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2007年8月16日(木)

【ハンターさんいらっしゃい】「モンスターハンター夏期講習」体験レポートをお届け

 8月14、15日に、東京都豊島区にある「みらい館 大明(旧・大明小学校)」でPSP用アクションゲーム『モンスターハンターポータブル 2nd(以下、MHP2nd)』のユーザー参加型イベント「モンスターハンター夏期講習」が開催されました。普通に個人で参加しようと思っていたkbjでしたが、それがまり蔵の耳に入り「体験レポート書くんだよね? よね?」と笑顔で聞かれてしまいました。まったくそんな気はなかったのですが、命が惜しいのでまじめにレポートすることにしました。

 『MHP2nd』は、PS2やPCで展開し、幅広い世代に人気を誇っている『モンスターハンター』シリーズのPSP版最新作。今年2月に発売され、国内初となるPSPソフトによるミリオンセラーを達成した、文字通りモンスター級のタイトルです。
 ちなみに自分が初めて遊んだ『モンスターハンター』が『MHP2nd』です。ハンターランクは現在5。4月末からソロでチクチク遊んでいましたが、たまに緊急クエストなどで助っ人を頼みながら、ようやくここまでたどり着きました。使用武器は片手剣です。

●家を出るときから、否! 夜寝るときから既にイベントです!

 今回カプコンが企画した「モンスターハンター夏期講習」は、知らないハンターと一緒に『MHP2nd』で狩りをする面白さを味わってもらいたい、という趣旨から行われました。
 自分が参加するのは朝9:30からの部。9:30って、編集部の人間はまだ寝てますよ。これからベッドに入るっていう人もいます! まあ仕方がないので「早く寝よう」と考えていた前夜、いつものようにPSPの電源を入れてアイテムを確認していると……あっ! 「アオキノコ」がないっ! あれ? 「ハチミツ」も少ない! 一時は「ハチミツ」を切り売りして生計を立てようと考えていたくらい多かったのに上位に入って、「回復薬グレート」を使いすぎたのか、品薄状態となっていました。ほかのハンターに迷惑をかけてはまずいと、素材集めに繰り出すことに。早く寝ないとダメなのに、結局寝たのは3:30でした。上手に起きられるかな……。

 なんとか起床し、寝ぼけ眼で会場の体育館に向かうと、そこはすでにハンターでいっぱい。遅く来たつもりはありませんでしたが、ほかのハンターの方がやる気十分だったみたいですね。会場の様子を眺めていると、チャイムの音とともに「朝礼」が始まりました。ここでは、夏期講習の「校長」を勤める辻本良三プロデューサーと、「教官」役小嶋慎太郎プランナーの挨拶に続いて、お笑い芸人のアメリカザリガニが登場(※詳しくは昨日のニュースを見てね☆)。その後、担任の先生が紹介されるなど、学校らしさを再現しているのが個人的にはちょっと面白かったですね。

●抜き打ちテストをする先生はどうかと思います

 「朝礼」が終わると、生徒となったハンターたちはそれぞれの教室に移動。自分は「クラス02」だったので、3階の「集会所02」に入りました。座席の構成は、4人で1ブロックを構成するような配置になっており、このグループでパーティを組んで狩りに行くことになるようです。また、教室の壁には『モンスターハンター』シリーズの設定資料やイラストが展示してありました。展示物の内容は教室によって違ったようですね。ここではその一部を紹介します。


 そしていよいよ授業開始。と思いきや、いきなり担任の先生から「モンハン模試」が配布されました。裏返しで配られるところが、テストっぽくて嫌ですね(笑)。問題は『モンスターハンター』に関連した20問。制限時間は5分と短かったのですが、なんとか終わりましたよ。ちなみに最初の問題は、「記念すべき1作目『モンスターハンター』の発売日はいつでしょうか?」というものですが……知りません(泣)。どうやらこの問題の正解率は軒並み低かったようで、ちゃんと予習しておくと次回のテストで助かるかもしれません(あるのか?)。

念のためPSP用のACアダプターを持ってきていたのですが、事前に各席に用意されていました。この配慮には、ちょっと感動しました。ハンターが楽しめるような環境を提供しようという姿勢がすばらしいと思います。また、会場では「クーラードリンク」と名づけられたミネラルウォーターが配布されていました。まあ……普通のミネラルウォーターなんですが、ここではまぎれもなく「クーラードリンク」です!

●狩りに行くぞ~!

 テストが終わると、グループごとに「リアルギルドカード」の交換が実施されました。入場時に配布されたこのカードは、「ゲーム前に互いのことを知ってもらい、交流を深めてもらう」ために用意されたもので、記入欄にはメイン武器、NAME、ハンターランク、そして自己紹介の欄がありました。交換したカードで自分のパーティの武器を見ると、1人は「太刀」、「ハンマー」、「狩猟笛」にチェックが、もう1人は「ハンマー」、「ランス」、「ボウガン」にチェックが。どちらもハンターランクは6。どうやら剛の者のにおいが……。3人目はハンターランク5の太刀使い。最近『MHP2nd』を始めたばかりで、知り合いにランクを引き上げてもらったということで、防具に不安があるとのこと。自分は片手剣使いということで、使用武器はかぶっていないみたいですね。

 上級者2人は「行っていないクエストはない」というので、ハンターランク5である我々のキークエストに付き合ってもらうことに。最初の“バサルモス”討伐では、パーティと別行動で“ドスイーオス”の相手をしていると、メンバーから「早く合流してください」という声が。「なんだ? そんなに強い相手なのか?」と思ったら、すでに“バサルモス”は瀕死でした。……まだ開始3分ですが? kbjも加わって切りかかると、あっという間に「目的を達成しました」のアナウンス。

 「圧倒的じゃないか、我が軍は!」ということで、続いて“リオレウス”討伐に向かいました。「どうせ奴もすぐに膝をつくぜ」と意気込んでいた我々ですが、まだプレイに慣れていない、太刀使いハンターが続けざまに2度倒されてしまい、さすがに一同に緊張が走りました。「体力は7割以上キープしてください」という先輩ハンターからの助言があった直後、“リオレウス”と対峙していた3人が突進を食らってしまい、全員残り体力2割に!! どひゃーとその場から退散し、顔を見合わせて苦笑。ここらへんは実際に顔を合わせているからこそ、この雰囲気が伝わるというものですね。その後、尻尾を切ったので、密かに狙っている「火竜の逆鱗」が出ないかと期待しながら剥ぎ取りしましたが、出ませんでした。ぎゃふん。

 自分たちのやりたいクエストばかりやっているのもなんなので、上級者ハンターに希望を聞くと「“リオレイア”が落とす「雌火竜の逆鱗」が欲しいのです……」ということだったので、続けて“リオレイア”を狩りに。「“リオレウス”は怒ると攻撃力が凄いから嫌だけど、“リオレイア”は戦いやすい」とか「尻尾を切ったあとの“リオレイア”はかわいい」など、ワイワイ話しながら狩り終了。報酬を確認すると、「雌火竜の逆鱗」を欲しがっていたハンターに、「雌火竜の逆鱗」が2つも出たようです。

 その後、“ガノトトス亜種”を狩ったところで残り時間20分というアナウンスが。「せっかくだから、ちょっと難しいクエストいきませんか?」ということで、先日より配信されているイベントクエスト「天と地の怒り」を体験することにしたんですが……。このクエストで相手にするのは“リオレイア希少種(金)”と“リオレウス希少種(銀)”。まだ戦ったことがない相手なのに、大丈夫かな?と心配していると、「動きは変わらないのでたぶん平気でしょ」と先輩ハンターか言ってくれました。やばくなったら即逃げることを頭に置き、闘技場に降り立ちました。「落とし穴」、「閃光玉」を駆使して、なんとか1体ずつ相手にしていく我々。「尻尾切れた!」とか、「“リオレイア”キレました。注意!」などとお互いに声をかけあいながら戦っていると、“リオレウス希少種(銀)”が先に倒れました。あとは、“リオレイア希少種(金)”のみ。途中、連続サマーソルトに巻き込まれて瀕死になったkbjでしたが、なんとか生き残り、“リオレイア希少種(金)”を倒してクエストを達成しました。2頭が同時に突っ込んでくるのには肝を冷やしましたが、倒してしまえばやはり達成感のあるクエストでした。剥ぎ剥ぎしていると、残り10分と担当の先生が声をかけてきました。

 「もうそんな時間か……」とまったりモードに入りかけていたのですが、「10分あれば、“ドドブランゴ”2頭を倒せますよ!」とアグレッシブなハンターに先導され、雪山に登りました。パーティで狩りをすると、ハンマー使いが相手モンスターにめまいを起こさせることで、ものすごく効率よく狩りができるんですねえ。あっという間に2頭を討伐して下山したのでした。

 今回、クエストをプレイするために用意された時間は、大体80分ありました。その時間で合計6つのクエストをこなしたことになります。とてもソロプレイではこうはいきませんね。単純に人数が増えた分、与えるダメージが増すわけですが、どう立ち回れば、より効率的に狩れるのか。まだまだ狩猟道は奥が深そうです。それにしてもハンマーはあんなにもチーム効率を上げるものなのですね。先日「さびた大きな塊」を発掘したので、ちょっとハンマーも使ってみたいとか考えていると、クエスト時間は終了となりました。

クエスト後には、「モンハン模試」のテスト返却が行われました。平均点は84.5点で、kbjの点数は80点でした。

黒板にはこんな書き込みが! 仲いいんですね。この欠席している「ナヅチくん」というのは、“オオナズチ”のこと?

こっちには、こんな書き込みも。ええい! なんだこの学校は! カップルばかりじゃないか! ……先生公認カップル?

●長い時間お疲れさまでした

 体育館に戻ると、最後のプログラム「終礼」が始まりました。そこでは校長と教官、それにアメリカザリガニの挨拶のあと、プレゼントの配布が行われました。プレゼントの内容は、この会場限定のクエスト「鋼の来訪者」と、ギルドのマーク入り「リストバンド」の2つです。
 そんなこんなで、3時間にもわたる「モンスターハンター夏期講習」は終了となりました。さらにその後も、会場に残って『MHP2nd』を楽しむハンターの姿を確認できました。

 そんなわけで参加したハンターに話を聞いたので、以下に紹介します。

参加ハンターの意見コーナー

●15才♂・学生
学校では1番自分がうまいけど、武器の使いかたとかをもっと勉強したくて参加しました。好きなモンスターは“リオレイア”で、使用武器は「ライトボウガン」と「ランス」です。
●11才♂・学生
(どこから来たの?)大阪から。お父さんは僕を放っておいて、あそこで知らない人と狩りしてるの。カードゲームに参加したけど、ちょっと難しかったのでまたやりたい。
●27歳♀・OL
同僚の人が遊んでいたのを見て、なんとなく購入しました。女性ハンターと知り合えたのはうれしかったです。ハンターランクを早く上げたいな。
●20台♀・学生
「片手剣」を使っています。『MHP2nd』を遊びすぎてPSPが最近調子悪いので、薄型の発売を楽しみに待っています。彼に影響されて始めたのですが、時間が会わなくていつもソロなので、今回こっそり参加しました(笑)



 参加したハンターは、それぞれ「モンスターハンター夏期講習」を満喫した様子です。

 最後に、このような場を提供してくれたカプコンスタッフにはお礼を言いたいと思います。暑いなか、運営ご苦労様でした。本当に楽しかったので、参加してよかったと思いました。1時間以上『MHP2nd』を楽しみましたが、編集部に向かう途中で、また電源を入れてプレイしてしまいました。クエスト「天と地の怒り」で「火竜の逆鱗」が手に入り「レッドサーベル」を「コロナ」に、“リオレイア”を倒した素材で「プリンセスレイピア」を「プリンセスレイピア改」に強化することができました。またモチベーション上がったなあとニヤニヤしながら、再度狩りに出向くのでした。参加したハンターのみなさん、お疲れさまでした~。

 そんなわけで、長い記事を読んでくれた読者の方には抽選で、会場で配布できなかったkbjの「リアルギルドカード」をプレゼントします。ちなみにメッセージは全部違うのでどれが当たるかはお楽しみに♪

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※締め切りは、8月29日23:59とさせていただきます。

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データ

▼『モンスターハンターポータブル 2nd』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PSP
■ジャンル:ACT
■発売日:発売中(2007年2月22日)
■価格:5,229円(税込)
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■関連サイト
『モンスターハンターポータブル 2nd』公式サイト
カプコン