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2007年12月12日(水)

【ハード番長】機能満載で1万円を大幅に切るゲーミングマウスがMSから登場!

 「ああ~もう! マウス壊れた~! もう仕事できねー! もう帰りてぇー!」などと大騒ぎしていたら、「電撃ハード番長」の番長であるアクティがスッと私にマウスらしきものを手渡すじゃないですか。「なんて用意のいいやつなんだ」と思ってよーく見たら、プレスリリースらしき紙も一緒についていたわけで。
 「ねーねー、この紙ってなーにー?」「そのマウス使っていいですから、記事書いてください」「謀ったな!アクティ!」……いろんな意味で周到なやつでした……。

■ヤバス! カッコイイヨ、コレ

 ということで、あまりにグッドなタイミングで最新マウスを手に入れることができたついでにレビューもさせてもらうYK3です。こんにちは。
 さて、今回紹介する「マイクロソフト サイドワインダー マウス」、ゲームプレイに特化したいわゆるゲーミングマウスですが、機能うんぬんの前にフォルムが絶妙にカッコイイ。やや大げさかもしれないですが、ちょっと前に見に行ったモーターショウで展示されていたコンセプトカーのような、近未来的なデザインだなぁ、と個人的に感じました。こういうメカニカルなデザインは大好きなので、もちろん一目惚れです。

■なんでマウスに「おもり」がついてるわけ!?

 最新ゲーミングマウスですから、機能もこれでもかというくらい盛り込まれています。私もFPSは結構やる方なので、プレイヤーの視点から感じたことをお伝えしていきましょう。

・7,080fpsのレーザーセンサー
 なんのことやらと思う人も多いかもしれませんが、簡単に言えば1秒間に7,080回マウスの動きをチェックしているわけです。結果、どうなるかというと、光学式マウスが比較的苦手だった滑らかな場所での操作も、高い精度で行えるようになっています。
 例を挙げると、今まで会社の机(ややテカテカしている)で直接光学式マウスを使った時、カーソルが画面を飛び回ってしまいマウスパッドを敷かないとまったく使い物にならなかったのですが、このマウスだと直接置いて使っても問題なく使えるんですなぁ。マウスパッドも案外場所を食うので(特に私の席のように散らかっていると)、使わなくて済むならとても助かります。

・マウス感度を変更できる3つのボタン
 最近のゲーミングマウスでは、ボタン1発で感度(カーソルのスピード)が変えられるものも多くなってきています。もちろんこのマウスにも装備されているのですが、それぞれのボタンにスピードを割り当てることができます。小刻みな数値を振ってもよし、極端に早い遅いといった感じで振ってもOK。
 でも、このマウスのすごいところは、超小型ディスプレイがついていて現在のスピードが確認できるという部分。マウスにディスプレイってあんた……わかりやすすぎ!

・「ウェイト(おもり)」でマウスの重さを調節
 いつの間にそんな時代になってしまったのでしょうか。マウスなんて軽ければ軽いほどいいと思っていましたが……私はまだまだ甘かったようです。確かにマウスが軽いと、力加減によっては移動し過ぎてしまい、照準の精度が下がってしまう気がします。実際ウェイトを使って重くしてみると、案外思ったところで止まるようになります。これは個人的に目からウロコな発見でした。

・マウスソール(足)ですべりを調節
 ウェイトに続いて、すべりの調節もこのマウスでは可能です。微妙に摩擦抵抗の違うソールが3種類用意されていて、好みで交換することができます。ただ、本当に微妙な差なのでちょっと比べただけではわかりにくいかもしれません。かなりのこだわりを持った人向けの装備だと思います。

 とまあ、目に付いた機能をピックアップしてみました。他にもボタンカスタマイズやマクロ記録など、こだわりゲーマーに向けた機能が装備されています。自分のプレイスタイルにぴったり合ったセッティングにできれば、ゲーム中かなりのパフォーマンスアップが期待できるんじゃないでしょうかね。

 ただし、ひとつ難点を挙げるなら「手の小さい人は操作しづらい」ところでしょうか。ワールドワイドに販売されるためなのか、サイズが海外ゲーマー基準になっています。平均的な手の大きさを持つ大人の男性なら問題なく操作できますが、小柄な女性だと指がボタンに届かない可能性がありますのでご注意を。

 しかしそれを差し引いてもこれだけ機能が充実していて価格が8,400円(税別)というのは、決して高くないと個人的には思います。オンラインFPSで最近成績が伸び悩んでいるあなた、試してみる価値はありますぞ。(YK3)
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
あちこちに赤く光るところがあったり、ホイールやサイドボタンがアルミだったりと、なんともカッコイイデザイン。
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
サイドのインジケータには、解像度の値が表示される。マウスカーソルのスピードが今どのくらいなのかを確認できる。
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
ウェイトは専用のケースに、ソールとともに格納されている。
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
このようにウェイトをセッティングして装着する。
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
ソールは手で付け替え可能。わずかな摩擦係数の違いが勝敗を分けることがあるかも!?
「マイクロソフト サイドワインダー マウス」
ウェイトの入っていたケース自体が重くなっており、写真のように設置することでコードがじゃまにならないよう固定しておくことができる。

(C)2007 Microsoft Corporation. All rights reserved.

データ

▼「Microsoft SideWinder Mouse」
■発売元:マイクロソフト
■型番:HKA-00007
■発売日:発売中(2007年12月7日)
■価格:8,400円(税別)
■サイズ:125mm×74mm×40mm
■重量:約165g(+30gまで増量可能)

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