三池ワールド全開!「龍が如く劇場版」完成披露試写会に龍が舞い降りた!
3月3日から東映配給にて全国ロードショーを行う映画「龍が如く 劇場版」の完成披露試写会が、本日1月29日に東京・イイノホールで行われた。
昨年12月に発売されたPS2用ソフト『龍の如く2』が早くも国内販売本数50万本を突破するなど、その人気はますます加熱する『龍が如く』シリーズ。本日行われた映画「龍が如く 劇場版」の完成試写会にも、多くのファンが詰めかけた。試写会で行われた舞台挨拶に参加したのは、『龍が如く』シリーズの総合プロデューサーのセガ・名越稔洋氏、「龍が如く 劇場版」の監督を務めた三池崇史氏、“桐生一馬”役の北村一輝氏、“真島吾朗”役の岸谷五朗氏、“悟”役の塩谷瞬氏、“唯”役のサエコさん、“朴”役のコン・ユ氏という面々。
まずマイクを手にした名越稔洋氏は、「ゲームを制作しているときには、このように盛大な映画の発表会ができるできるなんてことは考えていませんでした。しかし、『龍が如く』の持つ魅力、パワーを理解してくれた人によってこの映画が生まれました。本当に感謝しています。今日は四の五のいわず、パンチのあるエンターテイメントを楽しんでください」と、ファンへ感謝の気持ちを伝えた。
続けて、監督、キャスト陣が、収録時のエピソードやゲームを体験した感想などを語ってくれた。
●北村一輝氏(“桐生一馬”役)
「ゲームのキャラクターが前提にあるので、どこまでそのキャラクターに沿って演じていいか考えて、“桐生”は一応ヒーローですから、子どもたちが観てもわかりやすいようにエンターテイメント性を高くしようと心がけました。(司会「ゲームの感想は?」)“真島”が強いんですよ。映画の中でも戦っているんですが、ゲームのなかではまったく勝てません。1人ではクリアできそうにないですね。」
●岸谷五朗氏(“真島吾朗”役)
「ゲームの中でキャラクターがすでにできあがっているところを生身の俳優が演じるというのは、非常に難しいことなんですが、逆に言うとそこに近づけると何をやっても“真島”になれるというところがあって、非常にノッて演じることができました。(司会「“真島”的に注目してほしいところは?」)そうですねえ……。横分けですかね(一同笑)。」
●サエコさん(“唯”役)
「この映画の現場はすごく刺激的で、毎日何か得るものがある、達成感と爽快感のある現場でした。監督からは、現場でできる空気感を大事にしてくれれば、ほかは自由にやってくれていいと言われたので、すごく楽しかったです。(司会「女性視点での映画の見どころは?」)男性陣がみんなすごくキレイな体をしていて。筋肉もすごいし、触りたいな、とかって現場で思うことがありました(笑)。」
●塩谷瞬氏(“悟”役)
「三池監督はとても怖い方なのかな、って思っていたんですけど、あったかい空気で迎えてくれて、僕たちが「こういう風に動いてみてもいいですか」って言うと、「じゃあそうやってみて。はい本番」みたいな感じで。ワクワクドキドキしたまま、あっという間にこの撮影が終わってしまったので、もっとやりたい! という気持ちでした。」
●コン・ユ氏(“朴”役)
「今回は日本のすばらしい俳優さん、監督さんと一緒に撮った映画をお見せでき、胸が高鳴る気持ちです。皆さんよりひと足先に映画を見せてもらったんですが、思った以上にダイナミックでスタイリッシュで、本当に楽しめる映画でした。この映画のプロジェクトに参加できて本当にうれしいです。(司会「日本の現場と韓国の現場の違いは?」)三池監督のカラーなのかもしれませんが、とても撮影が早い。1カ月半で撮った映画とは思えませんでした。とてもすばらしい撮り方をしたのだなと感じました。」
●三池崇史氏(「龍が如く 劇場版」監督)
「普段と違う雰囲気なので、おじさんは正直戸惑っています(一同笑)。映画としてはちょっと大胆な、ナンジャコリャ系の見たことのないタイプだと思います。腕組みをしてじっくり観ていると一瞬で置いていかれるので、前のめりになって楽しんでください。(司会「映画の見どころは?」)触りたくなる体(一同笑)。役者は肉体表現者なんですよね。若いときには若いときだけ見せる魅力が、年をとってからはいぶし銀の魅力が。動きのよさや体のキレを楽しんでいただくというのは、この映画の大きなポイントの1つだと思います。」
スタッフ、出演陣のコメント終了後には、「龍舞」チームが操る龍が登場! 客席の間を舞ながらステージに登壇し、出演者の周囲を華やかに彩っていた。
左から塩谷瞬氏(“悟”役)、サエコさん(“唯”役)、岸谷五朗氏(“真島吾朗”役)、北村一輝氏、(“桐生一馬”役)、コン・ユ氏(“朴”役)、三池崇史監督、名越稔洋総合プロデューサー。
(C)2007 「龍が如く」フィルムパートナーズ
(C)SEGA
データ
■「龍が如く 劇場版」
【公開日】2007年3月3日(土)
【公開劇場】東映配給にて全国ロードショー
●スタッフ(敬称略)
監督:三池崇史
脚本:十川誠志
製作:岡村秀樹
エグゼクティブプロデューサー:名越稔洋、梅村宗宏
プロデューサー:土川勉、前川茂司
CGIプロデューサー:坂美佐子
エンディング曲&挿入歌:クレイジーケンバンド
●キャスト(敬称略)
“桐生一馬”役:北村一輝
“真島吾朗”役:岸谷五朗
“悟”役:塩谷瞬
“唯”役:サエコ
“朴”役:コン・ユ
“遥”役:夏緒
“一輝”役:加藤晴彦
“澤村由美”役:高岡早紀
“野口刑事”役:哀川翔
ほか
■関連サイト
・「龍が如く 劇場版」公式サイト
・セガ