Yahoo!子ども向けコミュニティサービス記者説明会で「Yahoo!きっずポケモン」発表
ヤフーは、本日8月10日に東京・六本木にある同社ミッドタウンオフィスにて、子ども向けコミュニティサービス記者説明会を開催。ヤフーが提供するキッズ向けポータルサイト「Yahoo!きっず」において、8月15日より「Yahoo!きっずポケモン」のサービスを開始すると発表した。
本日の記者説明会で、最初に登壇したヤフー取締役最高執行責任者・喜多埜裕明氏は、「Yahoo!きっずは、お子様に安心して使っていただけることを目指したサービスです。最初は検索機能だけでしたが、徐々にコンテンツを増やしてきました」と述べ、「子どもたちに、健全にインターネットを使っていただきたい。そして、より楽しんでいただきたい。そのためにコンテンツを、今後も増やしていきたいと思っています」と、今後の展開についての意気込みを語った。
続いて、同社サービス統括部長・影山工氏が登壇し、「Yahoo!きっず」について説明。氏は、同サイトが2006年6月に有害サイトをブロックする無料のフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」の提供を開始したことにふれ、「子どもたちが安全にインターネットを利用できるよう、さまざまな対策を行っている」と強調した。
そして、「本年8月15日に、Yahoo!IDを利用したサービスをスタートさせます」と発表。影山氏によると、Yahoo!IDを「Yahoo!きっず」上で取得した場合、ユーザーの年齢によってアクセス制限が自動で設定されるという。これにより、有料サービスなどにアクセス・ログインすることを防ぎ、子どもにとって安心な環境でのコミュニティサービスを提供できるとのことだ。このコミュニティサービス第1弾として、「Yahoo!きっずポケモン」が8月15日よりスタートする。
「Yahoo!きっずポケモン」の説明に立ったのは、同社サービス統括部社会貢献企画リーダーの鶴岡弘子さん。鶴岡さんは、「2006年6月にYahoo!JAPANで行った、「ポケモン大特集」がとても好評だったんですね。特集内に設置したマルチユーザー空間「ポケモンガーデン」が小学生を中心に大ヒットしました。特集終了後も「ポケモンガーデン」の復活を熱望されるご意見を多数いただきまして、今回このような形でサービスインすることになりました」と、「Yahoo!きっずポケモン」のサービスを提供することになった背景について明かした。
続いて鶴岡さんは、「Yahoo!きっずポケモン」の内容の紹介を行った。同サイトは、「ポケモンガーデン」、ニュース、動画、「ポケモン」基礎知識、「ポケモン」全国図鑑、ダウンロード&ゲームなどで構成されるとのこと。ここで注目したいのは、「ポケモン」のすべてがわかる仮想テーマパーク「ポケモンガーデン」だ。ここではユーザーがアバターを作成し、それらを操作してゲームをプレイしたり、他のユーザーとコミュニケーションを行うことになる。
アバターは41種類の見た目、54種類の性格から選んで作成。また、491種類の「ポケモン」のなかから、好きなものを6匹選べるという。アバター同士のコミュニケーションは、気持ちを表す「感情アイコン」を使用したり、1,000以上のワードの中から2つを組み合わせて文を作る「定型文チャット」によって行うことが可能だ。
また、2006年の「ポケモン」特集の時は3Fフロアまでしかなかったガーデンに、今回新たに4Fフロアが追加。1F「総合受付」、2F「ギャラリーフロア」、3F「ゲームフリーク出張オフィス」に、4F「バトルフロア」が加わった。
「バトルフロア」では、最大30人のユーザーが参加できる勝ち抜き対戦を楽しむことが可能。ゲームのルールはシンプルで、「くさ」、「ほのお」、「みず」の3タイプからどれか1つを選び、ゲームマスターと対決するだけ。見事勝ち抜いた人は、いろいろなご褒美がもらえるらしい。
このほか、最大11人の仲間と「ポケモン」の歴史にまつわるタイムトラベルが体験できる「ポケモンスペシャルツアー」なども用意されている。人気の高いアトラクションのため、Webサイトのコンテンツには珍しく予約が必要となる。予約は、「ポケモンガーデン」1Fフロアの予約カウンターで行うことができるとのことだ。
なお、「Yahoo!きっずポケモン」は子どもだけでなく大人もサービスを受けることができるという。鶴岡さんによると、「『ポケットモンスター』というゲームは、子どもはもとより大人にも人気が高い作品です。ですから、もちろん大人の方もサービスを利用していただくことができます。幅広い年齢の方々に、本サービスを利用していただきたいですね」とのことだった。
本日の発表会の登壇者たち。写真上段左がヤフー取締役最高執行責任者・喜多埜裕明氏、写真上段右が同社サービス統括部長・影山工氏、写真下段左が同社サービス統括部社会貢献企画リーダー・鶴岡弘子さん。
発表会では、サービス統括部社会貢献企画のスタッフが実際にデモプレイを披露。ポケモンのタイプ別の特性を生かした「勝ち抜けゲーム」や、「ポケモンスペシャルツアー」の予約の仕方などを、実際に操作しながら説明した。
■関連サイト
・「ポケットモンスターオフィシャルサイト」
・「ポケモンだいすきクラブ」
・「Yahoo!きっず」
・ヤフー