物語は『1』の20年前!! 『Halo』のスピンアウト作品『HaloWars』の詳細が判明
シリーズ最終章である『Halo 3』の発売が9月に決定し、ますます盛り上がりを見せる『Halo』シリーズ。そのスピンアウト作品として発表されていた『Halo Wars』に、今回のE3で新たな動きが見られた。本編がFPSであるのに対して、この作品がRTS(リアルタイムストラテジー)であるということはこれまでに発表されていたが、リードデザイナーのグラハム・ディヴァイン氏によってシステムの詳細が語られた。
まず、『Halo Wars』のシリーズ的な位置づけが明かされた。「『Halo』の世界のなかで歴史的に見ると、『Halo Wars』は『1』の舞台の20年前である2531年。つまりUNCSとコヴナントの戦いがはじまる前の話になります。この作品で起こる出来事によって、『1』の物語が生じてくるのです」とディヴァイン氏。『Halo』の主人公“マスターチーフ”が唯一の生き残りとなってしまっていた、対コブナント用の機甲部隊「SPARTAN-Ⅱ」が登場することも明らかにされた。
また、本作の開発期間は2年半を擁したということで、ディヴァイン氏のスピーチからいかに本作に力が入っているのか十二分に知ることができた。そのなかでも、操作性の向上に関してもっとも気が配られているようで、「RTSで最も重要な要素である、ユニットの選定、指示に関しては、いろいろな形できるようにしてあります。ボタン1つでどんな状態からでも基地に戻ることができます(ディヴァイン氏)」など、ユーザーライクなシステムが用意されているようなので、RTS未経験のシリーズファンも安心してもよさそうだ。
そのほかにも、崖などの多種多様な地形が登場するマップ、ステージの最後に登場する巨大な敵キャラ、Xbox Liveを使ったネットワークプレイといった、ユーザーを喜ばせるような要素もふんだんに盛り込まれているよう。とくにネットワークプレイに関しては、「ボイスチャットが可能で、簡単に友だちと遊べる仕様を予定しているます。対抗戦ももちろんありますが、私としては友だちとの協力プレイに重きを置いた遊びのスタイルを提供したいと思っています(ディヴァイン氏)」とのこと。
20年前の話という具体的な設定が明かされるなど、より具体的な内容が見えてきた『Halo Wars』。『Halo』シリーズのファンだが、RTSは未経験というユーザーも、その逆のユーザーも、どちらも楽しめるような要素が満載の作品になることを、いまから期待しておこう!!
本作のリードデザイナーを務めるグラハム・ディヴァイン氏。
■関連サイト
・Xbox.com