新たに生まれ変わった一騎当千を体験!『真・三國無双5』プレイレポート掲載
「東京ゲームショウ 2007」のコーエーブースには、『真・三國無双5』のプレイアブル版が出展されている。今回、体験してきた様子を、試遊レポートとしてお届けするので気になっている人はチェックしておこう。
本作は、一騎当千の爽快感を味わえる人気シリーズの最新作。今回操作できた武将は、「魏」の“典韋”、「呉」の“孫尚香”、「蜀」の“関羽”の3人。筆者がプレイしたのは、弓を装備した「弓腰姫」こと“孫尚香”。武器を弓に変え、どう変わったのか注目されている武将だ。
ブリーフィング画面に入って気が付くのは、過去のシリーズにはなかった「スキル」の文字。今回は操作できなかったので画面からの想像になるが、キャラクターの性能をカスタマイズする能力になるのかもしれない。スゴロクマップのような画面が表示され、そこにあるスキルを開放して、先に進んでいく形式となっているようだ。
また、過去になかった「戦功目標」の文字も。画面に入ると、達成すると戦功が会得できる複数の目標が表示されており、『真・三國無双4 猛将伝』にあった「立志モード」を思い出した。
設定はそこまでにして、戦場に出陣しようと決定ボタンを押す。すると今までにあったロード時間がまったく感じられずに驚く。筆者がプレイしたのはXbox 360版。今までのシリーズをPS2でプレイしてきた筆者にとって、ロードの時間が短縮されたことは、正直うれしい限り。そして次の瞬間、目の前には広大な中国が展開されていた。その中国だが、グラフィックが別次元にまで進化を遂げている。今までも十分にキレイだったが、これを体感したあとには、戻れないかもしれない。
アクション的な要素は今までと変わらずプレイすることが可能であった。そんななかで気がついた変更点を記載すると、自分の乗っている馬を近くに移動させる「馬呼び」や攻撃を避ける「回避」、特殊技が追加されたということ。これらの要素は、どこか『戦国無双2』に導入されていたものに似ている。独自路線を行っていた『戦国無双』シリーズだが、『真・三國無双』シリーズに影響を与えているのかもしれない。
ほかにも、通常攻撃が永久に続けられるように変更されたり、敵武将のアルゴリズムがかなり変わっていることを確認できた。また、敵陣に1人で突入すると敵がかなり強かったような感じを受けた。この現象は味方と一緒に行動すると見られなかったように思えたので、もしかすると『無双 Empires』シリーズで採用されている「支配領域」という概念があるのかも?
アクションの要素が変化、強化されたが、『無双』シリーズらしい爽快感は健在であった『真・三國無双5』。次世代機に場を移し、さらなる進化を遂げた本作に、会場で触れてみてはどうだろう。
過去に剣(棍)と弓を使う武将として“黄忠”と“夏侯淵”がいたが、“孫尚香”はシリーズ初となる「弓」のみを装備した武将。彼ら2人に比べると攻撃範囲が狭いのがやや気になったが、攻撃速度や移動速度は素早かった。既存のシリーズではなかったアクションを体験できるので、個人的に楽しめた。
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データ
▼『真・三國無双5』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2007年11月予定
■価格:通常版 7,200円(税抜)/TREASURE BOX 12,800円(税抜)
■関連サイト
・『真・三國無双5』公式サイト
・GAME CITY
・コーエー