News

2006年3月22日(水)

スクウェア・エニックスと学研、シリアスゲームの開発・販売において業務提携

 スクウェア・エニックと学習研究社は、エンターテイメント以外にゲームを活用した「シリアスゲーム」の開発・販売において業務提携を行うことで基本合意し、5月1日に両社の共同出資による新会社「SGラボ(エスジーラボ)」を設立する。新会社の資本金は1,000万円(スクウェア・エニックスが60%、学研が40%)で、取締役会はスクウェア・エニックスより3名、学研より2名で構成される。

 シリアスゲームとは、コンピュータゲームの機能や開発技術、表現などを応用することにより、ビジネスや医療、教育、公共政策といったさまざまな分野における問題解決、なんらかの効果が得られることを目的としたコンテンツ。海外では、すでに学校教育や職能訓練、公共機関などでシリアスゲームが活用されている。

 日本国内では、少子高齢化、ライフスタイルの変化、企業の国際間競争の激化などを背景に、生涯学習や企業研修に関する市場が拡大。新会社・SGラボではこういった市場の動向を踏まえ、スクウェア・エニックスが持つゲームコンテンツの開発技術力やノウハウ、学研が持つ教育・知識コンテンツのノウハウ、教育機関とのネットワークなどを融合。学校その他教育機関をはじめ、公的な啓蒙活動、企業・職能トレーニング、個人的能力開発という4分野をターゲットにシリアスゲームの企画、開発を行っていくとのことだ。


■関連サイト
スクウェア・エニックス ニュースリリース(pdf形式)
スクウェア・エニックス
学研