『戦国BASARA2』のドラマCD発売決定!声優陣がその魅力を語る
カプコンのPS2用ソフト『戦国BASARA2』を題材としたドラマCD「戦国BASARA2 ~百花繚乱! 小田原の役~ドラマCD」が8月23日にリリースされる。価格は3,150円(税込)。
『戦国BASARA2』は、2005年7月に発売されたスタイリッシュアクションゲーム『戦国BASARA』の続編タイトル。プレイヤーは戦国時代を生きる武将となり、華麗で強力な技を駆使しながら、合戦を繰り広げていく。
「戦国BASARA2 ~百花繚乱! 小田原の役~ドラマCD」では、“伊達政宗”と“豊臣秀吉”の戦いを中心に、ゲームとは異なる展開のストーリーが楽しめる。今回、ドラマCDのアフレコ収録が都内のスタジオで行われ、出演した声優陣が収録を終えた感想や聴きどころなどを語ってくれたので紹介しよう。
■中井和哉氏(伊達政宗役)
前作に引き続き“政宗”は小粋な英語を駆使する(一同爆笑)イカした奴です。刀もありえないくらい持って振り回す、全身で「この世界がなんでもありなんだ」ということを表現しているキャラクターです。
“政宗”を演じるにあたっては、迷いとか照れとか疑問を全部振り払って「最後までやりきる、押し通す」という意志を持ち続けることを前作から気をつけていたので、今回もそういう風に演じました。
ゲームの収録時にも思ったのですが、“小十郎”がそばにいてくれるようになって、より“政宗”本来の性質に近い「自由奔放さ」というか、大勢の配下を従えるトップとして肩に背負っていたものを降ろしたような、より「ガキンチョ」っぽい感じになったのではないかと思います。ドラマCDではその辺を聴いてもらえれば嬉しいです。
■保志総一朗氏(真田幸村役)
このゲームの“幸村”は、今まで抱いていた知将で静かなイメージとは180度違う、“お館様(武田信玄)”をこよなく慕っていて、“お館様”のためにすべてを投げ打って戦う熱いキャラクターです。
“幸村”には、“お館様”とのやり取りで、本人同士はすごくまじめにやっているのですが、微笑ましいというかコミカルに見えてしまうような『バサラ』の定番シーンがあるんです。見ている人がそういうシーンをすごく楽しみにしているんだろうなというのが『1』でわかっていたので、その点を気にしながら演じました。
“幸村”と“政宗”はライバル的な関係なので、特別な仲間意識などはないんですけども、今回のドラマCDでは結果的にお互いの力を合わせて戦うシーンがあり、そこはぜひ聴いてほしいポイントですね。あと、ゲームとは違ったアプローチで“慶次”と絡むシーンもあって、“幸村”の普段とは違うところを垣間見ることができます。
■森田成一氏(前田慶次役)
今回の“慶次”は豪快で飄々(ひょうひょう)とした雰囲気で、皆さんの頭の中にある“前田慶次”のイメージに近いんじゃないかなと思います。『バサラ』の登場人物はみんな個性的ですが、その中で“慶次”は現代人に近く、とっつきやすい感じだと思います。
ドラマCDでは他のキャラクターが戦いに来ている中、“慶次”だけは花見に来ています(笑)。ゲームの『戦国BASARA2』にもそういうシーンがあるので、オーバーラップして聴いて頂ければ嬉しいです。“慶次”は戦いに来たわけではないので、他のキャラクターより一歩引いたところで小田原という町を、そしてその中で起こっている物語を見ることになります。派手なアクションはありませんが、その分他のキャラが抱えている理論や理想に対して「でも本当はこうなんじゃないの?」ということを1人でポンっと口にしてしまうあたりに“慶次”の気持ちよさが出ているんじゃないかと思います。
今回から初参加ということで、緊張しつつも精一杯頑張りました。ぜひお楽しみください。
■置鮎龍太郎氏(豊臣秀吉役)
よくある“秀吉”像には醜男でせわしない感じのイメージがありますが、今回演じた“秀吉”は「山のような大男」で、そういったイメージの“秀吉”とは別人だと思って頂いて間違いないです(笑)。『バサラ』の“秀吉”は、僕が普段演じている役とはまったく正反対のキャラクターなので、その大きさを表現するためにたっぷりゆっくりセリフを言いつつも、喉に負担をかけないようにするのが大変でした。
ゲーム中では、つき従う“半兵衛”といつも一緒にいるという感じのセリフが多く、今回のドラマCDでもそういったシーンが多々あります。逆に、他の皆さんと絡んで演技をするというのは今回が初めてでした。ゲームとは違う部分も出てくるかもしれませんが、自分の中のチャレンジとして“秀吉”という役を改めて創ってみました。
■森川智之氏(片倉小十郎役)
“小十郎”は“伊達政宗”の参謀で、常に“政宗”の隣にいて背中を守っている、そういうキャラクターです。
僕も今回から初めての参加で、台本をいただいた時はとまどいも多かったです。「なんで英語しゃべってんだろう?」とか「これ誰に質問したらいいんだろう?」とかいろいろあったんですけれど(笑)、独特な世界観でとてもおもしろいなと思いました。
声優業界では、この『バサラ2』という作品が非常に有名で(一同爆笑)、周りから「大変だよ、喉」とか、ちょっと調子悪いと「どうしたの? 『バサラ』?」なんて言われるほど役者泣かせなんです。その分やりがいのある作品で、我々声の出演者たちの血と汗と涙の結晶(笑)となっているので、ドラマCDも楽しんでいただければと思います。
また、ゲームソフトに先行して7月26日に「戦国BASARA2 オリジナルサウンドトラック」が発売されることもあわせて判明。サウンドトラックには、『戦国BASARA2』に使用される曲の中から選りすぐりの35曲が収録されており、ゲームプレイよりも一足早く本作のクールな雰囲気を味わうことができる。サウンドトラックCDの価格は2,940円(税込)。
「戦国BASARA2 ~百花繚乱! 小田原の役~ ドラマCD」のジャケットデザインは、ご存知、土林誠氏の描き下ろし!
今回ドラマCDについてコメントしてくれた声優陣の方々。画面右から森川智之氏、中井和哉氏、森田成一氏、保志総一朗氏、置鮎龍太郎氏。
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データ
▼「戦国BASARA2 ~百花繚乱! 小田原の役~ ドラマCD」
■販売元:ハピネット
■発売日:2006年8月23日
■価格:3,150円(税込)
▼「戦国BASARA2 オリジナルサウンドトラック」
■販売元:ハピネット
■発売日:2006年7月26日
■価格:価格は2,940円(税込)
▼『戦国BASARA2』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS2
■ジャンル:ACT
■発売日:2006年7月27日
■価格:7,329円(税込)
■関連サイト
・『戦国BASARA2』公式サイト
・カプコン
・「e-CAPCOM」