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2007年4月19日(木)

楽しみが広がる新要素がもりだくさん!『グラナド・エスパダ2.1』先行プレイレポート

 最大3人1組のチームを操作し、謎の多く残る新大陸を冒険するMMORPG『グラナド・エスパダ』(以下『GE』)。定期的にアップデートが行なわれており、日々世界が拡大中。4月24日には『Ver.2.1』への大規模アップデートが行なわれる予定だ。今回は、そのアップデート作業でお忙しい中、運営会社ハンビット・ユビキタスエンターテインメントさんにお邪魔し、気になるアップデート内容について、先行プレイをさせていただいた。実際にプレイした感想を交え、判明した4つのアップデート内容をそれぞれ紹介していこう。

■選挙システム
 これまで『GE』の大きな特徴となると伝えられてきた政治システムがついに実装。王党派、共和派、2つの派閥の代表を決める選挙が行われる。この選挙に参加するには、「どちらかの派閥に加入した、党レベルが52以上の党員」であることが条件となる。また立候補するためには、参政権と同じ条件を満たした党の党首であることが条件となる。選挙は、選挙期間内にリボルドウェの「迎賓館」やオーシュの「自由の家」にある投票箱へ、立候補者の名前の紙を入れることで投票が成立するという仕組みだ。それぞれの派閥で最も多く票を獲得した立候補者が代表となり、王党派は「平和の盾」、共和派は「自由の剣」という専用背中コスチュームを装備することになる。代表になるとこれからの新大陸の開拓に、影響を及ぼす発言もできるようになるようだ。この辺りの実装については、これからに期待しよう。

各派閥の代表に決まると装備できる背中コスチューム。「装備とともにこれからの『GE』の発展を背負いたい!」という人は立候補してみてはいかがだろうか。


■ブルロンコスチューム&スクールルックコスチュームの追加
 ゲーム内で他のキャラクターを強制攻撃し、殺害するとなってしまうブルロン(殺人者)家門。このブルロンレベルが上昇すると装備できる専用背中コスチュームが追加された。これは、ブルロンでのみ入場できるエリア「ロス・トルドス」の名射手“ジョニー”のクエストをクリアすると入手できるようだ。そのコスチュームは、棺や十字架、悪霊など、非常に禍々しいグラフィックのものばかり。決して名誉とは言えない装備品だが、特にステータスなどのデメリットがなく、全て専用グラフィックなので、あえて悪の道に走ってみるのも1つの楽しみだろう。各クラス用のスクールルックコスチュームも実装。こちらは、白と黒のモノトーンデザインの学生コスチュームだ。想像している学生服とは少し異なるが、外見の雰囲気が大きく変わるので、ぜひ探して装備してみよう。

罪の大きさを背負うかのようなブルロン専用コスチュームと、白黒のデザインが映えるスクールコスチューム。ブルロン専用のコスチュームは、そのレベルによって最大5種の違ったコスチュームを装着できる。


■コスチューム回収箱
 「リボルドウェ」にいる、その奇抜な衣装と口調で人気(?)の名NPC"アンドレ"。彼のいる場所の隣にコスチューム回収箱が追加。この中に不必要なアイテムを入れると、非常に効果の高い消費アイテムと交換できるようになっている。実際にスクールルックコスチュームを入れてみたところ、「プログレッシブヘルスフィラー」という回復アイテムが入手できた。冒険の中で不必要になったコスチュームはどんどん入れていくといいだろう。なお、この回収箱には胴と背中コスチュームのみしか入れられないので注意が必要だ。
不必要なコスチュームをドラッグして回収箱に入れると、消費アイテムに早変わり。アイテム欄の節約にもなるので、積極的に利用するとよい。


■新たなボスモンスター「デカラビア」実装
 アンデッドが多く出現する「旧コインブラ港」エリアに、新たなボスモンスター「デカラビア」が実装された。かなり大きな骸骨のモンスターで、たまにこのエリアに出現するようだ。この「デカラビア」は、他のモンスターにはない特殊な性能を2つ持っている。1つは、一定時間ごとに自分の周囲に、20体近くのスケルトンを召喚する魔法を使用すること。そしてもう1つは、レベル86以上のキャラクターがいるチームに攻撃されると、そのチーム全体に「デカラビアの呪い」というデバフ効果をかけてくることだ。呪いにかかると、防御の等級が-30され大幅に防御力が低下するため、非常に難しいバトルになってしまう。実際に86以上のキャラクターのチームで挑戦してみたが、呪いと「デカラビア」の強力な範囲魔法、召喚されたスケルトンの連続攻撃の前に2分も持たず全滅してしまった。挑戦する際には、必ずレベル85以下のキャラクターをチームに揃えよう。
 普通に戦う場合でも、一定周期でのスケルトンの召喚が非常にやっかい。強力な範囲攻撃を持つキャラクターを入れてすぐに殲滅しよう。また、「デカラビア」本体も非常に強力な氷魔法を連発してくるので、回復役はメンバーから外せないだろう。「デカラビア」はボスだけに非常に体力も高く、レベル85以下のチームで挑戦してみたところ、5分以上戦っても体力ゲージの1/10程度しか削れていなかった。非常に長期戦となるので、無理に1人で挑もうとせず、党員やフレンドと協力するのがいいだろう。「『GE』なら誰にも負けない!」というプレイヤーならばぜひ、呪いを受けてしまうレベル86以上のチームでの討伐を目指してみて欲しい。

自身が召喚した大量のスケルトンとともに襲いかかってくる「デカラビア」。とにかく召喚魔法が厄介なので、長期戦を覚悟して戦おう。


■新たなるストーリークエストの追加
 『GE』のサブストーリーを体験できる、新たな連続クエストが追加。かつて新大陸の覇権を巡って争った国「ベスパニョーラ」と「ブリスティア」。その敗者となった、「ブリスティア」軍のエリート特殊部隊「BSA」に関係するストーリーが展開されるクエストだ。「ジャケン収容所」から始まり、いろいろな場所を巡りながらストーリーが進行していく。
 港町「コインブラ」の銃販売NPC“グレイス”に話しかけると最初のクエストが発生。「ジャケンモルグス」で、「血のついた認識票」と「古い階級章」を50枚ずつ集めてくることになる。そのエリアにいるモンスターを倒していけば集まっていくので地道に揃えていこう。すべて集まったら、一度“グレイス”に報告。次は、「リボルドウェ」にいる“エウゼビオ”に血とサビを洗い落としてもらうため、その材料を3エリアで集めてくることになる。これも達成したら、もう一度“グレイス”の元へ。ここで、「ブリスティア」軍と「ベスパニョーラ」についての因縁が明らかに。その後“グレイス”の話を聞き、再び「ジャケンモルグス」に行くことになる。すると、エリア奥で“グレイス”とともに多数のアンデッド兵士と戦うミッションが発生! アンデッド兵士を打ち倒しながら奥へと進んでいくと、それらを操る謎の男が……。死体となった兵士たちを操ってまで戦う彼は一体何者なのか、そしてその目的は一体……? ここからのストーリーはぜひ、自分の目でプレイして確かめてほしい!

『GE』の世界観の裏側のストーリーが楽しめるクエスト。国から抹殺指令を受けたはずの特殊部隊が、今もなお生き残り、活動を続ける狙いとは……?


(C)2003-2007 IMC Games Co.,Ltd./ Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

データ

▼『グラナド・エスパダ』
■メーカー:ハンビットユビキタスエンターテインメント
■対応機種:PC(対応OS:WindowsXP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2006年7月21日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

■関連サイト
『グラナド・エスパダ』公式サイト
倶楽部ハンビット
ハンビットユビキタスエンターテインメント