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2007年5月13日(日)

【スクエニパーティ】堀井雄二氏も大興奮!第1回『DQMJ』チャンピオン大会開催

 幕張メッセで開催されている「SQUARE-ENIX PARTY 2007」の会場内特設ステージ「オープンメガシアター」にて、第1回『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』スクウェア・エニックス公式大会“Great Masters' GP”チャンピオン大会が行われた。

 本大会は、スクウェア・エニックスから昨年末に発売されたDS用ソフト『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー(以下、DQMJ)』を使用して行う初のメーカー公認大会。本日開催されるチャンピオン大会の参加者は、今年3月から名古屋、大阪、東京で開催された予選大会入賞者と、第2回スクウェア・エニックス&Vジャンプ大会の代表者8名となっており、トーナメント方式で最強のモンスターマスターの座を賭けて競い合う。
 試合のルールは「ほんかくバトル」モード「カスタムルール」を用い、10ラウンド制、復活あり、作戦フリー、モンスターに武器を装備させることは禁止、同一種族のモンスター2匹以上は使用不可、決勝トーナメント中のパーティ変更は不可というもの。
 それでは以下に、大会の模様をお伝えしていこう。

■“Great Masters' GP”チャンピオン大会 準々決勝
 準々決勝は、ご覧のような結果となった。
      
“Great Masters' GP”チャンピオン大会 準々決勝
梅津周平選手○
「ゴールデンスライム」
「りゅうじんおう」
「りゅうおう」
●岩井泰満選手
「りゅうじんおう」
「りゅうおう」
「ゴールデンスライム」
岡崎陽一選手●
「ゴールデンスライム」
「スライムマデュラ」
「りゅうおう」
速報butyo選手
「りゅうじんおう」
「りゅうおう」
「ゴールデンスライム」
大鐘陸選手○
「オーシャンクロー」
「りゅうおう」
「ゴールデンスライム」
●内田雄規選手
「デスタムーア」
「ゴールデンスライム」
「オーシャンクロー」
立野善英選手○
「ダークムーア」
「バベルボブル」
「ゴールデンスライム」
●ハッピーのマスター選手
「ダークムーア」
「りゅうおう」
「ゴールデンスライム」

参加者には、パーティに「りゅうおう」と「りゅうじんおう」、「ゴールデンスライム」を入れている人が目立った。そんな中あまり姿を見かけない「バベルボブル」の姿も見られ、会場の注目を浴びていた。戦法では受けるダメージが2倍になる代わりに通常攻撃の2倍のダメージを与えるというリスクのある技「すてみ」を利用し、大ダメージを狙う作戦が良く見られた。

■“Great Masters' GP”チャンピオン大会 準決勝
<第1試合 梅津周平選手 VS 速報butyo選手>
 順番こそ違えど、「りゅうおう」、「りゅうじんおう」、「ゴールデンスライム」という同じパーティ構成となったこの試合は、1ターン目から「すてみ」が飛び交った。その結果、運も味方して梅津選手のメンバーが2体やられてしまう。残った1体に「すてみ」の一斉攻撃をしかけた速報butyo選手が、決勝に名乗りを上げた。敗れこそしたが小学生でこのチャンピオン大会に参加した梅津選手は、「1回でも勝ててよかったです」とコメントした。

<第2試合 大鐘陸選手 VS 立野善英選手>
 「アストロン」で「すてみ」をしのぐ立野選手。それに対して大鐘選手は、「アストロン」を使われる前に「しっぷうぎり」でHPを削る作戦にでる。大鐘選手は立野選手を残り1体まで追い詰めるが、立野選手はAIにコマンドをまかせてベストタイミングで「ザオリク」を唱え体制を立て直す。立野選手による今日初の「マダンテ」が飛び出すも、大鐘選手はそれを読み、「だいぼうぎょ」で防ぐなど、高度な読み合戦が続いた。互いの「ゴールデンスライム」が倒れるところで戦況が変化した。立野選手の唱えた「ラリホーマ」によって、大鐘選手のモンスターが眠らされてしまったのだ。立野選手はこの隙にパーティを仕切り直し、判定で勝利を収めた。大鐘選手は、「いい勝負ができました。予選からついてきてくれたお父さん、お母さん、ありがとう」と語った。


■“Great Masters' GP”チャンピオン大会 決勝
<速報butyo選手 VS 立野善英選手>
 決勝戦を前に、両選手が意気込みを語ってくれた。本作の攻略サイト管理人をしているという速報butyo選手は「応援に来てくれた人、バトルの調整や準備を手伝ってくれた人のためにも頑張ります!」と話した。一方の立野選手は「1回戦だけでも勝てればと良しと思っていたのですが、まさか決勝まできて、しかも相手があの速報さんとは(笑)。「すてみ」合戦になると思ったんで、それに負けないようにこちらも攻撃力を上げてきました。がんばります」とコメント。そして決勝戦が幕を開けた。
 立野選手も話していたように、「すてみ」対策が鍵となりそうな決勝戦。立野選手は「すてみ」に「アストロン」で対抗しようとするも、それを読んでいた速報butyo選手は「しっぷうぎり」で「アストロン」の発動前に攻撃を仕掛ける。一進一退の攻防が続くと思えた試合だったが。互いの「ゴールデンスライム」が倒れた時に速報butyo選手はすぐさま「ザオリク」を唱え復活。その後「すてみ」により立野選手のメンバーは残り1体となってしまう。コマンドの入力を迷っていた立野選手だったが残り1体からの逆転はならず、速報butyo選手が優勝の栄冠を手にした。


 試合を終え立野選手は「決勝ではボコボコにやられましたが、ここまで残ったことに感謝しています」と話し、速報butyo選手は「『ドラゴンクエストモンスターズ2 マルタのふしぎな鍵』の大会でも優勝していたので、連覇できてうれしいです。これも応援してくれた方のおかげ。ありがとうございました」と喜びを爆発させた。

 ここで、本作のシナリオ・ゲームデザインをつとめた堀井雄二氏が登場。「熱かった! 「バベルボブル」で決勝まで来るとは思いませんでした。読み合いがすごくて、判定になってしまった準決勝第2試合はもっと見たかったね(笑)。ボクの好きなモンスター? ボクはテストプレイをずっとしていたから、「いたずらもぐら」とか「いっかくりゅう」という序盤のモンスターに感情移入しちゃうんです。」と開発者から見た感想を述べていた。

 見事優勝した速報butyoさんには、堀井さんの手から賞状とトロフィー、パナソニックVIERA(50V型デジタルハイビジョンプラズマテレビ)、堀井さんサイン入りの「任天堂 Wii」、そして7月12日に発売される『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』(発売日当日に届けられる)がプレゼントされた。大会を終えて堀井氏は「ソフト発売から半年近く経って、こんなに遊んでもらっていて本当にうれしいです。今後もドラゴンクエストシリーズの発売が控えています。DS用ソフト『いただきストリート』、Wii用ソフト『ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔』、アミューズメント施設向け対戦ゲーム『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』。そして『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』かなと思っています(笑)」と今後の予定を明らかにしたところで、本日のイベントは締めくくられた。

チャンピオン大会に集結したモンスターマスターの面々。各大会を勝ち抜いてきたということで、熱いバトルが期待される。

準々決勝は、4試合が1度に行われた。リスクのある技「すてみ」をいかに決めるかがポイントか?

本日唯一のモンスター「バベルボブル」に注目が集まった準決勝第2試合。読みあいが続き試合は判定にもつれこんだ。





ついにモンスターマスターの頂点が決まる決勝戦。準決勝では「すてみ」をうまくかわした立野選手だったが、それを見て対策を立てたのか、速報butyo選手に軍配が上がった。

白熱した試合を見て、興奮しながら舞台に登場した堀井雄二氏。ちなみに好きなモンスターは「いっかくりゅう」の“いっちゃん”とコメント。



優勝した速報butyo選手に渡された賞品がこちら。なお賞品授与式の後には堀井氏と速報butyo選手が肩を抱き合うシーンも見られ、会場を沸かせた。

(C)SQUARE ENIX CO.,LTD All Rights Reserved.

データ

▼『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:DS
■ジャンル:RPG
■発売日:発売中(2006年12月28日)
■価格:5,040円(税込)
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「SQUARE ENIX PARTY 2007」公式サイト
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