2008年3月14日(金)
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前回予告したとおり、今回は今まで作ったステージを電撃オンラインで公開してみたいと思います。 | ||
作ったステージや自分のプレイを音データに変換できるんですよね。 | ||
なので、そういうデータを「自分のサイトで公開!」みたいなこともできるのさ。今回はその辺を紹介していこうと思う次第。 | ||
タイミングがおかしくないですか? | ||
なんで? | ||
今ダウンロードしても、ソフトがないわけですから誰もプレイできないんですよ? | ||
……たまに君はいいことを言うな。 | ||
普通はまずそこを考えるでしょう!? というか「たまに」とは何ですか! | ||
じゃあ、りえぽんがケチをつけてきやがったので、ステージの掲載は発売のタイミングにあわせることにします。苦情はそちらへ。 | ||
「苦情はそちらへ」じゃな~い! | ||
でもまぁ、せっかくなので予習的に音でデータがやり取りできる機能 | ||
結局まだステージを掲載しないことになっても、紹介する内容をまったく変えようとしない村田(仮)さんを別の意味で尊敬します。 | ||
用意するものは、データ受信用にイヤホン、送信用にオーディオミニプラグ。以上。 | ||
準備が簡単なのはいいんですが、いきなり「オーディオミニプラグ」って言われても、読者にはわかりにくいんじゃないですか? | ||
じゃあ、「イヤホンについているようなプラグが両端にあるケーブル」。 | ||
説明の仕方を別にするなら、とりあえずわかりやすいですね。ちなみに家を探しても見つからなかったんですが、これは買うしかないんですか? | ||
うちのPCのスピーカーは、左右をこれでつないでたよ。オーディオ機器の周りを探すと意外と見つかるかもしれない。 | ||
なるほど。 | ||
あとは録音機器も必要なんだけど、これはPCを持っていれば特別なソフトがなくても録音できるので、問題ない。 | ||
私、PCで録音をしたことがないんですけど。 | ||
ゲーム内にヘルプがついているので、初心者でも困ることはないんじゃないかな。ミニプラグの片方をDSのイヤホンジャックに、もう片方をPCの音声入力のところに挿せば準備OK。音声入力用のジャックには、マイクのマークが入っているので、間違えることはないんじゃないかと。 | ||
確かに準備は簡単ですね。 | ||
録音自体も簡単だよ。左下の「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「エンターテイメント」→「サウンドレコーダー」で、WINDOWSにデフォルトで入っている「サウンドレコーダー」が起動する。あとは「●」ボタンで録音して、「■」ボタンで停止するだけ。 | ||
なんか「DSの音データを録音する」と聞くと大変な気がしますが、実は簡単なんですね。 | ||
「サウンドロード」には、ヘルプも用意されている。手順を逐一説明してくれるので、初心者でも迷うことは少ないだろう。 |
ついでなので、ステージまで昇華できなかったギミックを2つほど紹介していきます。 | ||
村田(仮)さんの作るステージは誘爆ブロックを多用しますよね。 | ||
そう言われるのがなんとなく悔しかったので、今回は「エネミーゲート」を使用してみたのです。矢印の方向から敵がいなくなると自動的に破壊されるユニットで、普通は敵を破壊していくんだけど、今回はそれ以外の解決方法を提示してみることにしました。 | ||
「エネミーゲート」を利用したギミック。「あともう一ひねり加えると面白くなりそうなんだけどなぁ(村田(仮))」。 |
誘爆ブロックを爆発させると、跳ね上がった「きばこ」が「エネミーゲート」の上にいく。一時的にであっても下方向に敵がいなくなるので、「エネミーゲート」は爆発するという仕組み。 | ||
なんで使わなかったんですか? | ||
ギミックを生かしたステージが思いつかなかったのさ。今用意したステージなら、直接「きばこ」を壊しても別に問題ないでしょ? | ||
なるほど。というか結局、誘爆ブロックは使っていますよね。 | ||
ユーザーの中でうまい使い方が思いついた人がいたら、ぜひ教えていただきたい次第。 | ||
というか結局、誘爆ブロックは使っていますよね。 | ||
……。 | ||
そういえば、村田(仮)さんのステージはパズル的な要素が強いですよね。 | ||
単純にSTGが得意じゃないからね。プレイしないわけじゃないけど、EASYとかじゃないとクリアできないのさ。だから自分のテクニックを基準にしたステージを作ると、大半の人にとって物足りない難易度になると思った次第。 | ||
だからパズル的なステージにしたわけですか。 | ||
そういうこと。そんな意図なので色々考えてから作っているけど、四角いステージの中に敵を多数配置するだけでもそれなりに楽しめるよ。 | ||
エディット自体は別に難しくも面倒でもないってことですね。でも、そういうことは最初のうちに言っておくべきだったんじゃないですか? | ||
……。 | ||
といったところで今回一番注力したドット絵編ですよ! | ||
村田(仮)さんが注力するポイントって、絶対本筋じゃないんですよね。 | ||
……。まずは絵がないと話にならないわけですが、今回は省略。ドット絵への修正から始めたいと思います。 | ||
どうやって絵を用意するかが、ある意味で一番重要なのではないかと思うんですが。 | ||
そこは各自でがんばってください。そこから始めるとただのイラスト講座になるので。 | ||
それはそうですけどね……。 | ||
そんなわけで今回は「バンガイオー」を書いてみることにしました。ドット絵を用意する時にあると便利なのが方眼紙。ちなみに編集部の近くにある文房具屋では399円(税込)でした。 | ||
なんか本格的っぽいですね。 | ||
まぁ、俺がそれ以外の方法を知らないだけなんだけどね。これを方眼紙のマスにあわせて適当に調整していきます。個人的な好みがあるとは思うけれど、個人的には2mmを1ピクセルと考えるといいかもしれない。 | ||
それだとドットにした時にかなり大きなサイズになるんじゃないですか? | ||
ドット絵で一番大変なのは、イラストをドットになおすことなのさ。その後のドット打ちは単純作業だから、手間を無視すると大きい方が楽に作れる。 | ||
そういうものなんですか。修正するにあたってコツのようなものはありますか? | ||
まず、描く対象の特徴をおさえる。たとえば「バンガイオー」の細かい溝とかまで再現しようと思ったら、できあがるイラストはものすごく大きなサイズになるでしょ? さっきは大きいほうがいいと言ったけど、さすがに限度があるのさ。だから、省略できるところはどんどん省略していく。でも省略しすぎると何が何なのかわからなくなる。 | ||
それで特徴が重要になるわけですね。 | ||
まぁ、ぶっちゃけ人型なら顔さえ再現できれば、たいていは個体識別ができると思う。ディテールをそれらしく再現する方法もあるみたいだけど、僕は知りません。職人の人にでも聞いてみてください。 | ||
……ある意味とてもわかりやすいですね。 | ||
あとは影を意識するとかっこよくなるかも。ディテールを省略していくと全体的にのっぺりした感じになるので、アクセントとして影を入れていくと、なんかそれっぽい感じになるのです。 | ||
村田(仮)が用意したイラスト(画像左)と実際にできたもの(画像右)。本来の遊び方ではないが、少し変わった楽しみ方の1つとして考えてほしい。 |
ドット絵に直したものさえ用意できれば、あとはひたすら単純作業だけなので、楽といえば楽。 | ||
つらいといえば非常につらいわけですね。 | ||
……面倒なことこの上ないからね。 | ||
えっと、できたものがすごいというのはわかるんですが、1ついいですか? | ||
何かな? | ||
これって「ステージ作成」じゃないですよね? | ||
……「ステージエディット機能を使った遊び方」みたいな? ステージエディット機能は、ステージ作成にしか使っちゃいけないって決まりはないし。本筋ではないけれど、「こういう遊び方もあるよ」って紹介にはなっているような気がしないでもない感じ? | ||
でも、ステージじゃないですよね? | ||
じゃあ、次回は今回の絵を使ったステージを作るよ! | ||
いきなりキレないでくださいよ。というか、ドット絵を作るにあたってゲーム的な要素には触れていませんでしたけど、大丈夫なんですか? | ||
大丈夫。1週間考えれば何か思い浮かぶはず。 | ||
それを「大丈夫」とは言わない! | ||
データ
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