2008年2月12日(火)
■プロローグ■ | ||
国家解体戦争から数十年後の未来。支配者たる企業は、自らが汚染し尽くした地上を見限り、高空プラットホーム「クレイドル」を建造。高度7,000mの空に、新しい清浄な生活空間を見出していた。すでに人類の過半はクレイドルに住み、地上は資源基地とそれをめぐる戦いの舞台にすぎなかった。一方で、国家解体戦争において企業支配体制を確立した原動力、人型兵器アーマード・コア「ネクスト」と、その搭乗者「リンクス」は、圧倒的な力への個体依存性に危機感を抱いた企業により、企業機構「カラード」管下の傭兵として地上に残された。今や企業軍の主力は、巨大兵器「アームズフォート」であり、かつて戦場を支配したネクストたちは、薄汚れた地上で延々と続く経済戦争の尖兵となり果てていた。 |
■企業連 国家解体戦争の後、世界を管理する企業は大きく3つのグループに分かれた。「企業連」は、それら企業がほぼすべて参加する国際機構。公式には、企業社会の平和と秩序の維持が目的となるが、当然のように機能していない。形骸化した「企業連」は、「企業の総意」を表現する仮主体としてのみ存在意味を保っているが、政治力に長けた「オーメル」の意を代弁することも多い。 |
■カラード 企業連管轄下のリンクス管理機構。リンクス戦争でネクスト戦力の個体依存性に危機感を抱いた企業は、企業社会に対するリンクスの潜在的危険性を熟知しつつもその戦力としての魅力、あるいはネクストなしにネクストを敵とする恐怖から、くだらない調整と妥協により、すべてのリンクスの占有権を放棄し、これを共同で管理する方法を採った。これが、すなわち「カラード」である。不明瞭な設立主意に管轄者たる企業連の形骸化が加わり、現在の「カラード」は企業の意を受けたミッション仲介ブローカーの溜まり場に成り果てている。管理機構としては、カラードランクの管理と、ランクマッチの主催としてのみ機能している状態。共同管理は既に絵空事であり、実質的に企業所属と言えるリンクスも相当数にのぼる。 |
■アスピナ機関 「オーメル」とかかわりの深いネクスト技術研究機関。特に、ネクスト操縦機構AMSの最先端にある。IRS/FRSを開発したアナトリア研究所とならび、ネクスト技術における非企業の双璧だった(アナトリア研究所は、リンクス戦争で戦場となり壊滅している)。リンクス戦争では、テスト個体“ジョシュア・オブライエン”を実戦投入し高い戦果をあげた。以来アスピナは、テスト個体を正規リンクスとして登録し、機会があれば実戦投入する方針を採っている。これは主に実戦データ収集の意味合いが強い。 |
キャラクター名:ウィン・D・ファンション 機体名:レイテルパラッシュ 管理機構カラード管下の女性リンクス。カラードランクは3。既に第一線を退いた“霞スミカ”の後継となる、インテリオル・ユニオン系の主力リンクス。華奢な機体とは対照的に、その戦いぶりは苛烈で容赦がない。真鍮色の乗機「レイテルパラッシュ」は、対立するGAの兵士たちから、恐怖と憎悪とその裏返しの下品な揶揄の的となっている。 |
キャラクター名:マクシミリアン・テルミドール 機体名:アンサング 壊滅したレイレナード純正の逆脚機体に搭乗するリンクス。管理機構カラードの管下にないイレギュラー。企業世界の最重要エネルギーインフラ「アルテリア」を襲撃する彼の意図は……? |
キャラクター名:オッツダルヴァ 機体名:ステイシス 管理機構カラードのランク1。彼の搭乗するオーメル・サイエンスの新標準機には、壊滅したレイレナードのテイストが色濃く感じられる。やがて、ラインアークのホワイト・グリントとぶつかることになる企業の切り札。毒舌家。 |
キャラクター名:ローディー 機体名:フィードバック かつて粗製と呼ばれた男は、這い上がり、GA最高のネクスト戦力となった。GAの誇る立志伝中の英雄。カラードのランクは4。今も変わらずバズーカタイプの武器腕部を使い続けている、リンクス戦争からの数少ない生き残り。 |
キャラクター名:ロイ・ザーランド 機体名:マイブリス 管理機構カラードのランク7。特定の企業に深く関係しない独立傭兵の中では、最高ランクに位置する。搭乗機「マイブリス」は、希少価値の高いアルブレヒト・ドライスの旧型パーツをベースにしている。掴みどころのない空とぼけた男だが、報酬ぶんの働きはきっちりとこなす。 |
データ
▼『アーマード・コア フォーアンサー』■関連記事 |
2008年2月12日 対アームズフォート戦の模様も掲載! 「ACfA リンクスミーティング」レポート |
■関連サイト
・『アーマード・コア フォーアンサー』公式サイト
・「ARMORED CORE OFFICIAL SITE」
・フロム・ソフトウェア