「WindowsVista」製品発売記者発表会セガのPC用ゲーム『化石プレイ』の紹介も
マイクロソフトは、本日1月30日に東京プリンスホテルにて、「Microsoft Windows Vista」の発売を記念した記者発表会を行った。
「Windows Vista」は、マイクロソフトが「Windows XP」の後継として開発したPC用OS。一般家庭向けの「Windows Vista Home Premium」や企業向けの「Windows Vista Business」など、8種類のエディションが用意されている。2006年11月30日にボリュームライセンス契約者へ提供が始まり、本日2007年1月30日に全世界において一般発売がスタートした。
本日行われた記者発表会では、まず最初にマイクロソフト代表執行役社長 ダレン・ヒューストン氏が登壇。ヒューストン氏は冒頭の挨拶で、「本日発売された「Windows Vista」は、家庭においてデジタルエンターテイメントを楽しむというコンセプトのもとに開発されました。さまざまな分野においてデジタル化が進む現代、「コンテンツ」が非常に重要なカギとなってきます」と語った。
「Windows Vista」には、リモコンを使用しながら直感的に画像や動画、音楽といったデジタルコンテンツを、オフラインおよびオンライン上で扱うことができる「メディアセンター」機能が搭載されている。この「メディアセンター」向けにさまざまな企業がコンテンツを提供しており、本日45のサービスがスタート。今後、このサービスはさらに拡大していくとのこと。
続いて、マイクロソフト Windows本部の本部長であるジェイ・ジェイミソン氏が、「メディアセンター」向けにサービスを提供するコンテンツパートナー企業を紹介。その中で、「Windows Vista」に標準搭載される「タブレット機能」を利用したPC用ソフト『化石プレイ』が取り上げられた。
『化石プレイ』は、セガが開発する「Windows Vista」対応の第1弾タイトル。パソコンの画面内に埋まった化石を掘り出すという、シンプルな内容となっている。
発表会ではセガの代表取締役社長 小口久雄氏が登場し、「新しいものを作るのが大好きなセガとしては、なんとかローンチに参加しようと思い、タブレット機能で手軽に遊べるという「Vista」らしい作品を作ってみました」と、『化石プレイ』の開発に到った経緯を説明。
「インターフェイスの変化というのは、新しい遊びを作る上で非常に重要です。単純でわかりやすく、人が直感的に扱うことができる「タッチ&プレイ」は、多くの人に受け入れられやすい。昨今、このタッチ機能を搭載した「ニンテンドーDS」が非常に人気を集めておりますが、PC向けのコンテンツでも同じようなことが起こるかもしれません。この「タブレット機能」は、将来的に非常に有効なインターフェイスになると思います」と語った。
また、小口氏は「セガはWindows95の登場以来、『ファンタシースターユニバース』や『プロサッカークラブをつくろう! Online』などさまざまなPC用エンターテイメントコンテンツを提供してきました。Vistaの登場は、我々コンテンツプロバイダーにとって非常に大きなビジネスチャンスだと捉えています。セガは今後も、斬新で新しいコンテンツを提供し続けていきたいと思っています」と、今後もPC向けコンテンツの開発に積極的に参加することを表明していた。
セガの他にも、無料の動画配信サービスを3月より開始する日本テレビや、写真や画像などのオンラインプリントサービスを提供するセブンイレブン、音楽コンテンツのダウンロード購入サービスを展開するHMVといった、マイクロソフトコンテンツパートナー企業の紹介が行われた。
なお、会場には「メディアセンター」向けサービスを体験できるデモスペースが設置。発表会終了後は、訪れたプレス関係者が各自関心のあるコンテンツを体験していた。
データ
▼『化石プレイ』
■メーカー:セガ
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista)
■ジャンル:ETC
■発売日:2007年春予定
■価格:未定
■関連サイト
・「Microsoft Windows Vista」詳細ページ
・マイクロソフト