2007年8月6日(月)
菅沼氏:1週間前に歌詞や楽譜をいただいたのですが、これまで歌ってきた曲と比べて、とても難しいなあという印象でしたね。だから、何度も何度も聞いて、練習しました。収録も結構かかるだろうなあと覚悟していたのですが、意外と2時間くらいであっさり終わりまして。ああ、血の滲むような練習の成果が出たのかなと(笑)。1カ所、折倉先生からダメ出しをいただいた部分があったのですが、とても的確な指摘だったのですぐに理解できて、すんなりと収録を終えることができました。
折倉氏:菅沼さんもおっしゃったように、少し難しめの曲だったかなと思ったんですが、練習で歌われていた時からあまり問題なかったので、特に心配はありませんでした。1カ所だけ「泥臭く」という注文をさせていただいたんですが、そこもすぐに修正していただいて。
菅沼氏:はい、「オペラっぽくしないで」というご指摘が(笑)。どうしても歌い上げてしまうクセがありまして。
折倉氏:でも、本当に1カ所だけでしたね。あとはすごくスムーズに収録できて、いい曲ができたのではないかと思います。
――今回収録した「澄んだ嘘」という楽曲のイメージを教えてください。
菅沼氏:僕の場合、これまでキャラクターソングというとアップテンポで明るい感じの曲が多かったので、今回のような壮大なバラードというのは初めてだったんですよ。だから、最初にこの曲をいただいた時、聴くにはいいけど歌うとなると大変だなあと思いました。ものすごく完成された曲だったので、正直試されているなと。でも作詞と作曲をなさった方が同じだけあって、すごく詩と曲がマッチしていて、覚えやすいし歌いやすかったです。
――歌詞の中で好きなフレーズはありますか?
菅沼氏:やはりキャラクターソングなので、“勇生”のよく心情が現れている部分でしょうか。作中で、彼は恋人を亡くしてしまうのですが、サビの部分で彼女のことを思い続けながら戦っていく、という内容の歌詞がありまして。そこが、彼の思いや強さを非常によく表しているのではないかと思います。だから、この部分が1番好きですし、歌う時にも気持ちがこもりました。
――最後に、ファンへ一言メッセージをお願いします。
菅沼氏:この曲はエンディングで流れるのですが、作品の世界観とすごくリンクしているので、ドラマを聴いていただいた後にこの曲が流れてきたら、ちょっとクルものがあるのではないかなと思います。物語は、谷山紀章さん演じる主人公“櫂原優毅”を中心に進んでいきますが、エンディングのこの曲には僕が演じている“勇生”の心情が込められています。2人の“ユウキ”の気持ちが、このCDで感じていただけるのではないかと思いますので、ぜひとも聴いてください。よろしくお願いします!
▲“高出水勇生”のイメージソング「澄んだ嘘」を歌った菅沼久義氏。収録には、作詞作曲を手がけた折倉俊則氏も駆けつけた。 |
データ
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