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2008年2月25日(月)

明日より育成開始!『モンスターファームオンライン』プレスカンファレンス

 テクモとゲームポットは、2月26日よりオープンベータテストを開始するPC用MMORPG『モンスターファームオンライン(以下、MFO)』のプレスカンファレンスを、東京都内で開催した。

 『モンスターファーム』シリーズは、テクモが開発を手掛ける人気タイトル。CDやDVDなどからモンスターを誕生させて、そのモンスターを育成していくシミュレーションゲームだ。『MFO』も同シリーズの流れをくんでおり、モンスターたちはトレーニングやクエストなどをこなすことで、ブリーダーとともに成長していく。

 カンファレンスの冒頭で、ステージに姿を見せたゲームポット代表取締役社長・植田修平氏は、たくさんの報道陣が集まっていることに対して「コンテンツへの期待の高さを実感しました」と興奮気味にコメント。続けて、「今回我々とテクモ様が世に送り出す『MFO』は、これまでのシリーズのよさを残しつつ、新しいよろこびを提供したいというコンセプトから制作しました。昨年にはクローズドベータテストを行い、たくさんの意見をいただきました。それらをもとに完成した『MFO』は、最高のクオリティになっています。2年の開発期間を得て、明日オープンベータテストを向かえますが、これまでに弊社が培ってきたオンラインゲームのノウハウを結集させ、ユーザーの方が満足できるようなサービスを行っていくので、期待してください」と挨拶した。

 次いでテクモ代表取締役社長・安田善巳氏が登壇。「今から11年前にPSで産声をあげた『モンスターファーム』は、CDからモンスターが登場するという斬新なアイデアが評価されたタイトル。これまでの11年間で、さまざまなものに挑戦してきて、家庭用ソフトとして1つの完成形を迎えたと思います。そんな時期にPC用オンラインゲームの開発がスタートし、我々も新たな意気込みでこのタイトルに臨みました。内制で開発することをコンセプトとして、1からの組み立てだったために少し時間がかかりましたが、『モンスターファーム』らしさを取り込みながら、新しい要素を盛り込んだオンラインゲームとして仕上がっていると思います。私も少しプレイしましたが、モンスター同士の交流によって、知らないユーザー同士が知り合っていく過程を丁寧に描いている。また飽きさせないシステムも入っており、毎日ファームに入るだけでも楽しいです。我々は3年前に、国内の運営会社とオンラインサービスを組むことで日本のオンライン事業を盛り上げていきたいと考え、今に至ります。その初心を忘れないようにして、今後の展開を行っていきたいです」と、これまでの経緯と今後の展望について語った。

 次に運営プロデューサー・坂本慎治氏が登場し、本作の魅力についてプレゼンを行った。『モンスターファーム』シリーズには、CDやDVDからモンスターを生み出す要素、さまざまに変化するモンスターを育てる要素、そして育てたモンスターを競わせる要素という、3つの要素が存在。『MFO』にもこれらの要素が盛り込まれており、オンラインという環境を生かして、コミュニティを形成させる力を持っていると語った。特に本作では、「育てる」に重点を置き、制作したとのことなので、シリーズファンは楽しみにしておこう。

 ここで、開発プロデューサーの高崎俊行氏が壇上に呼ばれ、「育成」の要素について詳しく説明。スクリーンにシリーズお馴染みの“ライガー”の画像が映し出され、育て方によりさまざまな形態を取ることを語った。画面では角が伸びた“ライガー”が映し出されたが、与える餌に含まれている栄養によって個体差が生まれるのだという。高崎氏によると「糖分を控えて、さらにミネラルを取ることで、ここまで立派な角になる」とのこと。他にも栄養を採りすぎると太ってしまったり、摂取する色素によって毛色が変わるというので、さまざまな形のモンスターが画面にお目見えしそうだ。高崎氏は「オープンベータテストからは3体のモンスターが追加され、12体から選ぶことができます。今後はモンスターの数を、ドンドン増やしていくのでお気に入りの1匹を見つけて育てていただければと思います。オンラインゲーム開発はこれからが正念場なので、開発、運営、ユーザーが一体となってこのコンテンツを育てていきたいと考えています」と語った。

 そしてスペシャルゲストとして、「カントリー娘。」に所属するタレントの里田まいさんと、本シリーズの看板キャラクター“モッチー”が本作の応援に駆けつけた。里田さんは北海道の出身ということで「馬や牛を育てたことはありますが、モンスターを育てたことはないですね(笑)」と話し、報道陣の笑いを誘う場面も。里田さんは移動中に新幹線でゲームを遊んでいるようで、DS版『かいて しゃべって はじめよう!モンスターファームDS』をプレイしていることを披露した。好みのモンスターを聞かれた里田さんは「飛びぬけた能力を持っているモンスターよりも、均等な能力を持っていて、安定感のある方がいいです。見た目はあまり気にしません」と答えた。
 ここで里田さんと一緒に、現在1番強いモンスター“長老アンテロ”に挑戦してみることに。『MFO』のゲーム画面を初めて見るという里田さんは「DS版より画面が大きいので、全体が見やすいですね。絵もすっごいリアルです!」と大興奮。なお、村の長老が育てた金色のモンスター“長老アンテロ”に挑んだ結果だが、こちらの攻撃は一切当たらず、相手の一撃でKOとなってしまった。どうやら「段位認定戦」において、プレイヤーの壁として立ちはだかる存在になりそうだ。
 最後は、里田さんが「私もぜひ『MFO』をやってみたいと思います。モンスター頑張れ!」と『MFO』にエールを送っていた。

 その後、坂本氏から今後の展開が明らかにされた。明日2月26日15:00からオープンベータテストが開始し、テスト中には特典として「育成応援セット」が配布される。そして3月5日15:00から正式サービスがスタート。プレイ料金は、基本無料で、アイテム課金形式となる。また正式サービス開始時には、「スタートアップ! 育成キャンペーン」などを予定しているとのことなので、興味のある人は公式サイトをコマ目にチェックしておこう。

ゲームポット代表取締役社長・植田氏は「サービスにあたって、ゲームポットらしいさもふんだんに盛り込んでいくので期待してほしい」と語った。

「ゲームポットさんと一緒に、日本のオンライン事業を盛り上げていきたい」と語ったテクモ代表取締役社長・安田氏。



開発プロデューサーの高崎氏は、育成について説明。オープンベータからは“アルネロ”という鹿のようなモンスターなど3種が追加されるとのことだ。



育成方針によって、見た目にも能力にも差が出る『MFO』。何度もプレイして、自分の理想のモンスターを育成しよう。



「カントリー娘。」の里田まいさんと“モッチー”が応援に駆けつけた。里田さんは、実際に動いているゲーム画面を見て「ファンタジックな世界で、そこに入り込んでいつまでもやっちゃうような気がします」とゲーム好きな一面も見せていた。



運営プロデューサー・坂本氏は、里田さんにファームの様子を披露。何をしていいか困った時にヘルプを出してくれる、助手がいることを明らかにした。







明日2月26日からはオープンベータテストがスタートし、3月5日からは正式サービスもスタートする『MFO』。今後は、モンスターが追加されるだけでなく、ジャンルを超えたコラボレーションも行われるとのことなので、楽しみにしておこう。

会場では、これまでのシリーズ作品とデモムービーが展示されていた。



さまざまなメーカーから推奨PCが発売されるので、PCのスペックが足りない人は、これを機会に購入を検討してみては?



本日行われたカンファレンスの出席者。テクモとゲームポットがサービス提供する『モンスターファームオンライン』は、明日オープンベータテストがスタートする。

Published by Gamepot Inc.(C)TECMO,LTD.2006

データ

▼『モンスターファームオンライン』
■メーカー:テクモ/ゲームポット
■対応機種:PC(OS:WindowsXP/Vista)
■ジャンル:SLG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2008年3月5日予定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

■関連サイト
『モンスターファームオンライン』公式サイト
ゲームポット
テクモ