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2007年7月16日(月)

『大航海時代Online』最新拡張パック『CruzdelSur』でいよいよ世界一周が実現!

 コーエーは、PC用MMORPG『大航海時代 Online』拡張パック第2弾『Cruz del Sur』の発表会を東京・恵比寿の「恵比寿ガーデンルーム」にて開催した。

 この日行われた発表会は、『Cruz del Sur』の内容について説明を行う第1部と、事前に行われた抽選に当選したユーザー100名を招き、トークコーナーやクイズ大会を行う第2部という、2部構成となっていた。この日は台風が東京に接近していたため、運営側は参加者が集まるかどうか心配だったというが、空席はほとんど見あたらず、この発表会への期待度の高さが感じられた。

 第1部は6月より社長に就任した松原健二氏の挨拶からスタート。続いて『大航海時代 Online』の運営プロデューサーを務める渥美貴史氏と開発ディレクターの竹田智一氏から、実際の画面を用いて『Cruz del Sur』の内容が説明された。

 渥美氏によれば、『Cruz del Sur』のテーマは「世界一周」だという。正式サービスが開始されて以来、東南アジア海域、南米海域と、少しずつエリアが拡大されてきた『大航海時代 Online』に、『Cruz del Sur』で南太平洋海域、オセアニア海域が実装されたことで、いよいよ世界一周の航路が開通することになる。ヨーロッパから南米を経由してインドや香料諸島をめざす「西回り航路」をとることも可能となったため、欧州各国のパワーバランスにも変化が出ることが予想されるとのことだ。

 また、『Cruz del Sur』で追加される新システムには、初心者プレイヤーをサポートするための「航海者養成学校」、沈没した船を引き上げる「サルベージ」、制海権を賭けて争う対人戦「バトルキャンペーン」、無人島を領有して自分だけの交易品を産出できる「プライベートファーム」などが実装される。
 なお、『Cruz del Sur』は前回の拡張パック『La Frontera』と同様に、年に数回の大規模アップデートを行う「チャプター制」が採用される。上記のアップデート内容は、8月22日に実装されるChapter1「Circumnavigation」にすべて盛り込まれるとのこと。

 第2部のユーザーカンファレンスは、海洋冒険家の白石康次郎氏をゲストに招いてのトークコーナーで開幕。海に興味を持ったきっかけや、航海中の生活や苦労談、そしてオーロラや赤道直下の海など、神秘的な風景をおさめた写真などを披露してくれた。トーク中、話題が海賊のことにおよぶと、「海賊にはこのあいだ会いましたよ」と涼しい顔で話す白石氏。「フィリピン沖あたりは危ないですね」とのことなので、ゲーム中でも注意が必要かもしれない……?

 続いて、渥美氏、竹田氏が、ユーザーから寄せられた質問に回答する「プレイヤーの皆様からの質問にズバッと答えます!」コーナーへ。「オスマントルコはプレイヤー国籍として開放されますか?」、「日本はいつ実装されますか?」というような、実際にゲームを楽しんでいるユーザーならではの質問がほとんどだったが、なかには「コーエー新社屋の壁画についてどう思いますか?」という質問も。これには渥美氏、竹田氏も苦笑いしながら、「娘が喜んでいました(渥美氏)」、「最初は冗談かと思っていましたが……(竹田氏)」と明言は避ける、大人の対応を見せていた。

 カンファレンスの最後には、会場のユーザーから抽選で選ばれた代表者がステージに上がってのクイズ大会を開催。問題は、ゲームに関するものから、実際の大航海時代に関するものまで幅広く出題された。なかでも印象的だったのは、「まぼろしの職業クイズ ボツになった新職業は? A.ソムリエ B.家畜商 C.サルベージャー D.メイド」という問題。この問題の正解は「メイド」。なぜボツになったかというと、「船長」と「メイド」の作業を両立することはムリだからだとか。そもそも、「メイド」が新職業候補として議論の場にあがったことがスゴイと思う。

 発表会の最後は、渥美氏と竹田氏からユーザーへ感謝を述べるとともに、「皆様の期待に応えられるよう、情熱を持って取り組んでいきます」という力強いコメントで締めくくられた。単なる商品発表会の場に留まらず、ユーザーと運営側の距離を近づけようという意図が感じられた今回のイベント。次回以降の開催にも期待したいところだ。

まずはスクリーンを用いて『La Frontera』のポイントを解説。実際にキャラクター、船舶を動かして説明がなされたので、どのようなシステムが追加されるのか一目でわかるようになっていた。



ゲストの白石康次郎氏は、2006年に開催された単独世界一周ヨットレース「ベルックス・ファイブオーシャンズ」に初参戦し、第1レグを単独2位でフィニッシュしている海洋冒険家。自身が撮影した写真などとあわせて、豊富な体験談の一部を披露してくれた。

スクリーンに掲示された瞬間、会場から爆笑が起きた新社屋に関する質問。夜間の新社屋がこんな感じらしい。

本日の発表会に参加した、左から竹田智一氏、白石康次郎氏、松原健二氏、渥美貴史氏。

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データ

▼『大航海時代 Online パッケージ版』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:発売中(2006年8月30日)
■価格:6,090円(税込)
■プレイ料金:30日1,575円(税込)

▼『大航海時代 Online スターターチケット』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:発売中(2006年8月30日)
■価格:4,515円(税込)
■プレイ料金:30日1,575円(税込)

▼『大航海時代 Online アップグレードチケット』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■発売日:発売中(2006年8月30日)
■価格:2,940円(税込)
■プレイ料金:30日1,575円(税込)
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■関連サイト
『大航海時代 Online』公式サイト
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