プラモ作りのイロハを伝授!ガンプラ名人・川口克己氏の実演イベントをレポート
本日1月27日に、東京・秋葉原のイベントスペース「AKIBAスペース6.0」で、「川口名人のプラモ工作ライブ」が行われた。
このイベントは、昨日1月26日にホビーショップ「スーパーモデラーズ」がグランドオープンしたことを記念して行われたもの。「ガンプラ名人」こと川口克己氏が、女性モデラーの風見彩さんと一緒に、来場者の目の前でプラモ工作の実演を交えながら製作テクニックを紹介する内容だ。
まずは、バンダイナムコゲームスが発行しているフリーペーパー「Side-B・N」に、川口名人がコラム「ホビーの蔵」を連載していることもあり、名人が「Side-B・N」読者からの質問に答えるコーナーからスタート。質問は「やすりの使い方を教えてください」というもので、名人は「ランナーからパーツを切り離す際には(ランナーとパーツをつなぐ)ゲートを少し残し、もう1度ニッパーで切り取った後にやすりをかける」という基本技術を説明。やすりでパーツの表面を軽く削ってツヤを消す応用テクニックも紹介していた。さらに、「金属やすりを使うと白化を防げる」、「紙やすりはちぎって使うべき」、「机の上にやすりを置いて、パーツを動かした方がいい場合もある」など、やすり使用方法のイロハを語っていた。
続いてのコーナーは、来場者からの質問に名人が答えるもの。本来へこんでいるはずの部分がへこんでいない場合、パーツに彫りを入れる「筋彫り」のやり方を問われて、名人はセロテープを重ねて定規代わりにする方法を紹介。「セロテープなら、パーツが丸くなっていてもある程度対応できるのでオススメです」と、巧みな技を披露した。一通り質問に答えた後、名人が「エナメル塗料を使ってパーツを割ってしまった経験はありませんか?」と切り出し、参加者のうち半分近い人が経験があると回答。「エナメル塗料がプラスチックを溶かしてしまうからパーツが割れる」というメカニズムを説明し、具体的な対処法について語った。
来場者は、まだまだ名人に聞きたいことがあったようだったが、残念ながらここで終了の時間に。イベント終了後も、名人は来場者の質問に答えつつ歓談を楽しんでいた。
12月の「スーパーモデラーズ」プレオープン時の実演イベントに続いて、再び駆けつけた川口名人。今回は、女性モデラーの風見さんも一緒だ。
名人は、実際にキットを使ってさまざまなテクニックを紹介していた。
名人に促され、風見さんも実演に挑戦。やすりを使ってパーツをツヤ消ししていた。
名人によれば「目の粗いやすりを使うと、「ビームサーベル」のビームが出ている感じが出る」という。来場者にやすりがけを実演してもらう一幕も。
イベント終了後も、たくさんの人が川口名人を囲み、質問をぶつけていた。
データ
■「スーパーモデラーズ」
【グランドオープン】2008年1月25日
【営業時間】11:00~20:00
【営業日】年中無休(予定)
【店舗住所】東京都千代田区外神田3-15-1「アキバプレイス」5F
■関連サイト
・「スーパーモデラーズ」公式サイト
・電撃ホビーウェブ