【ハード番長】セガが放つ360度立体映像空間!「MEGA3D360」を体験
回って回って回って回る~♪(360度だけに) 押忍! 早くも第4回目を迎えた「電撃ハード番長」。今回は、てけおんが編集部を飛び出して、本日12月4日~5日にかけて東京ビッグサイト(東京・有明)で開催中の「レジャー&サービス産業展2007」を取材してまいりました。
取材の目的は、セガブースにて展示中の360度ハイビジョン立体シアター「
MEGA 3D 360」を体験すること。アミューズメントマシンに興味があるという人は、ぜひご覧あれ。
■コレってどんなマシンなの?
まずは、「MEGA 3D 360」を知らない人に軽く説明を。このマシンは、
360度全周のスクリーンで3D立体映像を上映する多人数同時体験型の映像アトラクション装置です。スクリーンに表示される
画像はハイビジョン高画質で、音響は
6.1chサラウンドシステム&床面に仕込まれた
ボディソニックスピーカー(床面を振動させて、ユーザーに音を体感させるシステム)。その他の装置としては、圧縮空気を噴出するエアガンシステムが搭載されており、コンテンツの内容と同調させて空気を噴出させることで臨場感を増す仕組みとなっています。アトラクションを利用する際には、立体映像用の特殊なメガネを使用することになります。
■そして実際に体験!
今回実際に体験できたコンテンツは、プロモーション用に制作された短編ムービーと、6分間にわたる『甲虫王者ムシキング』のムービーの2本。
短編ムービーでは、宇宙空間の隕石群を潜り抜けていくシーンや、蝶やてんとう虫が飛び交うジャングルのシーン、美しい魚たちが泳ぎまわる海中シーン、雪の結晶が舞い降りてくる北国のシーンが次々と表示され、最後は恐竜が火を吐くシーンで終わります。個人的には、隕石群を潜り抜けていくシーンと恐竜が火を吐くシーンがお気に入り。特に隕石は
利用者に降り注ぐように迫ってくるので、かなりの迫力がありました。
続いて上映された『ムシキング』のムービーは、音響の効果がよくわかる内容となっていました。登場する虫たちが、シーンに合わせて言葉を話してくれるのですが、声のする方向に振り向くと、そこでドラマが展開されていくといった具合に進んでいきます。設置された
イスは回転するよう作られているので、首を振るだけでは角度が足りないという時には、身体ごとそちらを向くことも可能となっています。ですので動きの激しいシーンでは少しせわしなく感じてしまうこともありましたが、その分臨場感は高かったとも言えるでしょう。
■気になることを聞いてみたですよ
続いて開発面でのお話を、本マシンを企画・開発したシステム プロの担当者に伺うことができましたので、ここで紹介していきます。このマシンの制作が開始されたのは、2006年の秋。今年春にプロトタイプができあがり、10月には埼玉県羽生市の「イオンモール羽生」にてテスト導入が行われました。
コンテンツに関しては、年間4、5本程度の制作を見込んでおり、どのキャラクターかは明らかになっていませんが、なんらかのキャラクターを使ったものも企画されているのだとか。
また、本製品は移動することを考えて作られており、イベントでの使用も視野に入れているとのこと。今回設置されていたマシンの収容人数は25名でしたが、
ブースを広げて100名を収容したり、設置スペースにあわせて収容人数を減らすかわりに設置面積を狭めたりといったことフレキシブルな運用もできるようです。
本格的な設置時期は、
2008年1月からとなっている本マシン。お近くのアミューズメント施設などで見かけた折には、のぞいてみてはいかがでしょうか?(てけおん)
こちらが「MEGA 3D 360」の外観。
設備の形状は円筒形になっており、直径は6.5メートル、全高は3.5メートルとなっています。
内部の様子はこちら。全年齢で楽しむことを想定しているため、小さな子どもが楽しむコンテンツでは、
イスの高さを調節して低くすることも可能になっています。
データ
■「レジャー&サービス産業展2007」概要
【開催期間】2007年12月4日~5日
【開催時間】10:00~17:00
【開催会場】東京ビッグサイト(西3・4ホール)
【主催】綜合ユニコム
■関連サイト
・「レジャー&サービス産業展2007」公式サイト
・セガ