ATを乗りこなして原作を追体験せよ!PS2『装甲騎兵ボトムズ』
バンダイナムコゲームスより11月15日発売のPS2用ソフト『装甲騎兵ボトムズ』。本作は、80年代に放映されたTVアニメを題材としたACTで、PS2では初となるゲーム化作品。今回の「TGS2007」では、原作の「ウド編」のミッションがプレイできる体験版が出展されていた。
体験版では、人型機動兵器AT(アーマードトルーパー)が戦う闘技場「バトリング」をはじめ、原作アニメの名シーンを再現したミッションがいくつか用意されている。ここでは、「スコープドッグレッドショルダーカスタム」を駆って治安警察に乱入するミッションを選択してみた。
プレイしてまず感じたのは、プレイヤーの乗るATのち密な描写。すでに次世代のPS3が発売されて1年近く経つが、PS2で描かれるATもなかなかのもの。表面に無数の傷が刻まれた装甲をまとったATは重量感たっぷりで、降着姿勢から立ち上がって、頭部のカメラを「カチッ」と回す動作もバッチリ再現。当時アニメを見ていた人は思わず「おおっ」と声が出てしまうかも。ATの移動は、ローラーダッシュでの高速移動と通常歩行の切り替え式。ローラーダッシュの使用に制限はないが、移動中に障害物などに強く接触すると転倒して一時的に無防備な状態になりやすいようだ。ミッション開始時の敵は、治安警察の装甲車と武装警官。ATに搭乗している間は、装甲車にのみ照準をロックオンすることが可能で、生身の兵士相手に戦う場合は照準をマニュアルで合わせるか、ATで体当たりして倒すことになる。
また、周囲の地形をよく見ると、ATでは通れない細い通路がところどころに用意されていて、セレクトボタンでATを降りて移動することで、別のルートを進むことができるようだ。ローラーダッシュをメインとする操作感覚は軽快で、まるでローラースケートに乗っているかのような感覚でATを乗り回し、各種武器をバリバリ撃ちまくれる。このミッションで使用するレッドショルダーカスタムは、手に持ったヘヴィマシンガンのほかミサイルポッドなどの武装がハリネズミのように装備された機体で、これらの武器をシチュエーションに応じて切り替えて戦っていく。また、△ボタンで格闘攻撃が可能で、接近戦では絶大な威力を誇る。
本作の特徴は、ATの動作プログラムである「ミッションディスク」を使った特殊攻撃。敵と戦っていると、「MD」のアイコンが照準に表示されることがある。このときにL2ボタンを押しながら任意のボタンを押すことで、ミッションディスクによるアクションが発動。攻撃アクションは、連続でパンチを浴びせるものや装備している武器をいっせいに射撃するものなどさまざま。カットインの演出も挿入されるので、うまく発生させると気分爽快! 操作は簡単で、タイミングさえつかめばプレイヤーの強力な武器になりそうだ。
なお、今回プレイしたもののほか、出撃時に搭乗するATを選択できたり途中で機体を乗り換えることができるなどさまざまな趣向が凝らされたミッションが用意されている。一般公開日は混雑が予想されるため、すべてをプレイすることは難しいかもしれないが、ぜひその一端だけでも体験してほしい!
試遊台はブースの中央。2台ずつ向かい合った計4台の試遊台でプレイできる。
(C)SUNRISE
(C)2007 NBGI
■関連サイト
・『装甲機兵ボトムズ』公式サイト
・バンダイナムコゲームス