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2006年9月14日(木)

家族全員が楽しめる「Wiiのある新しい生活」を提案!「WiiPreview」詳細&動画公開

 既報の通り、任天堂は本日9月14日に「Wii Preview」を開催し、同社の次世代ゲーム機「Wii」の発売日を12月2日、価格を25,000円(税込)と発表した。

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 発表会では、元フジテレビアナウンサーの中井美穂さんが司会を担当。まず任天堂の代表取締役社長の岩田聡氏が登壇し、Wiiを開発するにいたった背景、開発コンセプトなどを説明しながら、プレゼンテーションを行った。
 任天堂は、数年前から取り組んできた戦略「ゲーム人口の拡大」の第1ステップとして「ニンテンドー DS」を2004年12月2日に発売。岩田氏は、グラフ資料を用い、「Touch! Generations」シリーズをはじめとする多くのDS用ソフトがヒットした結果、携帯型ゲーム機の市場がハード・ソフトとも大幅に拡大するなど、2005年から2006年にかけてゲーム市場が大きく変化したと説明。「DSの普及にともない、日本市場は“脱ゲーム離れ”の段階へ移行した」と語る。加えて、欧米でも『脳を鍛える大人のDSトレーニング』がヒットするなど、海外でもゲーム市場が拡大。年齢や性別といった枠を大きく越え、多数のDSユーザーを獲得したという現状をふまえ、岩田氏は「ゲーム人口拡大のたしかな手ごたえを感じている」と力強く語った。

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 続けて岩田氏は、DS発売以降のもうひとつの大きな変化として、一世帯あたりのユーザー数増加を挙げる。これまで、据置きゲーム機では一世帯あたりのユーザー数が2.2~2.8、携帯型ゲーム機では一世帯あたりのユーザー数が2.0だったが、DSにおける任天堂の調査では一世帯あたりのユーザー数が3.0になっているという。
 これらの背景を踏まえ、岩田氏は「一世帯あたりのユーザー数が増えたことは、任天堂の目指す「ゲーム人口拡大」が達成されているかどうかを示す有効な指標だといえる。しかしながら、Wiiの普及は持ち運びが可能なDSほど容易ではなく、DSとは異なる新しい試みが必要。Wiiは、家族全員に敵視されず、家族全員に関わりがあり、毎日電源を入れてもらうといったことをテーマに、一世帯あたりのユーザー数の拡大を重要視して開発していた。Wiiにおいては従来型のビデオゲームを提供することはもちろん、Touch Generationsなどの展開、従来のパッケージゲームの枠を超え、さらに幅広い意味での実用性を持ったインタラクティブエンターテインメントを展開していく必要がある」と話し、Wiiに関するさまざまな新情報を紹介した。

●「バーチャルコンソール」
 Wiiでは、ファミコンやスーパーファミコン、ニンテンドウ64、メガドライブ、PCエンジンといった歴代ゲーム機のタイトルをダウンロード販売するシステム「バーチャルコンソール」を用意。発表会では、ダウンロード販売されるコンテンツの価格帯、決済方法、参入メーカーなどが明らかにされた。

 日本国内では現在、KONAMI、アトラス、セガ、カプコン、テクモ、タイトー、スクウェア・エニックス、ハドソン、コーエー、サンソフトなど24社が「バーチャルコンソール」のソフト供給に参入を表明。年内には、任天堂ハードが30タイトル、メガドライブやPCエンジン用のタイトルを含めると約60タイトル以上がラインナップされる予定だという。さらに、毎月平均で約10タイトルが順次追加される他、Wii専用のミニゲームなどもダウンロード販売に対応するとのことだ。

 各タイトルの価格は、ファミコンタイトルが500円程度、スーパーファミコンタイトルが800円程度、ニンテンドウ64タイトルが1,000円程度で、メガドライブやPCエンジンのソフト価格はセガ、およびハドソンからそれぞれ発表されるとのこと。「バーチャルコンソール」の決済方法は、クレジットカード、「Wiiポイントプリペイドカード」に対応。「Wiiポイントプリペイドカード」は1,000円(税込)、3,000円(税込)、5,000円(税込)という3種類が用意されており、ゲーム販売店などで購入可能。クレジットカード、および「Wiiポイントプリペイドカード」を利用し、Wii本体にチャージした「Wiiポイント」を使って、各ソフトをダウンロード購入することとなる。

 また今回、MSXのゲームソフトもラインナップに加わることが判明。岩田氏は「今後もこのような新たなプラットフォームの参入の要望があれば、積極的に検討していきたい」と話していた。

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●「Wii Channel」
 岩田氏は、Wiiの開発コンセプトについて「家族とゲーム機、TVとゲーム機、インターネットとTVの関係を変えること」と話しており、Wiiでは「家庭のTVにチャンネルを増やす」という考えのもと、「Wii Channel」として512MBの内蔵フラッシュメモリにさまざまなソフトを搭載。
 Wiiを起動すると、TVモニタにはさまざまなチャンネルが一覧表示される。チャンネルには、インターネット常時接続モードである「WiiConnect24」を利用した情報配信チャンネルなど、さまざまなジャンルが用意されており、「バーチャルコンソール」で購入したソフトもチャンネルのひとつとして表示される。なお、表示されるチャンネル数は最大48個までで、自由に並び替えることが可能だ。

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 気になるチャンネルの内容は、WiiやGC用ゲームディスクを起動する「ディスクドライブチャンネル」、「似顔絵チャンネル」、「写真チャンネル」、「お天気チャンネル」、「ニュースチャンネル」、「バーチャルコンソール」の購入などに使用する「Wiiショッピングチャンネル」、チャンネル一覧画面の右下に表示されるメッセージ機能「Wii伝言板」など。各チャンネルの詳細は下記の通り。

・「写真チャンネル」
 このチャンネルでは、SDカードに記録されたデジタルカメラや携帯電話の撮影画像をTVモニタで鑑賞することができる。1枚表示や一覧表示、スライドショーといった閲覧の他、画像の加工を行うこともできる。
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・「お天気チャンネル」
 24時間起動する「WiiConnect24」を活用し、天気に関する最新情報を確認することができる。天気の情報は気象情報会社ウェザーニューズが提供。会場のデモ画面では、ズームアウトにより日本地図や地球儀が表示され、さまざまな地域の天気が一目で確認することもできた。なお、このチャンネルはインターネット接続したWiiのみ利用可能。利用料は無料となっている。
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・「ニュースチャンネル」
 「WiiConnect24」が自動的に、国内、海外のあらゆるジャンルのニュースを取得。「お天気チャンネル」のように地球儀と連動し、ニュースの発信地を表示する機能も用意されるという。なお、このチャンネルも「お天気チャンネル」と同様、インターネット接続時のみ利用が可能。
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・「インターネットチャンネル」
 Opera Softwareのインターネットフルブラウザを使用したWebページ閲覧チャンネル。アドビ・フラッシュにも対応しており、フラッシュコンテンツも観賞できる。Wiiリモコンによる直感的な操作、TVモニタでウェブページを閲覧するためのさまざまな機能が充実しているとのこと。インターネット接続時のみ利用可能。
 「インターネットチャンネル」は有料となるが、2007年6月末まではプロモーション期間として、無償でダウンロード配信される。

・「似顔絵チャンネル」
 オリジナルの似顔絵キャラクター「Mii(ミー)」を作成することができる機能。顔の輪郭や髪型、眉、目、鼻、口といったパーツを選択し、各パーツの角度や大きさなども調整可能。このチャンネルで作成した「Mii」は、『Wii Sports』をはじめとしたさまざまなWii用ソフトに組み込むことができる。さらに、Wiiリモコンに転送してデータを持ち運ぶことが可能だという。
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・「Wii伝言板」
 家族間やフレンド登録をした友だちとメッセージのやり取りが可能。PCや携帯電話のメールも送受信できる他、写真を添付したり、ゲームソフトと連動したメッセージとして新アイテムや追加マップが送られてきたりと、多彩なコミュニケーション機能が備わっている。さらに、カレンダーとも連動しており、スケジュール帳としても活用可能だ。
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●Wii用タイトル
 Wii発売日となる12月2日には、任天堂、サードパーティメーカーあわせて10社より16タイトルが発売。12月2日以降には11タイトルの発売が予定されており、2006年内には計14社より27タイトルのWii用ソフトがリリースされることとなる。

・『Wii Sports』
■発売日:2006年12月2日
■価格:4,800円(税込)
■対応コントローラ:リモコン、ヌンチャク
■対応機能:似顔絵
テニス、野球、ゴルフ、ボウリング、ボクシングという5種類のスポーツが楽しめる。
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・『はじめてのWii』
■発売日:2006年12月2日
■価格:4,800円(税込)
■対応コントローラ:リモコン、ヌンチャク
■対応機能:似顔絵
Wiiリモコンの操作が堪能できる9種類のミニゲームを収録。Wiiリモコン1個が同梱されているため、ソフトを購入すれば対戦も楽しめる。
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・『おどるメイドインワリオ』
■発売日:2006年12月2日
■価格:5,800円(税込)
■対応コントローラ:リモコン、ヌンチャク
■対応機能:似顔絵
ミニゲーム集として高い人気を博している『メイドインワリオ』シリーズの最新作。Wiiリモコンのさまざまな持ち方を活用し、多人数で楽しめるミニゲームが収録されているとのこと。
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・『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』
■発売日:2006年12月2日
■価格:6,800円(税込)
■対応コントローラ:リモコン、ヌンチャク
前作の発売から4年が経過し、満を持して発売されるRPG『ゼルダの伝説』シリーズ最新作。会場では、8頭身で描かれた“リンク”のさまざまなアクション、乗馬シーンなどが確認できた。
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・『ポケモンバトルレボリューション』
■発売日:2006年12月
■価格:5,800円(税込)
9月発売予定のDS用ソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド』、『ポケットモンスター パール』と連動する対戦バトルゲーム。DS用ソフトで育成したポケモンを使用してバトルを繰り広げることができる。また、Wi-Fiコネクションを使用し、離れた場所にいる他のプレイヤーと対戦をすることも可能だ。
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プレイイメージ スタイルショット
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●Wii専用周辺機器
 Wiiの商品パッケージには本体に、「Wiiリモコン ストラップ付き」、「ヌンチャクコントローラ」、「Wii専用ACアダプタ」、「Wii専用AVケーブル」、「Wii本体専用スタンド」、「Wii本体専用補助プレート」、「Wii専用センサーバー」、「センサーバースタンド」、「単三乾電池2本」が同梱。別売りとして同時発売される周辺機器は、下記の通り。

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「Wiiリモコン」(別売)
発売日:2006年12月2日
価格:1,800円(税込)
「ヌンチャク」(別売)
発売日:2006年12月2日
価格:1,800円(税込)
「クラシックコントローラ」(別売)
発売日:2006年12月2日
価格:1,800円(税込)


 またWii発売日には、数量限定で「5,000Wiiポイントプリペイドカード」と「クラシックコントローラ」をセットにしたパッケージが5,000円(税込)で販売されることもあわせて発表された。

 岩田氏は、「どうすればゲームに興味がない人にWiiを触ってもらえるか? どうすれば家族全員がゲーム機を自分に関わりがあるものとして受け入れ、自然に生活の中に浸透して毎日電源を入れてもらえるか?」を考え続けてきた答えが、このチャンネルのコンセプトであると語る。「「Wiiのある新しい生活」を提案し、家庭にあるゲーム機を家族全員が毎日触ることを当たり前にしていくことで、ゲーム人口拡大の第2のステップを踏み出します」と話し、プレゼンテーションを締めくくった。

 岩田氏のプレゼンテーション終了後、ステージには、任天堂情報開発本部長の宮本茂氏、ゲストとしてプロテニスプレイヤーの杉山愛さん、第11回国民的美少女コンテストのグランプリである林丹丹(ハヤシ・タンタン)さんが登場。司会の中井さんも加わり、4人で『Wii Sports』のテニス、『Wii やわらかあたま塾(仮)』のデモプレイが行われ、初心者でも簡単に操作できるWiiの手軽さ、楽しさをアピールした。
 宮本氏は、「Wiiでは、『Wii Sports』や『やわらかアタマ塾』以外にも家族全員で遊べるゲームをたくさん開発しています。家族全員がすぐにWiiを楽しむ状況にはならないかもしれませんが、先ほど紹介したさまざまなチャンネルでWiiのリモコンを触ってもらえるところから、少しずつゲームにも広げていきたいと思っています。またWiiでは、『ゼルダの伝説』のような本格的なゲームもたくさん作っています。『スーパーマリオ』の新しいアクションゲームも2007年に発売を予定しています。『脳を鍛える大人のDSトレーニング』がヒットし、DSでは脳を鍛えるというテーマが定着しましたが、Wiiでは体を鍛えようというテーマでさまざまなタイトルの開発も進めています」とコメント。これから発表されるソフトにも期待が高まるところだ。

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宮本氏と杉山氏によるテニスの対戦では、デュースにもつれ込む接戦ながらも宮本氏が勝利!


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宮本氏、中井さん、杉山さん、林さんの4人がステージ上でWiiをプレイ。あまりゲームになじみがないという中井さんらも楽しそうに『Wii Sports』や『やわらかあたま塾』で遊んでいた。


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データ

▼「Wii」
■メーカー:任天堂
■発売日:2006年12月2日
■価格:25,000円(税込)
■内容物
・「Wii 本体」
・「Wiiリモコン ストラップ付き」
・「ヌンチャクコントローラ」
・「Wii専用ACアダプタ」
・「Wii専用AVケーブル」
・「Wii本体専用スタンド」
・「Wii本体専用補助プレート」
・「Wii専用センサーバー」
・「センサーバースタンド」
・「単三乾電池2本」

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