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2008年2月7日(木)

みんなで楽しい、仲間と楽しい!『SouloftheUltimateNation』説明会レポート

 ゲームオンは、PC用MMORPG『Soul of the Ultimate Nation(以下、SUN)』のプレス説明会を本日、恵比寿ビジネスタワー・ゲームオン社内にて開催した。

 『SUN』は、韓国のウェブゼンが総制作費100億ウォン(約12億円相当)以上を投じて開発したファンタジーMMORPG。映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「セブン」など楽曲を手掛けたHoward Shore氏がBGMを担当していることでも注目の作品だ。2月25日~3月10日の期間にはクローズドベータテストの実施が予定され、テスターの募集が2月8日~18日に行われる。本日の説明会では、『SUN』の概要についての紹介が行われた。

 最初にオンライン事業本部長の椎葉忠志氏が登壇し、『SUN』のサービスを決定した経緯を語った。椎葉氏によると、『SUN』のライセンスはもっと早期に取得可能であったが、MORPGとして始まった本作には日本に受け入れられるだけのコンテンツバラエティがなく、ゲーム内容の充実した今となってサービス提供を決断したという。なお、今後ゲームオンからサービスを提供するオンラインゲームは、年間3本ほどを予定しているとのことだ。

 続いては、本作プロデューサーからゲームの紹介が行われた。『SUN』は、「ブラキオン大陸を舞台に、“シュバルツ皇帝”が統治するガイスト帝国と、謎の才女“イグニス”に導かれる解放軍との戦いを描く」というスートリーを背景にして、プレイヤーは解放軍としてガイスト帝国に立ち向かうことになる。クローズドベータテストでは、4種類のキャラクターが選択可能。キャラクターは、近接攻撃が得意で盾役に向いている「バーサーカー」、遠距離攻撃が得意で移動しながら攻撃ができる「ヴァルキリー」、攻撃や補助、回復の魔法が使え唯一キャラクター蘇生がが行える「エレメンタリスト」、クエストをこなしていくことで竜の力が使えるようになる「ドラゴンナイト」となっている。特に「ドラゴンナイト」は、ガイスト帝国に抑えられた竜の力を、クエストを攻略して身に付けていくというストーリー要素が楽しめるとのことだ。

 また本作の特徴として、MOプレイが可能なインスタントダンジョン「バトルゾーン」があげられた。フィールドでは、クエストをこなしながら通常のMMORPGとして楽しめる一方、こちらの「バトルゾーン」は、クエスト達成条件となるミッションやモンスターとのバトルを楽しめるMORPGがプレイできるとのこと。
 「バトルゾーン」には、ストーリーに関連する「ミッション」用、モンスターがたくさん出現するレベル上げに適した「ハンティング」用、対人戦が行える「PvP」用の3つが用意されている。なお、「バトルゾーン」は最大8人(PvP用は10人)で挑むことができ、自分でダンジョンを生成することも可能だ。とくにストーリーに強くかかわるメインミッション用の「バトルゾーン」は、ダンジョンに入ると画面がワイドサイズになり、映画のような演出でナレーションが挿入されるという。ナレーションは『SUN』の世界観や雰囲気を踏まえて、英語音声のものが流れるとのことだ。また「バトルゾーン」には、謎解き要素のあるギミックや、「スイッチを解除するまでモンスターが出続ける」といったようなトラップなどが随所に配置されている。

 さらに、「バトルゾーン」とあわせてシステムについても説明がされた。本作では、マウス操作の他にFPSに多い「W、A、S、D」による移動操作を採用し、左手だけでもプレイができるような操作性が搭載。ジャンプも可能で、スキルも爽快感を重視した派手なアクションのものが多数用意されているとのことだ。
 キャラクターの育成に関しては、レベルが1上がると育成用のポイントが5付与され、それをステータス5種とスキル2種に振り分ける自由度の高いシステムが採用されている。ステータスを強化して地力の強いキャラクターを育成するのも、豊富なスキルを使用できるキャラクターを育成するのもプレイヤーの自由だ。なお、初心者向けに初期段階ではレベル上げがしやすいようなローカライズが行われているという。韓国でサービスされている『SUN』からさらにローカライズされた要素としては、「ストーリー性を高めたミッション、フィールド上のクエストの追加」、「キャラクターのアバター変更機能」、「アイテムの種類増加」、「エンチャント機能の実装」、「ランクアップ機能の実装」、「エリアコンクエストシステムの実装」などがあげられる。また、セリフは固有名詞にも注力した言語のローカライズがされているとのこと。

 最後に、アイテムの強化システムについて紹介があった。アイテムの強化には、先ほど述べた「エンチャント機能」と「ランクアップ機能」があり、これらはアイテム強化用のNPCに頼むことで行えるとのことだ。「エンチャント機能」は、武器や防具の基本能力を高めるもので、モンスターがまれにドロップする宝石などのアイテムを使用することで利用できる。エンチャントは最大で12回行え、7回以上エンチャントすると装備が光り出すという機能も。また12回エンチャントを行うと、装備の輝きも最大になる。
 もう1つの「ラックアップ機能」は、同じ武器を組み合わせることで武器のランクを上げるというもの。ランクを上げることで、ステータス強化や攻撃スピードアップなど付加効果が増えていく。アイテムは強化の他にも、モンスターから手に入れた素材を使って指輪やネックレスなどのアイテムを精製する「アイテム合成」機能も存在する。
 また、各エリアごとに指定されたアイテムの収集を完成させることで、ここでしか入手できない褒賞アイテムがもらえる「エリアコンクエストシステム」も導入されるとのことだ。
 ゲーム紹介をもって本日の説明会は終了。なお、気になる課金についてはアイテム課金を予定しているとのことだ。2月8日から始まるテスター募集では、電撃オンライン枠も用意されているので、興味をもった人は続報に期待してほしい。



コンテンツの充実により、日本でのサービスが決まったという『SUN』。今後も追加のコンテンツはどんどん投入されるようだ。



パーティの盾役にピッタリというバーサーカー。エレメンタリストなどは防御力が低いので守ってあげよう。



移動しながら攻撃ができるヴァルキリーは遠距離戦のエキスパート。韓国で人気があるとのことだ。



強力な魔法を使えるエレメンタリストは、キャラクターの回復や蘇生が行えるので、パーティに1人はほしい存在だ。



クエストをクリアしていくと竜の力が使えるようになるドラゴンナイトは、大器晩成型のキャラクター。バトルゾーンに挑む機会も多そうだ。















バトルに華を添えるスキルは派手なものばかり。スキルによっては特定の武器を装備しないと使えないものや、範囲で複数の敵にダメージを与えるものなどがある。仕掛けやトラップ、モンスターの待ち構えるトラップは、パーティで挑むのがオススメだが、1人でも攻略可能なものが用意されているという。

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データ

■クローズドベータテスト概要
【実施期間】2008年2月25日13:00~3月10日13:00
【テスター募集期間】2008年2月8日12:00~2月18日12:00
※ワールド数1、レベルキャップ30で実施される。

▼『Soul of the Ultimate Nation』
■メーカー:ゲームオン
■対応機種:PC
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:アイテム課金予定
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