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2006年4月4日(火)

セガ、消防ヘリコプターのシミュレータを開発。京都市市民防災センターに導入

 セガは、消防ヘリコプターの操縦や作業を疑似体験できるフライトシミュレータ「エア・レスキュー・パイロット」を開発し、京都市市民防災センター(運営:財団法人京都市防災協会)に納入したことを明らかにした。

 「エア・レスキュー・パイロット」は、若年層をはじめとした多くの市民に防災学習意欲を持ってもらうことを目的に開発されたフライトシミュレータ。筐体は実際に現場で活躍している消防ヘリコプター「ドーファン SA365N1型」(ユーロコプター社製)の機体をベースにしており、スクリーンの映像、操縦桿による操作によって消防ヘリコプターの操縦がリアルに再現されている。
 体験できるシミュレーションの内容は、「被害状況調査ミッション」、「救急搬送ミッション」、「救助活動ミッション」、「消火活動ミッション」、そして京都市内を回遊する「フリーフライト」の5種類。各ミッションには、操縦桿だけを使う「やさしい」、操縦桿とレバーを使う「ふつう」、操縦桿、レバー、ペダルを使用する「本格的」の難易度3段階が用意されており、より早く、正確にミッションを遂行することで高得点が狙えるようになっているとのことだ。「エア・レスキュー・パイロット」の利用料金は無料で、京都市市民防災センターに行けば誰でも利用できる。

 セガでは、今後もゲームやアトラクション開発で培った技術力を異分野でも活用し、エンタテインメントの拡大を図るとともに社会貢献を行っていきたいとしている。

京都市市民防災センターの「防災バーチャルコーナー」に導入されたフライトシミュレータ「エア・レスキュー・パイロット」。セガの技術力によって、本格的な消防ヘリコプターの疑似体験が可能となっている。


■関連サイト
セガ ニュースリリース(pdf)
京都市市民防災センター
セガ