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2007年10月15日(月)

5人に1人がビジネスで利用――「3D仮想空間サービス」アンケート

 アスキーとメディアワークスは、共同で実施した「3D仮想空間サービス」についてのアンケート結果を発表した。調査はWebアンケートによって行い、対象は822名、調査期間は2007年9月25日~10月2日。

 この調査は、有名企業の参入で注目を集める『セカンドライフ』や、今後の3D仮想空間サービス像を、ユーザーの視点から明らかにするために実施したもの。両社はアンケートから、以下のような点が明らかになったとしている。

 ・『セカンドライフ』が視覚的効果を持つ新しいコミュニケーション体験をもたらした点
 ・5人に1人はビジネスなどで利用している点
 ・女性利用者が活発に『セカンドライフ』を利用しており、今後女性の利用が大きく伸びる可能性がある点
 ・3D仮想空間サービスがWebの世界と融合していくことが求められている点
 ・「バーチャルリアリティをさらに進化させてほしい」といった期待が寄せられている点
 ・10代以下の年代では『セカンドライフ』よりもむしろゲーム機での3D仮想空間サービスを求めている点


 セカンドライフの利用目的は、「好奇心から」が67%で最も多く、次いで「趣味・娯楽」が65%。「ビジネス」や「小遣いかせぎ」はそれぞれ14%、12%と少数派ながら、合計21%、つまり5人に1人が実利を期待して利用しているともいえる。


 また、「ゲーム機での3D仮想空間サービスの利用」については、「利用したい」、「できれば利用したい」があわせて39.1%となっている。だが、10代以下だけに絞ると合計で63.9%と、ゲーム機での利用ニーズが非常に高いことがうかがえる。


 この他、SCEが提供する仮想空間サービス「Home」の認知度は40%。「名前もサービス内容も知っている」に絞ると15%にとどまる。利用したいという意向は、サービス内容の認知が進んでいないこともあってか、全体の5%という状況だ。


■関連サイト
アスキー
メディアワークス