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2006年4月7日(金)

松下電器とスク・エニ、デジタル家電上でのコンテンツ利用環境を共同で構築

 松下電器産業とスクウェア・エニックスは本日4月7日、さまざまなデジタル家電で利用できるコンテンツの開発環境と、開発コンテンツ利用環境の構築、これらの環境をセットメーカーやコンテンツプロバイダに提案していくことについて合意した。

 近年のデジタルコンテンツ市場は、デバイスの多機能・高度化やネットワークの進化にともない、PCなどのIT機器に加えて、テレビやDVDレコーダーといった家庭用AV機器、携帯音楽プレーヤー、携帯電話、カーナビなどのモバイルAV機器からのコンテンツ利用、共有のニーズが高まってきている。そのような状況を踏まえ、松下電器ではデジタル家電統合プラットフォーム「Uniphier(ユニフィエ)」を開発し、デジタル家電機器への搭載を開始。一方、スクウェア・エニックスは、『ファイナルファンタジー』、『ドラゴンクエスト』を代表とする豊富なコンテンツ資産を保有するとともに、家庭用ゲーム機やPC、携帯電話といった多種多様なプラットフォームにコンテンツを提供するための高度なソフト組込み技術、通信・ネットワーク技術を確立している。

 両社は今回の合意に基づき、双方が保有する独自の技術とノウハウを活用することで、デジタル家電上でのシームレスなコンテンツ利用を実現し、新たなライフスタイルを提案していくとのこと。具体的には、まず2007年3月までに、松下電器の「Uniphier」にスクウェア・エニックスが保有するミドルウェア「SEAD Engine()」を組み込み、さまざまなデジタル家電上でのコンテンツ利用の技術・ノウハウを構築するとしている。


データ

「SEAD Engine」は、スクウェア・エニックスが開発しているグラフィックス、サウンド、非同期通信などのソフトウェアを統合し、さらに表現力を強化した「UIEngine」ベースのミドルウェア。

■関連サイト
スクウェア・エニックス ニュースリリース(pdf形式)
スクウェア・エニックス
松下電器産業