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2006年6月9日(金)

YNKJAPANとエキサイトが共同展開!新ファンタジーMMORPG『R.O.H.A.N』発表会

 YNK JAPANとエキサイトは本日6月9日、PC用オンラインゲーム『R.O.H.A.N(Renaissance Of Human And Nature)』の発表会を秋葉原にて開催した。

 発表会では、まずはじめに『R.O.H.A.N』の開発元である韓国・YNK KOREA 代表取締役社長の尹 永石(ユン・ヨン・ソク)氏、そして日本でのサービス展開を担当するエキサイト代表取締役社長の山村幸広氏、YNK JAPAN 代表取締役社長の朴 琪源(パク・ギ・ウォン)氏が登壇し、挨拶。3人はそれぞれ「これまでYNK KOREAでは、グラフィック中心のMMORPGではなく、ユーザー同士のコミュニケーションを中心としたMMORPGの開発を進めてきました。今回、その結晶となるMMORPG『R.O.H.A.N』を、エキサイトというパートナーを得て日本向けにサービス提供を行っていきます(尹氏)」、「今回、韓国のオンラインゲーム市場の中でも、一番信頼でき、多大な情熱をもっている尹氏が率いるYNKとパートナーとして、『R.O.H.A.N』の提供を行えることをうれしく思います。エキサイトでは、このゲームのマーケティング、決済、そしてアライアンスパートナーとして盛り上げていきたい(山村氏)」、「『R.O.H.A.N』は、いままでのオンラインゲームと違い、ユーザーのコミュニティに重点を置き、開発されたMMORPGです。プレイヤー同士のコミュニケーションの楽しさは、韓国でも日本でも同じ。日本におけるサービスにおいても、ユーザーからの意見を取り入れつつコミュニティの充実を図っていきたい(朴氏)」と、日本でのサービス開始に向けて意気込みを語った。

 続いて、YNK JAPAN 運営企画チームの福田和史氏が会場の巨大スクリーンを用いて、本作の世界観やゲームシステムを説明。
 『R.O.H.A.N』は、ヒューマンやエルフ、ハーフエルフ、ダンといった、さまざまな種族が暮らすファンタジー世界を舞台にしたMMORPG。各種族は、ヒューマンなら高い体力を生かした近接戦闘のエキスパート「ナイト」、エルフなら回復魔法の使い手「ヒーラー」、ハーフエルフは攻撃スキルが豊富な「アーチャー」、ダンは一撃必殺を得意とする「アサシン」というように、それぞれに対応する職業が決まっている。本日の発表会では、国内初公開の情報として各職業の2次職業が公開された。2次職業の詳細は、下記の通り。

■「ナイト」2次職業
・ディフェンダー(防御型)
 防御力を増加させる「メタルプロテクション」などのスキルを使用。
・ガーディアン(攻撃型)
 剣攻撃で大きなダメージを与える「ファイナルクラッシュ」などのスキルを使用。

■「ヒーラー」2次職業
・プリースト(回復魔法型)
 パーティーメンバーのHPを回復させる“グループインスタントヒール”などのスキルを使用。
・テンプラー(攻撃魔法型)
 女神マレアの力を借りた攻撃魔法“マレアハンマー”を使用。

■「アーチャー」2次職業
・スカウト(スピード型)
 敏捷性を増加させる“アラクリティブロー”などのスキルが使用。
・レンジャー(パワー型)
 弓矢を使った攻撃で“プレミアムショット”などのスキルが使用。

■「アサシン」2次職業
・アベンジャー(潜伏型)
 姿を隠す“シークレットハイド”などのスキルを使用。
・プレデター(パワー型)
 相手をダイナミックに切りつける“プレミアムスラッシュ”などのスキルを使用。


 加えて本日の発表会では、竜の血を引くデカンという新種族の存在も明らかにされた。発表によると、デカンは独特な形状の武器「ゼン」を操る戦士“ドラゴンファイター”という職業に対応しているとのことだ。

 この他の要素として、『R.O.H.A.N』にはプレイヤー同士のコミュニティの繋がりを強める「ソリダリティシステム」や「タウン建設システム」など、多彩なシステムが搭載されているという。

■ソリダリティシステム
 『R.O.H.A.N』では、プレイヤー同士で「ソリダリティ(結束)」と呼ばれる、従来のギルドにあたる組織を結成することが可能。「結束」内には上下関係が存在し、すべてのメンバーが他のプレイヤーを誘う権利を持ち、誘われて新規メンバーとなったプレイヤーは、誘ったプレイヤーの下に所属する。「結束」の中でランクの低いプレイヤーは、戦闘で10%のボーナス経験値をもらうことができる。一方、ランクの高いプレイヤーには自分より下のランクのプレイヤーが獲得したマネーの10%が、自動的にサーバーから支給される。

■タウン建設システム
 プレイヤーは、あるアイテムを手に入れることで、指定したフィールド上に城や城壁、やぐらなどを配置して「タウン」を建設することができる。建設された「タウン」は、自由に歩き回ることも可能。さらに、「タウン」では攻城戦が発生し攻城戦専用の武器などを使用して、「結束」対「結束」の戦いを楽しむことができる。

■リベンジPvPシステム
 『R.O.H.A.N』では、街以外のフィールドでPvP(プレイヤー対プレイヤー)が発生し、PvPの勝敗はすべて記録される。戦った相手の名前・情報はリストに登録され、登録された相手の近くにワープして、いつでも相手に再挑戦(リベンジ)することができるようになっている。また、仲間とパーティを組み、全員で相手のもとへワープして戦いを挑むこともできる。

■M-KILLシステム
 「M-KILLシステム」とは、指定された数の敵(モンスター)を倒すことで、通常より多くの経験値が手に入るようになるシステム。例えば、「M.KILL×10:0/50」と表示されている場合、50体目の敵を倒した時に10倍の経験値を獲得できる。

■LDEシステム
 「LDEシステム」は、武器を強化する通常のエンチャントとは異なり、レベル制限のある武器の装備制限レベルを下げることができるシステム。NPCにマネーを支払うことで、高レベル用武器が装備可能になる。ただし、「LDEシステム」は失敗する場合があり、失敗時には装備レベルが上がることも。
※装備アイテムの初期レベル制限以上に高くなることはない。


 また、会場では『R.O.H.A.N』の今後の展開として、新規キャラクターコスチュームやNPCのイメージデザインが公開された。
 今後は日本独自の要素として、NPCや背景などのグラフィックが日本向けに変更。加えて、現在メールマガジンに連載中のオリジナルノベル「A Journey before the Epic War」のキャラクターが、日本ではNPCとしてゲームに登場するという。メールマガジンの登録は、『R.O.H.A.N』公式サイトの会員登録を行うことで可能となる。

 発表会の最後には、日本における『R.O.H.A.N』のベータテストスケジュールも判明。これによると、人数を制限したクローズドベータテストが6月中に実施され、8月にはオープンベータテストが開始される。応募方法の詳細などは明らかにされなかったが、近日中に発表されるとのことなので、楽しみに待っていよう。
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『R.O.H.A.N』は、美しいグラフィックと人間同士のコミュニケーションが魅力となる新作MMORPGだ。
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日本初公開となる2次職業のスクリーンショット。それぞれの特徴を生かした強力なスキルを使用することができる。
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新種族デカンが対応している職業「ドラゴンファイター」。彼らが操る武器「ゼン」は、通常両手武器として使用するが、特定のスキルを使うことで2つに分かれ、2刀流で戦うことができるという。
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発表会に出席した関係各社の社長陣。写真左から、エキサイト代表取締役社長の山村氏、YNK KOREA 代表取締役社長の尹氏、YNK JAPAN 代表取締役社長の朴氏。
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会場内には、『R.O.H.A.N』の美しいイメージイラストを使用したPOPが多数設置。大型モニターではゲームのデモムービーも流されていた。

(C)2005 YNK GAMES INC. ALL RIGHT RESERVED.
(C)2005-2006 YNK JAPAN INC. ALL RIGHT RESERVED.

データ

▼『R.O.H.A.N(Renaissance Of Human And Nature)』
■メーカー:YNK JAPAN
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:未定
※2006年6月中にクローズドベータテストを実施。

■関連サイト
『R.O.H.A.N(Renaissance Of Human And Nature)』公式サイト
YNK JAPAN
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