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2006年2月14日(火)

フロム・ソフトウェアの「PSPコンテンツ制作体験」、最優秀アプリは『カドまる』に決定

 2月6日~10日の5日間にわたり、フロム・ソフトウェア社屋の1F イベントスペースで学生を対象としたインターンシップ「PSP コンテンツ制作体験」が行われた。

 このインターンシップは、参加した学生たちが同社のPSP用ソフト『アドベンチャープレイヤー』を使用し、PSP向けコンテンツの企画・制作を行うというもの。今回は、大学院生や大学生、専門学校生など22名が参加。学生たちは3~4名のチームに分かれ、開発スタッフたちのアドバイスを受けながら、連日アプリの制作に励んでいた。

 最終日となる2月10日には、インターシップの総まとめとして学生たちによる制作アプリのプレゼンテーションが行われ、審査員がコンテスト形式で最優秀チームと最優秀アプリを決定。審査員は、審査委員長のフロム・ソフトウェア 開発部部長/プロデューサーの谷口篤士氏をはじめ、同社制作企画部主任の川手達也氏、小社メディアワークスの「電撃PlayStation」編集長である倉西誠一の3名が担当した。

 プレゼンテーションタイムならびに、審査員による体験プレイでは、審査員の3名から学生たちにゲーム性や世界観といった部分への手厳しい質問がいくつも飛び交い、学生たちが答えに窮する場面も。参加者たちは、緊張感あふれるゲーム開発現場の雰囲気を実際に肌で感じることができたようだった。

 厳正なる審査の結果、最優秀チームは「ライガチーム」、最優秀アプリは同チームが制作したアプリ『カドまる』に決定。『カドまる』は、悪者の手によってすべてのモノが角張ってしまった地球が舞台のゲーム。プレイヤーは主人公“まるまるマン”となり、「神ヤスリ」と呼ばれるアイテムを用いて、地球上のすべてのモノをもとの丸い形に戻すために戦っていく。「神ヤスリ」の種類は複数用意されており、使用方法は基本的に連打。選ぶヤスリと削る対象の相性が重要なポイントとなっていた。

 コンテストの最後には、審査員を務めた谷口氏と倉西より講評が述べられた。2人は「“これは何なのか?”という問いに一番答えることができたのが『カドまる』でした。皆さんが作ったものをもう1度見つめ、“これは何だろう?”という問いにもっと深く答えられるようになったら、もっと良い作品にしていけると思います(倉西)」、「初めて顔を合わせたメンバーと一緒にモノを作るという体験をし、やりづらい部分を感じたり、コミュニケーションに非常に気を遣ったと思います。でも、実際の仕事も実は今回のことと同じです。初めて顔を合わせた人たちが協力して、コミュニケーションを重ねて仕事をしているのです。今回のこの体験を、少しでも今後の役に立ててもらえたらと思います(谷口氏)」とコメント。参加した学生たちがこのプログラムを通じて、モノ作りのおもしろさや難しさをリアルに体験し、今後の活動や未来のゲーム業界へとつないでいくことに期待したい。
 なお、優秀作品に選ばれたアプリは、その栄誉を称えて『アドベンチャープレイヤー』の公式サイトで配信される予定だ。

5日間にわたって行われたインターンシップ「PSP コンテンツ制作体験」。第2回目の試みとなる今回は、22名の学生が参加。

アプリの審査は、『アドベンチャープレイヤー』プロデューサーの谷口氏(右)に加え、ゲスト審査員として「電撃PlayStation」編集長の倉西(左)が担当。質疑応答では、「主人公をその設定にした理由は?」といった質問が学生たちに向けられた。



プレゼンテーションに続いて行われた体験プレイ。審査員らが実際に制作されたアプリに触れ、こちらでもさまざまな質疑応答が交わされた。



最優秀を受賞した『カドまる』。ボタン連打で「神ヤスリ」を使いこなし、角張ってしまったモノを丸くしていく。

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■関連サイト
「PSP コンテンツ制作体験」詳細ページ
『アドベンチャープレイヤー』公式サイト
フロム・ソフトウェア