TVアニメ「BLUEDROP~天使達の戯曲~」のテーマ曲を歌うSuaraさんにインタビュー
キングレコードは、TVアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」のオープニングテーマとエンディングテーマを収録したWA面シングル「BLUE/蕾-blue dreams-」を10月24日に発売する。価格は1,200円(税込)。
今回発売されるシングルは、2007年UHF各局にて放送されるTVアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」のオープニングテーマ「BLUE」とエンディングテーマ「蕾-blue dreams-」を収録。世界感を歌詞とメロディで表現したナンバーになっている。
楽曲のボーカルを担当するSuaraさんは、TVアニメ「うたわれるもの」のオープニング曲「夢想歌」やOVAアニメ「OVA ToHeart2」の主題歌を歌う人気アーティスト。今回、曲の収録を終えたばかりのSuaraさんにインタビューを行ったので、その様子を以下に掲載する。
――今回「BLUE DROP~天使達の戯曲~」の主題歌に決定したことについて、どのように考えていますか?
Suaraさん:TVアニメの主題歌は1年ぶり、そのうえオープニングとエンディングの両方をやらせてもらえるというあまりないことで、うれしいです。反面プレッシャーもありましたが、オープニングとエンディングで違う自分を出したいなあという気持ちで、今は気合が入っています。
――2曲について、難しかったところと聴きどころを教えてもらえますか?
Suaraさん:オープニングは不思議な感覚の曲ですね。歌詞から感じるのが、楽しいでもないし悲しいというのでないという、フラットな感情で。今回、行間を読むというような感覚を歌でも表現できたらと思いました。本番まで時間があったので、歌い方も練習して臨めたのはよかったです。曲のプロデュースを行っている上松さん(Elements Gardenの代表・上松範康氏)が「死ぬ間際に聴きたい」、「永遠の眠りにつくような曲」と表現されていたんですが、私の中ではそれを褒め言葉としてとらえさせていただきました。そんな感情を持つ曲かなと思っています。
上松氏:曲のプロデュースを行ったElements Gardenの上松です。今回の楽曲はSuaraさんに歌っていただいたんですが、逆に他に誰が歌えるのか?というのが自分たちの中でありました。本当にSuaraさんのためにあるんじゃないかなというのが、製作サイドの意見です。
Suaraさん:ありがとうございます、緊張しているんで助かります(笑)。次にエンディングの「蕾-blue dreams-」ですが、この曲はメロディを先にいただいていたんです。サビの最後に余韻を残すところが、物語の続きを連想させる曲だと思いました。オープニングとは違った感じを出したいと思って、こちらの曲も時間をかけて練習し今日のレコーディングに臨みました。
上松氏:シングル的には2曲違うものが揃ったと思います。Suaraさんは、生楽器の演奏と一体になれる歌ができる人です。それを生かし、幅広さを感じるような曲になったと思います。今回はいろいろな楽器を豪華に使い、民族的な雰囲気を出しながらやっています。
Suaraさん:あと、歌詞的な部分だと「蕾」というのがあるんですが、これからまだまだ大きくなりたいという自分の気持ちを重ねながら歌いました。
――Elements Gardenと組んで収録されたわけですが、いつもと違っていた部分などはありましたか?
Suaraさん:ここまでがっつりElements Gardenさんと一緒にやるのは初めてでうれしかったです。また東京で収録するのも「光の季節」以来で久々だったのですが、しかし、大阪で自分なりにしっかりつめておいて、こちらでその成果を出せたので、いい経験になったと思います。
――オープニングテーマ「BLUE」ですが、監督の大倉氏が歌詞を担当されています。その内容が詩的で抽象的な部分が多いと思うのですが、監督と打ち合わせはされたのですか?
Suaraさん:上松さんから、監督は歌詞に思い入れを込められているというのを聞いて、プレッシャーを感じました。単語も難しい表現が多かったので、辞書を引いて自分の中で消化していく作業から始めましたね。その後はそんな細かい部分より、大きくとらえて歌おうと思いましたが。
――アニメのテーマソングを歌う際に気をつけていることとかありますか?
Suaraさん:原作のファンがいることを気にしています。世界感を理解して歌っていると感じてもらいつつ、Suaraの色を出して歌うということをテーマにしています。今回は時間をかけてきちんと準備できたので、その2つを納得いく形でレコーディングできていると思います。
――「BLUE DROP~天使達の戯曲~」の1話を見た感想や印象などありましたら、お聞かせください。
Suaraさん:一見普通の女子高生なんだけど、使命があったり特別な運命を抱えているのがかっこいいと感じました。あと絵がすごくきれいですね。映像と歌詞がシンクロしている部分が多いので、歌う際には、第1話の白い鳥が飛び立つ映像などをイメージしながら歌いました。
――では最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
Suaraさん:今回、オープニングとエンディングの両方を担当できるということで、今までの自分よりさらに幅を広げられたと思っています。ぜひ2曲を比べて、聴いていただけたらと思います。映像もすごくきれいなので、アニメもぜひ見てください。
「オープニング曲は大空に飛び立つような、エンディング曲は羽ばたくようなイメージで歌いました」と語るSuaraさん。なお、初のライブ映像がDVDとブルーレイディスクで11月に発売されるというので、こちらもぜひチェックしておこう。
(C)2007 F.I.X. Records All Rights Reserved.
(C)吉富昭仁・メディアワークス・秋田書店/PROJECT BD
データ
▼「BLUE/蕾-blue dreams-」
■品番:KICM-1221
■販売元:キングレコード
■発売日:2007年10月24日
■価格:1,200円(税込)
■「BLUE/蕾-blue dreams-」の予約・購入はこちら
■TVアニメ「BLUE DROP~天使達の戯曲~」
■スタッフ(敬称略)
原作:吉富昭仁
監督・原案・脚本:大倉雅彦
副監督:友田政晴
キャラクターデザイン・総作画監督:竹田逸子
メカニックデザイン:米村孝一郎
美術監督:野村正信
音響監督:鶴岡陽太
シリーズ構成:高橋ナツコ
3Dモデリング:GONZO
3Dディレクター:白井宏旨
戦艦BLUEデザイン:竹内敦志
制作:ビースタック、旭プロダクション
■キャスト(敬称略)
“若竹マリ”役:矢島晶子
“千光寺萩乃”役:沢城みゆき
“ツバエル”役:後藤邑子
“川嶋朱音”役:渡辺明乃
“香月みち子”役:雪野五月
“菅原裕子”役:山田美穂
“深町学園長”役:中田譲治
“舞山教務主任”役:一城みゆ希
“シバリエル”役:麻上洋子
“アザナエル”役:折笠愛
“オノミル”役:倉田雅世
“カサゴル”役:川上とも子
“船津丸ひろ子”役:斉藤貴美子
“船津丸ゆり子”役:篠原恵美
“山田和美”役:広津佑希子
“鈴木双葉”役:野中藍
“佐藤未恵”役:坂東愛
“オペレーター”役:生天目仁美/猪口有佳
ほか
■関連サイト
・TVアニメ「BLUE DROP」公式サイト
・Suara公式サイト
・Elements Garden公式サイト
・キングレコード