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2006年2月16日(木)

コクヨのコンシューマゲーム事業第1弾『ビズ体験シリーズ起業道』制作発表会

 本日2月16日、ステーショナリーやオフィス家具などを企画・制作するコクヨは、3月9日に発売を予定しているPSP用ソフト『ビズ体験シリーズ 起業道』の制作発表会を開催した。

 『ビズ体験シリーズ 起業道』は、ビジネスに興味のある10代後半~30代の男性向けのアドベンチャーゲーム。広告代理店に務めるごく普通のサラリーマン“小田桐伸吾”が脱サラして独立・起業する過程を追いながら、波乱万丈な人生の浮き沈みを擬似体験することができる。
 ゲームには、シナリオ内に登場するマーケティング用語などの解説が確認できる「用語モード」、わかりにくいビジネス知識やノウハウを図式で説明する「レビューモード」、シナリオの各章で学んだことを確認する「確認テスト」といった3つの特徴が盛り込まれており、プレイを通して実践的なビジネス知識や起業のノウハウを学ぶことが可能。ストーリーは、プレイヤーの選択肢によってエンディングが異なるマルチエンディングとなっており、“起業道”を達成すると、最初のストーリーとは異なる業種で新たな起業にチャレンジできる「隠れストーリー」も用意されているとのことだ。

 発表会の冒頭で挨拶を行ったコクヨ代表取締役社長の黒田章裕氏は、同社の業務内容などを紹介しながら、『ビズ体験シリーズ 起業道』の開発にいたった経緯を説明。2005年10月に創業100周年を迎えた同社は、次の100年を第2の創業期と位置づけ、これまで手がけてきた文房具、オフィス家具とは異なる新しい事業の準備を進めてきたとのこと。そして、新たに「ひらめき・はかどり・ここちよさ」を同社のブランドメッセージとして掲げ、「ひらめき(=創造性)」をフィーチャーした「ひらめき支援事業」を展開。「ひらめき支援事業」は、「創造性のベースとなるさまざまな知識を楽しく学べるようにしたゲームの開発・提供」、「創造性向上を支援する発想ツールの開発・提供」、「教育施設の開発・運営」と3つの事業に分かれており、同事業第1弾としてPSP用ソフト『ビズ体験シリーズ 起業道』を開発したという。
 黒田氏は「ひらめき事業」第1弾となる本ソフトについて、「“新しい仕事がしたい”、“独立したい”という人たちに効果を表すのではないかと考えている。そういう意味で、このソフトは創造性の向上につながるのではないかと思う」と期待を寄せる。続けて「この商品は、新しい現場で新しいひらめきを作り上げていく支援になればと思って作り上げたもの。楽しく学びながら、発想力や創造力を高めてもらいたい」と、本作にこめた思いを語った。今後はシリーズの第2弾、第3弾の発売も予定しているという。

 また質疑応答には、黒田氏に加えて、本作のプロデューサーを務めているコクヨRDIセンター事業開発室の服部悦子さん、コクヨRDIセンター事業開発室室長の植田隆氏が出席。服部さんはプラットフォームをPSPに選んだ理由について、企画立ち上げ当初は、PCやオンラインなども視野に入れて検討していたが、リサーチの結果、コンシューマゲーム機でプレイしたいという意見が多く見られたことと、携帯型ゲーム機が注目を集めているため、PSP用ソフトでの開発を選択したという。本作の目標販売本数については、「じわじわと浸透していく商品だと思っている(服部さん)」と述べており、2年間で約10万本の販売本数を見込んでいるとのことだ。

制作発表会で登壇した黒田氏は、「ひらめき」や「創造性」をキーワードとした『ビズ体験シリーズ 起業道』について、「PSPを所有している社員に本作をプレイさせ、コクヨの成果をあげてみたい」とコメント。

発表会では、社長自らが本作をプレイし、発売をアピールする場面も。

コクヨのコンシューマゲームソフト第1弾となる『ビズ体験シリーズ 起業道』。脱サラして独立した主人公が、小さなショップからスタートして業界No.1を目指すドラマが描かれる。

主人公は、広告代理店に務めるごく普通のサラリーマン“小田桐伸吾”。主人公以外にも、個性豊かで親近感あふれるキャラクターが多数登場するとのこと。







ゲーム内には「用語モード」や「レビューモード」、「確認テスト」といった要素を搭載。楽しみながら実践的なビジネスの知識やノウハウを学べる工夫が施されている。

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データ

▼『ビズ体験シリーズ 起業道』
■メーカー:コクヨ
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2006年3月9日
■価格:5,040円(税込)

■関連サイト
『ビズ体験シリーズ 起業道』公式サイト
コクヨ