本日2月17日より幕張メッセで開催されている「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」。昨年の「AOU2005」では体感ゲーム機、カードを使用した大型ゲーム機が目立っていたが、今年は各ブースでビデオゲーム筐体が目に付いた。
なかでも、ビデオゲームで注目を集めていたのはセガブースの『バーチャファイター5(以下、VF5)』。最新基盤「リンドバーグ」によるハイクオリティな映像はもちろん、「VF TERMINAL」、「VF.TV」、そして新キャラクター“アイリーン”のお披露目など見どころは多い。まずは『VF5』を中心に、セガブースの出展内容を紹介していこう。
『VF5』では、高解像度のワイド液晶モニターを備えたゲーム筐体とは別に、『VF5』に関する映像が放映される「VF.TV」、アイテム装着やカード再発行などを行える「VF TERMINAL」といった、ユーザー間のコミュニティを盛り上げる要素が追加されている。
「VF.TV」は、全国で行われたハイレベルな試合の映像が実況・解説付きで配信されるほか、ランキング番組や開発者インタビューなど多彩な映像コンテンツが用意される。店舗限定、エリア限定の番組も配信予定とのことだ。
一方の「VF TERMINAL」は、これまで携帯電話、PCなどで利用していた「VF.NET」のコンテンツを利用できるターミナル筐体。キャラクターカスタマイズ、リングネームの変更、自己PRの入力などを行うことができる。キャラクターカスタマイズは実際にキャラクターの映像を見ながら、装着アイテムの設定が可能だ。
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32インチワイド液晶モニターを備えた『VF5』の筐体。より自然でリアルな、ハイクオリティな映像にも注目だ。 | 『VF5』に関するさまざまな映像コンテンツが配信される「VF.TV」(左)と、アイテムの設定やカードの再発行などが可能な「VF TERMINAL」(右)。「VF TERMINAL」の操作は、すべてタッチパネルで行う。 |
すでに都内アミューズメント施設「池袋GIGO」、「クラブセガ新宿西口」、「クラブセガ秋葉原」でロケテストが行われ、すでに触れたという都内の『VF』プレイヤーも多い今作。基本システムは『VF4』シリーズがベースとなっているが、新たに「特殊移動」が追加されている。この「特殊移動」により、相手の側面や背後に回るなどの行動がしやすくなり、今まで以上にリングでの位置取りを意識した戦術が必要。新技の追加はもちろん、移動モーションや従来の技のリニューアルなども施されているので、これまでとは違った戦術の展開に期待が高まる。
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「特殊移動」で相手の側面に回り込んで攻撃を当てることで、これまでとは違った「やられモーション」となる。位置を意識した戦術こそが『VF5』の醍醐味となる。 |
また、本日の「AOU 2006」では新キャラクターの1人“アイリーン”の詳細も明かされた。“アイリーン”は中国武術の1つである形意拳の代表的な拳法である「猴拳(こうけん)」の使い手。「猴拳」は別名で猿拳と呼ばれ、猿の動きを取り入れたユーモアな動きが特徴の武術となっている。
今回は、先に発表されたルチャ・リブレの闘士“エル・ブレイズ”と“アイリーン”も使用可能となっており、全17キャラクターを実際にプレイすることができた。現段階ではまだ正式稼動時期は未定となっているが、『VF』のナンバリングタイトルとしては約4年ぶりの続編の登場となるだけに、正式稼動が待ち遠しい限りだ。
| “アイリーン/Eillen” 【格闘スタイル】猴拳/Kou-Ken 【国籍】中国/China 幼くして両親を亡くし、拳法の使い手である祖父に育てられたという小柄な少女。“パイ”の演舞の美しさに圧倒され、「あの人に近づきたい」という一途な想いを抱いている。 |
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この他、セガブースの主だったところではアクションサッカーゲーム『バーチャストライカー4 Ver.2006』、シューティングゲームの『トリガーハート エグゼリカ』といったビデオゲームや、大型アトラクション筐体となり多数のギミックが追加された『ハウス オブ ザ デッド4 スペシャル』が出展されていた。
なお、フライトシューティングゲーム『AFTER BURNER CLIMAX』、人気稼動中のリアルタイムカード対戦ゲームの新バージョン『三国志大戦2』は映像のみ公開。明日会場に足を運ぶ人は、セガブースのメインステージに用意されたスクリーンにも注目しておきたい。
『バーチャストライカー4 Ver.2006』 | |
シンプルな操作で、より現実に近い試合の組み立てが可能となった『バーチャストライカー4 Ver.2006』。1人プレイモードに他プレイヤーのゴーストチームが登場する「VS.NET FRIENDLY MATCHモード」が追加された。 |
『ザ ハウス オブ ザ デッド4 スペシャル』
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ボックス型のアトラクション筐体で、臨場感のあるゲームが楽しめる『ザ ハウス オブ ザ デッド4 スペシャル』。敵に囲まれると椅子が振動したり、敵の攻撃を受けると前後からエアーが噴出されたりと、アトラクションならではの体感ギミックが用意されている。 |
「AOU2006」は明日2月18日が一般公開日。気になるタイトルや遊んでみたいタイトルがある人は、ぜひ会場に足を運んでプレイしてみよう。入場料は1,000円(小学生以下および60歳以上は無料)。
データ
■「AOU2006 アミューズメント・エキスポ」開催概要
【開催日時】2006年2月17日、18日(一般公開日は18日のみ) 両日ともに10:00~17:00
【開催場所】幕張メッセ 国際展示場1、2、3ホール
【入場料】当日券 大人、中高生 1,000円 ※小学生、60歳以上は無料
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