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2008年2月1日(金)

『龍が如く見参!』体験会が全国で開始!東京「GAMESマーヤ」には名越氏の姿も

 1月31日、東京都江戸川区にあるゲームショップ「GAMESマーヤ」にて、PS3用ソフト『龍が如く 見参!』の体験会が行われ、本作の総合監督である名越稔洋氏が来店した。

 本作は、人気アクションアドベンチャー『龍が如く』シリーズの最新作。前作までは現代を舞台にしていたが、今作では舞台を江戸時代に一新。シリーズの伝統である人間ドラマはそのままに、さらに奥深くなった戦闘アクションが楽しめる。

 昨日行われた体験会では、本作のミニゲーム(流鏑馬・金比羅船々)、バトル部分、お座敷遊びの一部をプレイでき、訪れたユーザーにはお茶やお菓子が振舞われていた。また、試遊したプレイヤー全員に、『龍が如く 見参!』とPS3用ソフト『戦場のヴァルキュリア』の内容がわかる「見て読んでわかるPS3先取りキット」がプレゼントされていた。プロデューサーである名越氏は、体験会の中盤に来場したが、店内に入るやいなや熱心なファンに囲まれ、質問や応援のメッセージを投げかけられていた。名越氏は、ファンからの言葉1つ1つに丁寧に返事をしたり、サインをしたりしていた。

 今回、名越氏からコメントをいただくことができたので以下に公開していく。

――シリーズ1作目2作目に続いて、シリーズすべての体験会を「GAMESマーヤ」で行っていますが、手応えはいかがでしょうか?

名越氏:最初にここで体験会をやっていただいて、そこで『龍が如く』を皆さんに知ってもらえたことでいい方向に転がっていったと思います。今回もその勢いに乗っていければいいなと思います。

――今作では舞台が江戸時代となっています。ある意味、新作に近いような気分もあったりするんでしょうか?

名越氏:でも、『龍』は『龍』なんで。これまでと同じように楽しんでもらいたいですね。とは言え、もちろん違うところもあります。楽曲のチョイスにしても、キャスティングのチョイスにしてもね。そういうところで、ユーザーの皆さんには興味を持ってもらう入り口がたくさんあると思いますので、それがいい方向に出てくれればいいなと思います。

――シリーズ1作目からかなりチャレンジャブルな要素を盛り込んでいた『龍が如く』シリーズですが、ここまで大きなシリーズになるだろうと思っていましたか?

名越氏:わからなかったよね(笑)。まぁ、なるように努力は最大限しましたし、出せるカードはすべて出してきました。ただ、ここが限界という意味ではなくて、この作品でまた実績ができれば、また新しいカードのチョイスができるから、これからも攻めて攻めていければいいかなぁと思います。

――1作目2作目に負けないものができあがった自信はありますか?

名越氏:できたと思いますよ。出し惜しみはしないで、やれること以上のものをやったなと。最初思い描いていたものが100だとすると、150のものができたと思います。逆に言うと前作、前々作が売れたからといって、それに乗っかろうという思いはなくて、1回1回チャレンジしていこうと。これまでと同じものをやっていちゃ駄目ですからね。『見参!』が終わったことで、次はどんなことをしようかということで頭はいっぱいですね。

――今、「次」という言葉が出ましたが、「次」に向けての構想はあったりしますでしょうか?

名越氏:ドラマものを3つやったとは言え、1つやると、次はこれ次はこれといった具合にアイデアがわいてくるんですよね。「やり残したことはない!」と言えるくらいに作ってはいるんですが、だからこそ、「こんなこともできるんじゃないかな?」、「これを試してみたいな」というものも出てきたりしますし。それとは別の意味で、違う角度の仕事も手を付けていきたいな、でも時間があるのかな? というところもありますね。

――これから全国各地で体験会がスタートしますが、それについてはどう思いますか?

名越氏:いらっしゃってくれる人がいるというのは、とてもありがたいですね。規模とか場所とかは関係なく、訪れてくれる人がゼロでなければとにかくありがたいので。僕も時間があれば、わりとどこでも行きますからね。これは、行かなきゃ行けないから行くっていうわけではないんですが。呼ばれたらどこでも行きますし、元気ももらえますからね。そこで意見を言ってもらってもそれはまったく構わない。こういう機会は大事にしていきたいと思いますね。

――では最後に、本作を待っているユーザーにメッセージをお願いします。

名越氏:シリーズのファンにはもちろん、楽しんでもらえるようしっかりと作ってあります。これまでのシリーズにはちょっと馴染めなかったけれど、世界観的にこういう切り口であるなら楽しめそうだなという人にもぜひやってもらいたいですね。基本的なドラマの構想やメッセージに関しては、これまでと変えていないので、本作で『龍が如く』シリーズに触れてもらえるとうれしいですね。そうした人たちから新鮮なメッセージをもらえれば、それがまた作品作りに反映されていくでしょうし。たくさんの人に触れてもらって、いいところや悪いところなど、たくさん声を聞かせてくれるとうれしいですね。

――ありがとうございました!


 また、「GAMESマーヤ」での体験会を皮切りに、全国の店舗で体験会が開催される。開催店舗やスケジュールはこちらを参照のこと。まだ『龍が如く』の世界に触れたことがない人は、このチャンスに体験してみては?







会場となった「GAMESマーヤ」の店長さん(写真左)から花をもらう名越プロデューサー(写真右)。

体験版をプレイするユーザーの姿を後ろから見つめる名越氏。


データ


▼『龍が如く 見参!』
■メーカー:セガ
■対応機種:PS3
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2008年3月6日
■価格:7,980円(税込)

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『龍が如く 見参!』公式サイト
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