いだけにとどまらず、執政権をかけた熾烈な争いにと変化していく。また「選挙制度」も導入され、執政者となる派閥の代表はプレイヤーによる選挙によって選ばれる。代表になることを希望するプレイヤーは、攻撃力の他に「人望」も必要になるとのことだ。


現共和派代表
“シオンアイェンデ”

「開放者」の異名を持つ青年。圧政を強いて「ベスパニョーラ系」を優遇する本国のやり方に強い憤りを感じて立ち上がった。
現王党派代表
“ガブリエラ姫”

“エスペランサ女王”の命で、「共和派」と「王党派」の仲裁を行うために派遣された王室の一員。「姫」と呼ばれているが女王と血縁関係はない。
現傭兵団代表
“ゼラルロレン”

傭兵団「ペガディラ」の隊長。理想や思想といったものにまったく興味がなく、報酬さえもらえれば相手が誰であろうと協力関係を結ぶ。


■覚醒システム
 レベルキャップを解除することで、さらにキャラクターを成長させることができる。覚醒後は、成長の段階に応じて好きなステータスに「+1」を追加することが可能。また、いくつかの条件を満たしたキャラクターは、槍と盾を使った「ステブガード」や近接戦闘が可能となる銃剣系の「エンカウンターショット」といった、「上位スタンス」を使えるようにもなる。




■決闘システム
 本作で決闘を行う場合、通常はどちらか一方が承諾しない限りは戦闘に入ることができない。双方が合意の上で1対1の決闘を行い、敗者となったキャラクターはペナルティとして経験値が減少する。
 ただ、決闘を承諾しない相手を「強制攻撃」というコマンドで倒すことも可能。強制攻撃をおこなったキャラクターは「ブルロン」となり、すべてのプレイヤーからモンスターとして認識されることになる。ブルロンになったキャラクターの頭上には赤いドクロマークが浮かび上がり、倒された際のデスペナルティも通常より多く科せられる。
 ブルロンには段階が存在し、業が深くなるにつれてブルロンにしか与えられないBuff(支援効果)の威力が増していく。また、ブルロン状態でなければ行くことができない街「ロス・トルドス」や専用クエストも追加される。なお、モンスターを倒し続けるか他のブルロンを倒すことで、徐々に罪は薄れていくとのことだ。




(C)2003-2006 IMC Games Co.,Ltd./ Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

データ

▼『グラナド・エスパダ』
■メーカー:ハンビットユビキタスエンターテインメント
■対応機種:PC(対応OS:WindowsXP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2006年7月21日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

■関連サイト
『グラナド・エスパダ』公式サイト
倶楽部ハンビット
ハンビット