2007年9月25日(火)
2007年10月よりMBS系列で放映されるTVアニメ「灼眼のシャナII(Second)」のアフレコが都内のスタジオで行われた。
「灼眼のシャナ」は、メディアワークス電撃文庫より刊行されている人気ライトノベル小説。2005年、メディアワークス電撃大王にてコミックの連載が開始されたのを皮切りに、2005年~2006年にかけてTVアニメ第1期を放送、2007年4月には劇場用アニメも全国ロードショーされるなど、さまざまなメディアで展開している作品だ。
10月より放映されるTVアニメの第2期「灼眼のシャナII(Second)」は、DS用ソフト『灼眼のシャナDS』に登場したキャラクター、紅世の徒、戯睡郷“メア”が御崎市に侵入するところから物語が動き出す。監督を務める渡部高志氏によれば、第1期で張り巡らされた伏線を回収しつつ、今の時代のニーズにあったエピソードが多数盛り込まれるとのこと。
今回は、アフレコを終えたキャスト陣に、作品の見どころなどについて語ってもらった。
――いよいよ新シリーズが始まるということで、皆さんの意気込みを聞かせてください。
●釘宮理恵さん(“シャナ”役)
「新シリーズをすごく楽しみにしていました。たくさんの方が「シャナ」を見てくれるように、作品と一緒に私も大きくなっていけたらと思います」
●日野聡氏(“坂井悠二”役)
「まだ収録が始まったばかりで、どんな展開を迎えるか我々もわかりませんが、オリジナルと原作を交えたとてもおもしろい展開が待っていると思いますので、ぜひ第2期も期待していてください」
●江原正士氏(“アラストール”役)
「“アラストール”としましては、第1期で“悠二”と“シャナ”が接近しすぎたかなと思うので、そこの距離感をもとに戻したいと(一同笑)。“吉田”を使ってでも、どんなことをしてでも2人を離したいと! そんな勢いで頑張りたいと思います(釘宮さん「さすがお父さん(笑)」)」
●川澄綾子さん(“吉田一美”役)
「“吉田”というキャラがこんなに育つとは思わなかったです(笑)。これからは戦闘にも顔を出しつつ、恋のバトルにも注目してもらえるよう頑張ります」
●生天目仁美さん(“マージョリー・ドー”役)
「“マージョリー”は、第2期では最初から出演していまして。序盤はちょっと顔を出す程度にしか出番がないかもしれませんが、これからどんな風にかっこよく戦っていけるか、楽しみです」
●岩田光央氏(“マルコシアス”役)
「僕は第1期には途中参加だったんですけど、これはおもしろい作品だな、と思ったんです。そうしたら、案の定皆さんの反応もいいし、劇場版アニメも制作され、第2期も始まり、そしてこれだけ多くの取材の方にも来ていただけて。それだけ期待されていると、ひしひし感じているところです。
続編ものの1話って、プレッシャーがかかるじゃないですか。ボクもそんな空気の中でアフレコに臨んだんですが、1話がとてもいいワクワク感で! 演じていてテンション上がりました。このまま、第1期からさらにパワーアップした「シャナ」になるよう、“マルコシアス”も全力で頑張りたいと思います」
●能登麻美子さん(“ヘカテー”役)
「第1期が終わって、もうこの作品に出演する機会はないだろうなと思っていたので(笑)、私も頑張らなくては、と思っているところです」
――それぞれが演じられたキャラクターについて、前シリーズから成長した部分や、本シリーズでの展開、見どころなどを教えてください。
●釘宮理恵さん(“シャナ”役)
「展開、見どころ……。えーと、展開は、あのー、秘密ですね(一同笑)。岩田さんもおっしゃってたんですけど、ワクワクする感じはすごくありますね。第1期で登場したキャラたちが、ほぼみんな第2期にも出ていて。第1期が人物紹介だったとすると、第2期では、そのキャラたちがどういう関係を新たに紡いでゆくのかな、と。“悠二”や“シャナ”、みんなの成長が見どころかなぁ、と……」
●日野聡氏(“坂井悠二”役)
「展開は、秘密です!(他の出演者「てか知らないんだろ」「知らねーって言えよぅ」)知りません!(笑) 見どころとしては、みんなが抱えてるバックボーンや謎が、少しずつ明らかになるというのがひとつのポイントだと思います。“悠二”も、彼の中にある宝具をきっかけにして新たな展開を迎えたり、彼自身にも変化があると思うので、そこも楽しみにしてください」
●江原正士氏(“アラストール”役)
「もうしゃべってもいいでしょう。第2期はですね、要するに、まー、ピーということで(一同笑)。“アラストール”的にはまったく進歩なく、ただ拡大しているだけでございます。制作陣が大変細やかな神経を使って作りこんでいますので、毎回のドラマ、葛藤を楽しんでいただきたいと思います」
●川澄綾子さん(“吉田一美”役)
「“吉田”は普通の女子高生だったので、「フレイムへイズ」たちのことなんて知らなかったじゃないですか。でも第2期では、「徒(ともがら)」とか、これまで“吉田”とは縁のない世界のことだと思っていた言葉を発するのでビックリしました。これまで、日常のシーンの代表といえば“吉田”みたいな感じだったと思うんですけど、これからどうなるのか予想がつかないですね」
●生天目仁美さん(“マージョリー・ドー”役)
「立場的に、“マージョリー”は客観的なところがあるので、“シャナ”と“吉田”と“悠二”の関係はおもしろいなーと、“マージョリー”は酔っぱらいながら上から目線で見ています。私は“マージョリー”も頑張れよ、と思います(笑)」
●岩田光央氏(“マルコシアス”役)
「相方(“マージョリー”)が3話まで酔っぱらっててグズグズです。ただ、我々の出番は今後増えるという情報を手にいれまして。ボクらのコンビがキーになっていくんじゃないかと思っております。願望です。キャスト一同、ほんとにここから先知らないんですよ(笑)。いま3話まで録り終えた段階で、すでに情報がたくさん散らばっていて、これがどうつながっていくんだろうって。ずっとモヤモヤしてるボクですよ」
●能登麻美子さん(“ヘカテー”役)
「わからないことだらけなんです(笑)。私はゼロからのスタートの気持ちで、わからないところをむしろ楽しんで演じていこうと思っています」
――最後に、この作品を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
●釘宮理恵さん(“シャナ”役)
「これまで応援してくださっていた方にも、今回新たに「シャナ」の世界を覗いてみようかな、と思っている方にも、今まで築いてきたものを含めて、皆さんに楽しんでいただけるように精一杯頑張っていきたいと思います。皆さんも一体感を持ってこの作品に愛を注いでいただけると、私たちもますます頑張っちゃいます」
●日野聡氏(“坂井悠二”役)
「皆さんのおかげで第2期を作ることができました。「シャナ」チーム一丸となって、より楽しめる作品を届けられるように頑張っていきますので、楽しみに待っていてください」
●江原正士氏(“アラストール”役)
「第1期からはまったく想像できない怒涛の展開! そして密度のある絵と音! を、ボクらは想像してるよね(一同笑)。現場で日夜奮闘しているので、ご期待ください!」
●川澄綾子さん(“吉田一美”役)
「皆さんの応援のおかげで、劇場版とかOVAとか第2期とか、こういうことができたらいいね、ということがすべてかなっているようで。そんな応援の声に応えるべく、役者、スタッフ一丸となって、よりよい作品を作っていきたいと思います」
●生天目仁美さん(“マージョリー・ドー”役)
「またこうして動く“シャナ”たちを見られるのがうれしいです。初めて見る人も楽しめる作品だと思いますので、ぜひ秋の夜長に見てください」
●岩田光央氏(“マルコシアス”役)
「スタジオの雰囲気がすごくいいんですよね。それは役者だけでなくて、ガラスの向こうから僕らを盛り上げてくれるスタッフの皆さん、いつも収録に来てくれる監督さん、そんな皆さんの総合力でここまで来たと思います。それぞれの意識も高いし、いい作品にするために皆が同じ方向を見ている。第2期ではその気持ちをさらに大きくして、見てくれる人たちに届けられたら、こんなに幸せなことはないです。我々声優は、一丸となって命を吹き込んでいきたいと思っています。1話が演者もワクワクするほどおもしろいデキになっていますので、ぜひ見ていただきたい。必ずトリコになると思います」
●能登麻美子さん(“ヘカテー”役)
「これだけ大きな作品にまた参加させていただけて、本当にうれしいです。皆さんに楽しんでいただけるよう、私も精一杯頑張りますので、よろしくお願いします」
今回コメントをくれたキャスト陣は、写真前列左より江原正士氏、川澄綾子さん、日野聡氏、釘宮理恵さん、生天目仁美さん、岩田光央氏、写真後列左の能登麻美子さん。まだ誰も先のストーリーを知らないということで、「“吉田”は必ずキーポイントになるね(岩田さん)」、「ほんとですか?(川澄さん)」、「わからねえ!(岩田さん)」と、漫才のようなやりとりも飛び出した。 |
■ 「灼眼のシャナII(Second)」カット集 ■ |
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■関連サイト
・「シャナプロジェクト 2007」サイト
・「灼眼のシャナ」公式サイト
・メディアワークス