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2008年2月28日(木)

登場するイカサマは70以上!アッコさんが麻雀を教えてくれる『アッコでポン』発表会

 サクセスは、4月24日に発売するDS用麻雀ソフト『アッコでポン!~イカサマ放浪記~(以下、アッコでポン!)』のプレス発表会を、本日2月28日に品川プリンスホテルで行った。

 『アッコでポン!』は、和田アキ子さんを中心にホリプロに所属するタレントが、個性的なキャラクターとなって登場する麻雀ゲーム。通常の麻雀はもちろん、タッチペンを駆使してイカサマ技を出せるのが特徴となっている。

 発表会では、サクセスの代表取締役社長・吉成隆杜氏が姿を見せ、「今年でサクセスは30年を迎えます。これまでにモバイルやオンラインなどを含め、1,000タイトル近くのゲームソフトを作ってきました。その中で麻雀は約30タイトル近く存在しますが、最も売れたのがちょうど10年前にPSで発売した『SIMPLE 1500シリーズ THE 麻雀』で、99万9千本売れました。それを凌ぐ麻雀ゲームを作りたいと思い、開発を開始しました」と本作の開発経緯を語った。
 吉成氏によると、それを達成するには、まず麻雀としてしっかりしていることが前提にあり、その上で麻雀ファンが実現したいと思っていることを盛り込むことがポイントと考えたという。同氏は「これまでのゲームでも、イカサマのような機能のソフトはあったと思いますが、プレイヤーが操作し、対戦でもそれを行えるのはなかったと思います。ただし、中身がよくてもそれだけでは売れないと思い、タレントの和田アキ子さんを起用したいと考えました」と続けた。

 しかし、相手は誰もが知る人気タレント。オファーを出しても「実現は難しいのでは?」と悩んだそうだ。しかし吉成氏は「実現は難しいかもしれないが、好きな女性に告白しないで終わってしまうくらい、男としてだらしない話しはありません。とにかく当たって砕けろと思い、お願いにうかがいました」と当時の心情を披露した。結果として、ホリプロの協力が実現し、本ソフトの開発がスタートしたのであった。
 最後に吉成氏は、「麻雀のゲームで発表会をするのもゲーム業界で初めてではないでしょうか? また和田アキ子さんの芸能生活40周年にこのソフトを発表できるのもうれしいです。ぜひ本作への意気込みを感じていただければと思います」と締めくくった。

 次いで、ソフトの開発プロデューサー・鈴木政幸氏が本作の特徴を説明。本作には和田アキ子さんを中心にホリプロに所属する12名の人気タレントが個性的なキャラクターとなって登場。元「伝説の雀士」で雀荘「HORI」の女主人の和田アキ子さんや、榊原郁恵さん、井森美幸さん、さまぁ~ずなどに加えて、イカサマ・雀力が強力な本作オリジナルのメカアッコも登場するという。
 また通常の麻雀ゲームと異なり、イカサマ技を駆使して勝利を目指すゲームになっている。「ブッコ抜き」、「ツバメ返し」、「エレベーター」、「ガン牌」などの裏技をタッチペンで自由に出すことが可能だ。現実の麻雀では実現不可能な、イカサマ技を自在に繰り出したい麻雀ファンはチェックしてみては?

 ここで、スペシャルゲストとして和田アキ子さんが登場。姿を見せるや和田さんは「ゲームでは「伝説の雀士」となっていますが、実際の私は弱いです(笑)」と話し、報道陣を笑わせた。自分自身を弱いと言った和田さんだったが、とにかく麻雀をすることは好きだという。和田さんは「同じ面子で集まって、同じ時間にやったとしても、同じ手は2度とできない。麻雀には流れがあって、自分に勢いが来ている時は何をやってもうまくいくけど、来ていない時は全然ダメ。それがおもしろいね」と続けた。一時期の和田さんはとにかく麻雀に夢中で、寝食を忘れて楽しんだこともあったとのこと。馴染みの雀荘のおばちゃんが「タバコを買ってくる」と話し、「いつも置いてあるじゃん?」と聞いたら、1カートンを吸っていた後だったという。気がつけば、喉が痛く、時間にして丸2日間が経過していたのだとか。「舌とか、タバコのヤニでベタベタで2日間打っていたにもかかわらず、まだやりたかったね。でも皆が勘弁してくれって(笑)」と当時を振り返ってコメントした。
 最後に和田さんは「この品行方正な世の中にあえて「イカサマ」をウリにしているのがいいですね。現実世界では曲がったことは嫌いですが、ゲームの中ではいいんじゃない? 早くやりたいです」と本作の印象を話した。

 発表会終了後には、囲み取材が行われた。「DSを持っているのですか?」という質問に対して、「脳トレ系をやっているけど、最近飽きてきたので、このゲームの発売が楽しみ。ちょっとヒマな時間にも遊べるので、パチンコに通わなくなるかも」と和田さんは答えた。次いで、ゲームに自分のキャラクターが登場する印象を聞かれ、「私が「伝説の雀士」と言う設定なので、麻雀が強くなった気分ですね。最近は忙しくて月に1回くらいしか打てていません。どうやらクセがわかりやすいみたいで、回りの人からするとカモみたいです(笑)」とコメントした。

 『アッコでポン!』では、初心者向けに、やさしく麻雀の基本ルールを説明してくれる「麻雀教室」が存在する。これまで麻雀に興味はあったが、ルールを覚えられずに挫折してしまった人や、周りに一緒に打つ面子がいない人は本作の購入を検討してみてはどうだろう。



舞台に姿を見せるや報道陣の多さに驚いていた、サクセス代表取締役社長・吉成氏。「どのタレントさんに出演してもらうか、吟味に吟味を重ねました」と語った。

ゲームの概要について説明したのは、ソフトの開発プロデューサーである鈴木氏。本作には「ストーリーモード」の他に、「ひとりで対局」や「みんなで対局」に加えて、麻雀のルールを説明してくれる「麻雀教室」が存在する。また、イカサマ技の練習が可能な「裏麻雀教室」も用意されているので、友だちとの対戦前に思う存分にイカサマを練習できる。

「ストーリーモード」には、タレントたちをモデルにしたキャラクターが登場する。また、強力なメカアッコをさらにパワーアップさせたメカアッコZも存在するとか! イカサマを駆使して倒すか、正々堂々と戦うかは、プレイヤーの自由だ。

麻雀にまつわるさまざまなエピソードを披露した和田さん。打とうとした時に面子が集まらないとわかると、ロサンゼルスから友だちを呼んだのだという。「拘置所以外の場所にいるなら、麻雀のために呼び出します」と笑いながら話した。

イカサマについて聞かれ「イカサマをやれるならやってみたいけど、最近のは全自動だからね。まずはこのソフトをさんま(タレントの明石家さんま)に送って、一緒に対戦してみたいですね」と話した。今まで打った人で印象的なのは「誰だろう。秋元康さんかな。渋い打ち方だし、よく考えている」とのこと。





ソフト発売記念と和田さんの芸能生活40周年を記念してケーキが会場に運ばれた。登場するキャラクターが描かれたケーキで、これには和田さんも大興奮! 発表会では「私はあんなに目は下がってない……ですよね?」という発言も飛び出したが、和田さんは勢いよくケーキの火を吹き消していた。

左から、サクセス代表取締役社長・吉成氏、「伝説の雀士」役の和田さん、開発プロデューサー・鈴木氏。DS用麻雀ゲーム『アッコでポン』は4月24日に発売だ!

囲み取材に笑顔で対応する和田さん。最近のタレント事情や、40周年についてコメントした。

(C)HORIPRO (C)2008 SUCCESS

データ

▼『アッコでポン!~イカサマ放浪記~』
■メーカー:サクセス
■対応機種:DS
■ジャンル:TBL
■発売日:2008年4月24日
■価格:5,040円(税込)

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