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2008年2月4日(月)

“ロイド”たちの今は?『TOSラタトスクの騎士』の登場キャラクターを一挙紹介!

 バンダイナムコゲームスは、2008年春発売予定のWii用RPG『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』の新情報を公開した。

 今回明らかになったのは、本作より登場するキャラクター“テネブラエ”と“アクア”、および前作『テイルズ オブ シンフォニア(以下、TOS)』に登場した人物たちの2年後の様子。他にも、アニメーションムービーや「スキット」システム、MAP移動方法について紹介していく。

■精霊“ラタトスク”に従う存在――センチュリオンたち

 “テネブラエ”と“アクア”は、精霊“ラタトスク”に従うセンチュリオン。センチュリオンは、魔物と縁を結び、自らの配下とすることで世界の秩序を保つ役目を担っている。彼らは、それぞれの理由で“エミル”や“マルタ”、“リヒター”たちとかかわっていくことになる。

「マルタさまはあなたを捜していた。命の恩人であるあなたを。
あなたは騎士として選ばれたのです」
●“テネブラエ”(CV:大塚芳忠)
 精霊“ラタトスク”に従うセンチュリオンの1つ。闇の属性をまとう存在。“エミル”の前に現れ、「ラタトスクの騎士」としての契約を迫る。センチュリオンは本来、魔物と縁を結び、自らの配下とすることで世界の秩序を保つ役目を担っているが、現在はしもべとなる魔物を失っている。そのため今は、ほとんど無力。闇属性の魔物を従えることで力を取り戻していく。性格は冷静沈着で生真面目だが、意外に冗談好きだったり、口うるさいなど、非常に人間的な一面も持つ。「ラタトスク・コア」を額に持つ“マルタ”を守るため、影のように付き従い、彼女の命令には忠実である。

「……ふ~ん。アンタ、ちょっとカッコイイじゃない。
リヒターさまの1億分の1ぐらいだけど」
●“アクア”(CV:本多陽子)
 精霊“ラタトスク”に従うセンチュリオンの1つ。水の属性をまとう存在。おてんばでうるさく、生真面目な“テネブラエ”とは犬猿の仲。彼女もまた、配下に魔物を従えており、それを使役することで戦う。“リヒター”の境遇に同情し、現在は“ラタトスク”のもとを離れて彼のため行動をともにしている。

■『TOS』に登場したキャラクターたち


 『TOS』から登場する“ロイド”や“コレット”たちは、本作の時代においてどうなったのか、何をしているのか、以下にその一端を紹介しよう。

「今は、何も言えない」
●“ロイド・アーヴィング”(CV:小西克幸)
年齢:19歳 性別:男性
身長:178cm 体重:63Kg
 前作の主人公。前作終了後、エクスフィアを集める旅を続けていた。世界再生の英雄ともてはやす人々がいる一方で、再生後の世界に不満を持つ人々からの憎しみも受けており、いわれのない迫害を受けることもしばしば。パルマコスタで起こった、「血の粛清」と呼ばれるマーテル教会による反乱分子討伐が“ロイド”の仕業とされており、現在、彼に対する世論は二分化されている。“ロイド”自身は、「血の粛清」に荷担していたかどうかに関して、肯定も否定もしていない。本作では、かつての仲間に何も打ち明けず、たった1人で行動している。

「マルタにエミルだね。じゃあこれでお友だちだね」
●“コレット・ブルーネル”(CV:水樹奈々)
年齢:18歳 性別:女性
身長:158cm 体重:44Kg
 前作ヒロイン。数年後に神子制度の廃止が予定されているため、最後の「再生の神子」である。世界を救った「再生の神子」として担ぎ上げられる一方、ヴァンガードら、マーテル教会や現体制に反発する人々からは、憎悪の対象として狙われている。しかし“コレット”自身はそれらに怯えることなく、苦しむ人々を救うため教会の先頭に立って慈善事業を行っていた。性格は相変わらずおっとりと天然で、ドジがすべて幸運に働くのも同じ。ただ旅を経て、自己主張することに怯えなくなった。

「ボクとエミルは友だちだもん」
●“ジーニアス・セイジ”(CV:折笠愛)
年齢:14歳 性別:男性
身長:151cm 体重:40Kg
 “ロイド”の親友で“リフィル”の弟。前作から2年が過ぎ、世界も衰退から復興したため、栄養状態もよくなり、順調に身長が伸びている。前作より大人びたものの、まだ印象は子どもであることに不満を持っており、早く成長期になってほしいと切望している。現在は、行方のわからなくなった“ロイド”の身を案じ、姉と二手に分かれて捜している。“エミル”らに対しては、歳の近い友だちができそうでうれしい反面、“ロイド”を敵対視する言動を悲しく感じ、複雑である。

「冷静になりなさい。そうしなければ真実は何も見えないわ」
●“リフィル・セイジ”(CV:冬馬由美)
年齢:25歳 性別:女性
身長:166cm 体重:49Kg
 “ロイド”たちの担任教師で、再生の旅の同行者。前作終了後、弟である“ジーニアス”とともにハーフエルフの人権を認めさせるため、各地をまわっていた。現在は、行方のわからなくなった“ロイド”の身を案じ、弟と二手に分かれて捜している。“エミル”らに対しては、以前同様の冷静さと、冷徹なまでの公平さを持って接するが、心根の部分では心配している。それは悪い噂の絶えない“ロイド”に対しても同様である。

「……ふん。もの知らずのガキどもに話すことは何もねぇよ」
●“ゼロス・ワイルダー”(CV:小野坂昌也)
年齢:24歳 性別:男性
身長:179cm 体重:68Kg
 “コレット”と同じ、マーテル教会の神子。数年後の神子制度廃止に向けて、教会の内部改造と綱紀粛正を行っている。世界再生の旅に同行していたため、やはりヴァンガードらマーテル教会や現体制に反発する人々からは、憎悪の対象として狙われているものの、本人は涼しい顔であちこちの街に出没しては、遊ぶフリをして情報収集などを行っていた。性格は相変わらずのお調子者。しかしその仮面の下で、冷静に相手を観察しているところも相変わらずである。

「ありがとう。我が片翼の名にかけて裏切らぬと誓おう」
●“リーガル・ブライアン”(CV:大塚明夫)
年齢:35歳 性別:男性
身長:189cm 体重:85Kg
 前作では囚人であったが、世界再生に協力したことから、恩赦を受けた。再生後の世界では、「レザレノ・カンパニー」の会長として、“ロイド”のエクスフィア探しに協力しつつ、世界復興に尽力していた。穏やかな紳士であるところは変わらないが、恋人を殺してしまった自責の念からは解放され、現在は手枷を外している。

「イガグリ流忍術って奴さ。
まだおじいちゃんほどうまくはないけどね」
●“藤林しいな”(CV:岡村明美)
年齢:21歳 性別:女性
身長:164cm 体重:48Kg
 イガグリ流の忍術を受け継ぐミズホの村の頭領。前作では世界再生の旅に同行していた。精霊との契約をしている召喚士でもある。再生の旅の後、シルヴァラント側の町々と“テセアラ王”との間を取り持つため、活動を続けていた。性格は前作同様、明るく熱血で自分の感情に素直。

「私も……協力します。必ずお役に立ちます」
●“プレセア・コンバティール”(CV:桑島法子)
年齢:14歳 性別:女性
身長:150cm 体重:38Kg
 前作では世界再生の旅に同行していた。前作から2年が過ぎ、エクスフィアによる寄生から解放されたため、栄養状態もよくなり、正しい成長を迎えている。時間が止まっていたため、うつろとなっていたが、実年齢とのギャップに悩みつつも、現在では少しずつ少女らしさを取り戻し、笑うことも多くなった。現在は故郷であるオゼットの村を復興させるため、“リーガル”と協力して活動している。

■アニメーション制作はProduction I.G!

 本作にも、『テイルズ オブ』シリーズには欠かせないオープニングアニメーションムービーが収録されている。制作は、数々の『テイルズ オブ』シリーズ作品のアニメーションパートを手掛けてきたProduction I.Gが担当。アニメーションムービーでは、“ロイド”をはじめとした『TOS』のキャラクターも登場し、オープニングムービーから物語を盛り上げてくれる。


■シリーズお馴染みの「スキット」を搭載!

 本作でも、『テイルズ オブ』シリーズでお馴染みの「スキット」システムは健在。キャラクターたちの持つ豊かな個性を、アニメーションと人気声優陣による演技で披露してくれ、一緒に冒険している気分を味わえる。『TOS』キャラクターと、新しい仲間たちの何気ない会話や、“エミル”と“マルタ”のラブラブ(?)な会話など、さまざまなスキットが用意されているとのことだ。


■Wiiリモコンを使用した簡単MAP移動

 ワールドマップを移動する方法として、本作ではキャラクターがフィールド上を任意に歩くのではなく、地球儀のようなマップ上で、行き先をWiiリモコンのポインタで選択して移動を行う。街や村では、人々との会話でヒントをもらったり、武器・アイテムの売買を行ったりできる。洞窟や遺跡などのダンジョンでは、モンスターがシンボルとして現れ、キャラクターが探索を行う。もちろん『TOS』で登場した懐かしい場所も多数訪れることになる。



(C)藤島康介
(C)2003-2008 NBGI

データ

▼『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:Wii
■ジャンル:RPG
■発売日:2008年春
■価格:未定
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■関連サイト
『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』公式サイト
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