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2006年3月2日(木)

『デビルサマナー葛葉ライドウ』発売記念、メイド喫茶で金子氏&山井氏トークショー

 本日3月2日、アトラスのPS2用ソフト『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団(以下、デビルサマナー 葛葉ライドウ)』の発売にあわせ、秋葉原のアミューズメントカフェ「めいど in じゃぱん」で発売記念イベントが行われた。

 『デビルサマナー 葛葉ライドウ』は、一族に伝わる秘術により、悪魔を使役する悪魔召喚師“デビルサマナー”の14代目を襲名した“葛葉ライドウ”を主人公としたRPG。オカルトを専門とする鳴海探偵社に見習いとして籍を置く“ライドウ”が、仲間にした悪魔たちの特殊能力を駆使し、大正20年の帝都に起きるさまざまな怪奇事件を捜査していく。

 発売記念イベントには、本作の原案・アートディレクターを担当した金子一馬氏と、ディレクターの山井一千氏が登場。本作の購入者を対象に、2人のスペシャルトークショーやサイン会が行われた。
 2人はまず、「“葛葉ライドウ”というキャラクターや、探偵要素のRPGというアイデアを考え付いたのは、『デビルサマナー』シリーズ2作目の発売後くらい。それから約10年くらい経ってしまいましたが、ようやく発売できてうれしいです(金子氏)」、「開発期間が2年以上と長く、紆余曲折あった中でやっと発売できてよかったなぁと思っています(山井氏)」とコメント。無事に発売日を迎えた感想を感慨深げに語っていた。

 トークショーでは、ゲーム内容についても触れられ、2人は本作の特徴や魅力を紹介。本作では、“ライドウ”が仲魔を召喚することで、戦闘に参加させることができる他、尾行や現場検証、読心術、飛行といった“ライドウ”にはできない捜査を行うことができる。従来のタイトル以上に仲魔を操ることができる点について、金子氏は「プレイヤーが悪魔を使っているという雰囲気をビジュアルでも見せたかった」と語る。山井氏も「刷新されているところも多く、最初は戸惑うかもしれませんが、プレイしてもらえば“なるほど”と思ってもらえるような内容になっていると思う」とアピールしていた。

 時代設定に大正時代を選んだことに関して、金子氏は「西洋文化と日本文化がミックスされていながらもアンバランスな雰囲気が魅力的で、ロマンチックなイメージ。世の中がすごいスピードで変化していくところが今の世の中と共通していて、比喩表現ができるかなと思い、大正時代を選んだ」と話す。時代設定にあわせてキャラクターデザインやファッションにもこだわったそうで、「本作では西洋建築や下町風など背景に力を入れていて、登場キャラクターたちの衣装も着物にダービーハット、ブーツといったミスマッチ感でいい味が出ていると思います。従来のシリーズタイトルでは突拍子もないデザインが多かったんですが、今回は落ち着いたモダニズムを意識して、ちょっとおとなしめの雰囲気になっています(金子氏)」とのことだ。

 また金子氏によれば、『葛葉ライドウ』の小説、コミック、アニメといったメディアミックス展開も検討中だという。設定はそのままに、さまざまなメディアで“ライドウ”が事件を解決していく様子が描かれれば、いろいろな楽しみ方ができるのではないかと話していた。具体的に詳細は明らかにされなかったが、シリーズのファンは発表を楽しみにしていたい。

 なお、イベントの会場となった「めいど in じゃぱん」では、3月12日まで本作の発売記念キャンペーン「葛葉ライドウが“めいど in じゃぱん”をジャック!?」が実施されている。店内には、金子氏のイラストが展示されている他、試遊台の設置、「オリジナルタンブラー」の販売、さらに店舗スタッフがゲームのヒロイン“大道寺伽耶”の衣装で接客してくれるなど、さまざまな企画が用意されている。期間限定のサービスが受けられるので、ファンはぜひ足を運んでおこう。



トークショー&サイン会は1日に計3回行われたが、いずれも盛況。多くのシリーズファンが駆けつけた。

トークショーでは、ところどころでジョークを飛ばし、来場者の笑いを誘っていた金子氏。ミニゲームとして収録されている「悪魔麻雀」について、「ゲーム進行には関係がないので、単純に楽しんでほしい」とアピールしていた。

とにかく開発期間が長かったと語った山井氏。「正直、3回くらいまったく違う内容になっていて、3本くらいゲームを作った感覚(笑)。でもそのおかげで、これまでのタイトルよりも悪魔の個性をいかした内容になったと思っています(山井氏)」と制作秘話を明かした。



イベントではトークショーに引き続き、メイドさんとのジャンケン大会も実施。



金子氏と山井氏が来場者1人1人と会話を交わしながら行われたサイン会。短い時間ながらも、ファンとの交流を楽しんでいた様子。





「めいど in じゃぱん」では、『デビルサマナー 葛葉ライドウ』の発売記念キャンペーンを3月12日まで実施中。期間限定のオリジナルメニューも登場する。


データ

■『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』発売記念キャンペーン
【開催期間】2006年2月21日~3月12日
【開催場所】「めいど in じゃぱん」東京都千代田区外神田1-7-6 Laoxザ・コンピュータ館B1F
【開催内容】
・オリジナルコースターとオリジナルメニューが登場
・『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』試遊台を設置
・原案・アートディレクター 金子一馬氏のイラストを展示
・店舗スタッフがヒロイン“大道寺伽耶”の衣装で登場
・期間限定アイテム「オリジナルタンブラー」を販売(税込:1,260円/コーヒー一杯サービス付き)

▼『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』
■メーカー:アトラス
■対応機種:PS2
■ジャンル:RPG
■発売日:発売中(2006年3月2日)
■価格:7,140円(税込)
※プレイステーション・ドットコム・ジャパンの販売価格:6,426円(税込)
※セガダイレクトの販売価格:6,426円(税込)
※Amazonの販売価格:6,069円(税込)
※コナミスタイルの販売価格:6,594円(税込)
※TSUTAYA onlineの販売価格:6,426円(税込)

■『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』の購入はこちら
プレイステーション・ドットコム・ジャパン
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■関連サイト
『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』公式サイト
「真・女神転生ポータルサイト」
アトラス