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2007年4月25日(水)

桜の舞う季節に紡がれるヒューマンストーリー「劇場版CLANNAD」アフレコ収録レポ

 9月15日より全国の映画館にて公開される劇場アニメーション「劇場版 CLANNAD」のアフレコ収録が、都内のスタジオにて行われた。

 「劇場版CLANNAD-クラナド-」は、ゲームブランド・Keyから2004年4月に発売された同名のPC用恋愛ゲームを題材としたアニメーション作品。本作の監督を務めるのは、「AIR」や「ブラック・ジャック」など数多くの劇場アニメを手がけてきた出﨑統氏。シナリオは中村誠氏、キャラクターデザインは門之園恵美さんが担当する。

 今回、アフレコ収録に参加した声優陣が、収録を終えての感想や本作の見どころについて語ってくれたので、以下に紹介していく。

●桑島法子さん(“坂上智代”役)
「アニメーションで動く“智代”に声を当てるのは、この劇場版が初めてとなりますが、すごく新鮮で楽しみながら収録させていただきました。ステキな作品になるんじゃないかなと思います。見どころ……と言いますか、聴きどころは「だんご大家族」かな(笑)。すごいシーンになっていますので、お楽しみに! あとは、家族的な暖かさや友人の暖かさなどを感じてくださるとうれしいです。」

●置鮎龍太郎氏(“古河秋生”役)
「ゲームの音声を録ったのがかなり前で、その間にドラマCDなどの収録はありましたが、他の出演者のみなさんがどのような演技をしているかとか、完全に把握はしていなかったんですね。今回のアフレコ収録で、ようやく全体像を把握することができました。“渚”とはずっと親子をやってきたはずなのに、今回初めて親子になれたような、そんな気がしました。キャラクターたちが生き生きと動く映像を、ぜひ劇場で見ていただければと思います。」

●野島健児氏(“岡崎朋也”役)
「劇場版のお話をいただいたとき、すごくビックリしまして、その勢いのままアフレコ収録に突入してしまいました(笑)。僕が演じる“朋也”は、作中で非常に大変なことになっております。彼は最初、自分を守るためにずっと孤立しているのですが、人を愛し愛されることによって次第に自立した人間になっていく。本作は、そんな彼の成長物語でもあります。予備知識がなくても楽しめる、心を打つ作品ですので、ぜひみなさん見てください!」

●こおろぎさとみさん(“岡崎汐”役)
「実は収録がこれからなので、感想ではなく意気込みなりますが、今回登場するシーン自体はちょっと少なめなので、一言一言心をこめて演じていきたいと思っています。
 みなさん人間ですから、落ち込んだりすることも後ろ向きになることもあると思います。本作は、1人の人間がとあることで落ち込んで、そして起き上がっていく過程を描いた作品です。誰かのこういう姿を見て、元気になれることもあると思います。この映画を見て、1人でもそういう人がいてくれたらうれしいですね。」

●中原麻衣さん(“古河渚”役)
「私自身、劇場アニメに出演するのが初めてで、自分の声が劇場映画で聞けるということで、非常にワクワクしています。物語自体は、かなりシリアスなんですけどね(笑)。見どころは全部でしょうか。本作を見てくださるすべての方が、ご自分の楽しいと思うところをみつけながら見ていただければと思います。」

●井上喜久子さん(“古河早苗”役)
「ヒロイン“渚”ちゃんのお母さん役の、井上喜久子17歳です(笑)。ゲームからはじまった『CLANNAD』という壮大なストーリーが、ドラマCDになり、さらに劇場アニメにまでなってすごくうれしいです。また、出﨑監督の作品を幼い頃からずっと見て育った私としては、監督が手がける作品に出られることも非常にうれしいですね。
 私が演じる“早苗”さんは、“渚”の母としていろいろとつらい思いもしますが、全編通してすごく愛に満ちた暖かい作品になっていますので、ぜひご覧になってください。」

●緑川光氏(“芳野祐介”役)
「メインキャラクターを演じているみなさんを見ていて、やはり劇場版のメインってたいへんだなあと思いましたね(笑)。僕の役である“祐介”はみんなをサポートするような役なんですが、役柄的にも声優としてもさまざまな面でサポートできればいいなと思いながら演じました。
 物語も、ゲームとは違った意外な展開が用意されていたりして、“祐介”の恋人“公子”との会話のやりとりを楽しみながら、新鮮な気持ちでやらせていただきました。みなさんにも、楽しんでいただける作品になると思います。」

●皆口裕子さん(“伊吹公子”役)
「私が演じる“公子”は、主人公やヒロインたちが通う学校の先生です。演じる際は、こんな先生が本当にいたらいいな、と思っていただけるなキャラクターになるように心がけました。
 今回は、キャストが欠けることなく、みんな一緒に録れていることがすごくうれしいです。すごく楽しみながら収録させていただいています。見終わった後に、いろいろなことを気づかせてくれる作品だと思いますので、みなさんぜひ見てくださいね。」

●阪口大助氏(“春原陽平”役)
「“春原”は、ゲームと比べるといくぶんおとなしめのキャラクターになっていますが、そのぶん「イイ奴度」がちょっと増しているような気がします(笑)。そのあたりを見ていただけると、“春原”も幸せなんじゃないでしょうか。
 後半ちょっとシリアスなストーリー展開になりますが、決して救いのない物語ではありませんので、安心して見ていただけると思います。その中で、“春原”のバカっぷりを楽しんでいただければと思います。」

●広橋涼さん(“藤林杏”役)
「今まで自分がやってきたキャラクターが、大きいスクリーンで動くんだなあと思うと、それだけですごいことだなあと思いながら演じています。あの「だんご大家族」も、流れちゃったりするらしいのでお楽しみに(笑)。
 本作には、桜の木が結構出てきまして、桜って毎年咲いて散ってを繰り返す木なんですが、また次の年も必ず花を咲かせてくれる。そういうところが、この映画を見ていると感じることができるんじゃないかなと思います。それが家族であったり、友だちであったりするのかなと。そういったシミジミしたものを感じられる映画になっていると思うので、家族とか友だちと一緒に見に来ていただければいいなと思います。」


■イベント概要
■「劇場版CLANNAD-クラナド-」
【上映開始日】2007年9月15日
【上映館】「池袋シネマサンシャイン」、「川崎チネチッタ」、「なんばパークスシネマ」、「MOVIX京都」、「名古屋ピカデリー」、「ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13」、「ユナイテッド・シネマ札幌」

【スタッフ】(敬称略)
 原作・監修:ビジュアルアーツ/Key
 監督:出﨑統
 シナリオ:中村誠
 キャラクターデザイン:門之園恵美

【キャスト】(敬称略)
 “岡崎朋也”役:野島健児
 “古河渚”役:中原麻衣
 “坂上智代”役:桑島法子
 “藤林杏”役:広橋涼
 “春原陽平”役:阪口大助
 “古河秋生”役:置鮎龍太郎
 “古河早苗”役:井上喜久子
 “伊吹公子”役:皆口裕子
 “芳野祐介”役:緑川光
 “岡崎汐”役:こおろぎさとみ
 ほか

CLANNAD

CLANNAD
『CLANNAD』は、人と人との絆をテーマに、主人公“岡崎朋也”やヒロインたちの甘く切ない恋模様を描いたPC用恋愛AVG。今回の劇場版に続いて、TVアニメの放送も予定されている。
CLANNAD
アフレコに参加した声優陣。上段左から、広橋涼さん(“藤林杏”役)、阪口大助氏(“春原陽平”役)、桑島法子さん(“坂上智代”役)、皆口裕子さん(“伊吹公子”役)、緑川光氏(“芳野祐介”役)。下段左から、置鮎龍太郎氏(“古河秋生”役)、野島健児氏(“岡崎朋也”役)、こおろぎさとみさん(“岡崎汐”役)、中原麻衣さん(“古河渚”役)、井上喜久子さん(“古河早苗”役)。

原作 株式会社ビジュアルアーツ/Key
(C)VisualArt's/Key/東映アニメーション/フロンティアワークス

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■関連サイト
「劇場版CLANNAD-クラナド-」公式サイト
Key
フロンティアワークス