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2006年4月12日(水)

CESAの学生向け体験学習「学生・生徒向けゲーム業界学習講座」が2年目に突入

 本日4月12日、社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)で「学生・生徒向けゲーム業界学習講座」が行われた。

 この講座は、社会科見学や修学旅行の自由学習時間などを利用してゲーム業界をより知ってもらうことを目的に、小・中学校、高等学校などに在学中の学生を対象に昨年2005年度から実施しているもの。2005年度は、全国各地の中学校、高等学校から男女あわせて200人以上の生徒が参加した。

 2006年度最初となる今回の講座には、福島県郡山市立緑ヶ丘中学校の生徒6人と岩手県岩泉町立岩泉中学校の生徒7人の計13名が参加。講義では、CESA事務局の町谷太郎氏が講師を務め、CESAの紹介やゲーム業界に関する小テスト、ゲームソフトが販売される仕組みやゲームソフト制作過程の説明、「東京ゲームショウ2005」などのビデオ鑑賞などが行われた。
 ゲーム業界に関する小テストでは、“これまでに発売された家庭用ゲームのうち、世界で一番売れたゲーム機とその出荷数”や、“世界で一番売れたゲームソフトのタイトルとその出荷数”などを問う問題などが出題。中には有料ネットワークゲームの市場規模を問うといった中学生の頭を悩ませる難しい問題もあったが、参加した生徒たちは友人と相談しあって回答を考えるなど、楽しみながらゲーム市場を学んでいた様子だった。



熱心にメモを取る生徒たち。講師の町谷氏からゲームのデバック作業をしていた経験が語られると「いいな~」とうらやましがる声も。

講義終盤に行われた質疑応答ではゲーム業界のみに関わらず、「記者になるために必要なことは何か」、「雑誌を作るにはどれくらいの取材が必要なのか」など、取材していた報道陣にまで質問がおよぶ場面も。


■関連サイト
「学生・生徒向けゲーム業界学習講座」紹介ページ
社団法人コンピュータエンターテインメント協会